トップページ > 果樹の栽培記録 > 柿 > 2016年は豊作だった名前のわからない大きな柿 > 柿 > 見た目に大差ない2個の甘さの比較
見た目に大差ない2個の外観、果肉の様子、種の数、条紋と甘さの関係を検討
3個目の柿は295gで、割ってみると種が4個入っていました。また、蔕(へた)の付いている部分のまわりに同心円に近い形で条紋が入っています。果実を包丁で割ってみると、見た目にほとんど同じの290gのNo.2の種の数2個より2個多い4個入っていました。これらの外観と甘さの関係を考察しました。
2016年11月20日

295gの大きな柿。5個のうち2番目に大きい柿です。
2016年12月5日

野菜室に入れて半月経過しました。かなり軟らかくなっている部分があるので、もう食べることにしました。
2016年12月5日

萼(がく)のある側。実に残ってついている萼(がく)は蔕(へた)ともいいます。この場合、どちらを使ったらいいのかちょっと迷います。
2016年12月5日

蔕(へた)の部分をゆっくりと引っ張って取り外しました。うちで採れる富有柿と違って黒くなっていなくてきれいです。
2016年12月5日

条紋が入っているので甘そうです。
2016年12月5日

穴の部分から皮を剝いてみましたが、なかなかうまくいきません。
2016年12月5日

ゼリー状になっているところは腐っているわけではありません。熟し過ぎです。
2016年12月5日

別の角度から撮影。きれいな果肉です。
2016年12月5日

皮にはβカロテンが豊富に入っています。皮を剝かずにかじってもいいのでしょうが、剥いてたべることにしました。皮はベランダのプランターの土に置きました。土に戻します。
2016年12月5日

包丁で割ってみました。ゴマがぎっしり入っています。包丁を入れた時に種に当たって、種が押し込まれて横になっています。果肉が軟らかいことがわかります。
2016年12月5日

見えている種2個を取り除きました。
2016年12月5日

この柿にはゴマがたくさん入っていました。また、種は食べる前に撮り出した2個と、食べる時に出てきた種がさらに2個、合計4個ありました。種はプランターに蒔きました。
まとめ
2個目(290g)の柿は果肉の中のゴマの局所濃度は高く、黒っぽくなっていたのですが、この3個目(295g)の方が全体的なゴマの量は多いと感じます。種がNo.2より2個多い4個入っていたことと矛盾しません。食べてみると、この3個目の柿は1個目、2個目と同じくとても甘くて美味しかったです。でも、あえて順番を付けるなら、
です。私の感覚では、大きくて種が多い方が美味しいと思います。ただ、同じ大きさで同じくらいの熟れ具合だった場合、種の数は果実を割ってみないとわかりません。まあ、実際は言うほど差はありません。つまり、No.3とNo.2はどちらも美味しかったです。ただ、No.1も同じように甘かったのですが、少しだけ渋味が残っている部分がありました。それはゴマが入っていない部分(蔕(へた)に近い部分)です。このように、ゴマがあまり入っていない個体はほんの少しだけ渋い感じがすることはあります。でも、気にならないレベルです。そういう意味では食べ頃は軟らかくなってきたかどうかで判断するのが確実といえます。あと、もしかしたら、蔕の付いている側の表皮の条紋でも判断できるかもしれません。No.3とNo.2はどちらも条紋がくっきり入っていますが、No.1はあまり入っていないように感じます。
今年収穫した最後の2個、虎の子の250gのNo.4と300gのNo.5がまだ残っているので、さらに観察・検証・考察を進めます。
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