カランコエ属の多肉植物「冬もみじ」の栽培
2017年5月19日に多肉植物の冬もみじというものをDCMダイキ ペット&グリーンから買ってきました。税込み213円とお手頃価格でした。カエデのような葉っぱが出てきます。まるで雪の顕微鏡写真みたいです。冬はうまくやれば紅葉するようです。カランコエ属なので、ものすごい繁殖力をイメージしますが、子宝草のようなクローンがいっぱいできるような植物ではないようです。
多肉植物はsucculent plantといいます。succulentは「汁の多い、水気の多い、(サボテンのように)多肉多汁組織の」といいった意味があります。葉っぱや茎、根に特殊な貯水組織が発達している植物で、乾燥している砂漠や山岳地帯で生き残るために変化する姿や色が興味深い植物です。
管理のポイントとしては、日当りと風通しの良い場所に置き、冬は凍らせないことです。また、水捌けのよい土に植えます。水は土が乾いてから1週間〜10日後にたっぷりと遣ります。寄せ植えや水苔を使ったハンギングという楽しみ方もあります。
2017年5月19日

買ってきた多肉植物の冬もみじ。小さい鉢に植えてあります。
2017年5月19日

若葉がもみじのようで特徴的です。でも、冬に紅葉してこそ冬もみじです。
2017年5月19日

日光に当たると、また見え方が変わります。
2017年5月19日

容器を角形で高さがあるものに替えました。
2017年5月19日

培養土を隙間に充塡しました。
2017年5月20日

朝日の差す窓辺に置きました。ここはけっこう暑く(熱く)なるので、しばらく様子を見て判断します。
2017年10月20日

だいぶ成長しました。
2018年1月18日

葉っぱが繁ってきました。ほとんど紅葉していません。
2018年3月6日

紅葉してきましたが、傾いてきました。この時点ではあまり気にしていませんでした。
2018年3月18日

倒れてしまいました。根元付近に異常があるようです。
2018年3月18日

根元の茎が枯れて細くなっています。これが傾いた原因です。枯れてきたので、その下から枝が出てきたと考えれば辻褄が合います。
2018年3月18日

茎を切り離しました。元の株の隣りに挿し木にしてみます。
2018年3月18日

葉っぱ1枚も同じ鉢の中の土に挿してみます。
2018年3月18日

株から出てきている枝は残しておきます。挿し木が失敗した時の保険です。
2018年3月18日

株から1cmぐらいのところに深めに挿しました。葉っぱは端に近いところに1cmほどの深さで挿しました(日蔭になりますが)。このあと水をたっぷりやりました。そして、窓辺に置きました(写真はテーブルの上で撮影したもの)。
2019年1月10日

約10ヶ月後には茎も伸びて大きくなっています。挿し木は成功しました。しかし、株から出て来た芽はすべて枯れました。
2019年1月10日

斜め上から撮影。
まとめ
この冬もみじという多肉植物は、葉っぱの形がカエデに似ているということと、冬の寒暖差の激しい環境下で紅葉しやすいということからこのような名前になったと想像します。子宝草は葉っぱの縁にできたクローンが落ちて、どんどん繁殖していきますが、冬もみじはそういうことはなさそうなので、安心です。大きくなるとちょっとグロテスクになるかもしれないので(個人的に持った印象)、あまり大きくならないようにしたいと思っています。
栽培記録なので、あとは随時更新します。まだ冬は遠いので、ゆっくりとページを充実させて行きます。
2017年10月20日現在、少しずつ大きくなっています。そんなに大きくならない方が見た目にもいいです。
最近、茎が根元から曲がってきていたのですが、2018年3月18日現在、根元付近が枯れてきていることがわかりました。細くなって折れていました。そこで、はさみで切り離して、株の隣りに深めに茎を挿しました。根が出てきてくれることを期待して挿し木という方法をとりました。葉っぱ1枚も挿しました。元々エアープランツのような性質が強いので根が張っていなくてもある程度生きているとは思いますが、根付くかどうか確認したくて挿し木にしました。また、根元付近に出ている小枝3本もそのまま残します。挿し木が失敗しても小枝が育ってくれれば何とかなりそうだからです。このまま様子を見ていきます。
今思えば、子孫を残そうとして枯れた茎の部位より下の方から小枝が出てきたものと考えられます。
2019年1月10日現在、挿し木は成功して、茎が40cm近くまで伸びています。あまり大きくなっても困るので、水やりはほどほどにしたいと思います。
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