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果樹の剪定における基本的なQ&A


Basic Q&A about fruit tree pruning


果樹の剪定に関するいろいろなQ&Aを簡単にまとめています。

Hibiscus

表1 果樹の剪定の基本
剪定は難しいですか? コツがつかめればだれでもできるようになります。
木と草は何が違うのですか? 木は多年生の太くなる幹を持ち、草は持たない。多年生とは、一年以上生きること。
なぜ剪定するのですか? 美しい樹形を保つためと、病害虫を減らす効果があるためです。
剪定で木が大きくならないようにすることができますか? 成長を遅らせることはできます。
剪定の時期はあるのですか? あります。木の種類によって適期が決まっています。
剪定で失敗しないためには? 時期、切り方、切る量にコツがあります。
強い剪定、弱い剪定とは? 強い剪定は木に与えるストレスが大きい剪定です。
庭木の剪定にはどんな種類がありますか? 自然風と仕立てものの2種類があります。
自然樹形はどのようにしてできるのですか? 木の種類で芽の付き方や枝の出方が違うので、成長に応じて特有の形になっていきます。
自然樹形にはどのようなものがあるのですか? 卵形、円錐形、球形、盃形、箒形、不定形、枝垂れ樹形、株立ち、木立性低木、木立性株立ち低木などがあります。
自然風の庭木にする切り方は? 自然な雰囲気になるすかし剪定(間引き剪定)が基本です。切り戻し剪定がメインだと、枝の混み具合は解消されず、萌芽枝によって年々枝が混んでいきます。
仕立てものの庭木の切り方は? マツ、マキ、モッコク、イトヒバなどが伝統的な仕立てものの庭木の代表的なものです。仕立てものをはじめとした人工樹形は、基本的に仕立てた時と同じ樹形を刈り込みで維持するようにします。
枝を切り戻せば木を同じ大きさで維持できますか? できません。切り戻し剪定を繰り返すと樹形も今ひとつになり、花は咲かないばかりか、同じ大きさで維持するのが年々困難になります。つまり、年々大きくなります。一方、すかし剪定(間引き剪定)で切り替え剪定を行えば、木を同じ大きさで長く維持できます。すなわち、切り替え剪定で枝先を引っ込めた場合は、剪定後の枝の伸びも穏やかで、光と風が通って、次の切り替え候補の枝も残せます。
すかし剪定とは何ですか? 自然風な庭木にするための基本の剪定法です。
花木も一般の庭木と同じ剪定でいいのですか? 花をたくさん咲かせることが重要なので、花が咲き終わってすぐに花後剪定をします。


まとめ


上記の表は、一般的な木の剪定について要点だけ書きました。果樹は果実の収穫をメインにしている場合はあまり仕立てものにはしないと思うので、一般的な木の剪定方法を参考にすればよいと思われます。樹勢が大きく上に向いていると実が生らないので、枝を横方向に曲げたりして仕立てますが、その時に行う剪定や、繁ってきた時に行う剪定や、年々行う定期的な剪定において、上記のことは押さえておくべき基本だと思います。ざっと目を通して概要を把握するのに有効です。詳細は身近な詳しい人に訊くとか、成書などしっかりした情報源で調べることを勧めます。









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