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とげなし栗の食害された幹の穴をロウソクで塞ぐ作業とそれから32日後の状況

2014年10月21日に見つけた幹の穴と枝の切断面の穴に殺虫剤を噴霧してからロウソクで塞ぐ作業を行いました。火でロウを溶かしても幹を寝かせることはできないので、穴に溶けたロウを落とすことはできません。そこで、火の点いていないロウソクを物理的に詰め込みました。空気が乾燥していると火事が怖いこともあって、火はほとんど使いませんでした。それから32日後(正月休み中)の経過も観察しました。その概要を以下に示しています。

2018年12月1日16:38

とげなし栗の食害された幹の箇所
とげなし栗の食害された幹の箇所

幹に空いていた穴から41日後におがくずが排出されて固められていました。やはり中にカミキリムシか何かの幼虫が生きているようで、巣ができていました。

2018年12月1日16:38

とげなし栗の食害された幹の箇所
とげなし栗の食害された幹の箇所

おがくずを取り除きました。このあと、スプレー式殺虫剤(アースジェット)を吹き込みました。

2018年12月2日12:25

とげなし栗の食害された幹の箇所
とげなし栗の食害された幹の箇所

仏壇からロウソクを持ってきて。穴にねじ込みました。そして、ロウソクの紐に火をつけて軽く炎を当てました。

2018年12月2日12:25

とげなし栗の食害された幹の箇所
とげなし栗の食害された幹の箇所

2つ目の穴もおがくずが袋状に固められて巣ができていました。1箇所目と同様、おがくずを落として、穴にアースジェットを吹き込んで、ロウソクを穴にねじ込みました。

2018年12月2日12:25

とげなし栗の食害された幹の箇所
とげなし栗の食害された幹の箇所

3つ目の穴もおがくずが袋状に固められて巣ができていたので、同様におがくずを落として、穴にアースジェットを吹き込んで、ロウソクを穴にねじ込みました。

2018年1月3日7:54

とげなし栗の食害された幹の修復箇所
とげなし栗の食害された幹の修復箇所

1つ目の修復箇所の32日後の状態。虫は表面に出てきた痕跡もありませんし、新しい穴もできていません。よって、虫は殺虫剤で退治できていたと見てもよいかもしれません。中で活動中ということもないとは言えませんが、たぶん大丈夫でしょう。

2018年1月3日7:54

とげなし栗の食害された幹の修復箇所
とげなし栗の食害された幹の修復箇所

2つ目の修復箇所の32日後の状態。1箇所目と同様、虫は殺虫剤で退治できていると考えられます。

2018年1月3日7:54

とげなし栗の食害された幹の修復箇所
とげなし栗の食害された幹の修復箇所

3つ目の修復箇所の32日後の状態。1箇所目、2箇所目と同様、虫は退治できているようです。

2018年1月3日7:54

とげなし栗の食害された幹の修復箇所
とげなし栗の食害された幹の修復箇所

1つ目の修復箇所(上)と2つ目の修復箇所(下)。

2018年1月3日7:54

とげなし栗の食害された幹の修復箇所
とげなし栗の食害された幹の修復箇所

3つ目の修復箇所。


これまでのまとめと今後の予定

今回、とげなし栗の実生からとげのある栗ができました。発芽から4年経って初めて生りました。しかも、けっこうたくさん生りました。2019年はもっと期待できると思っていた矢先、思わぬ強敵が現れました。無農薬でやっているので仕方ないですが、やはり枝が混み合わないように注意しながら、幹や枝を見える範囲でまめにチェックすべきだと痛感しました。

栗の木は害虫でやられやすいし、台風でも折れやすいです。でも、栗の実は美味しいので栽培はやめられません。とげなし栗の実生から「とげあり栗」ができましたが、まだあまりよくわかっていないので、2019年はもっと詳細に調べてみようと思っています。







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