2021年と2022年に保護したスッポンの幼体のデータ

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2021年〜2022年に保護したスッポンの幼体の個別データ

2021年と2022年に保護したスッポンの幼体をある程度まで飼育してからリリースします。それらのスッポンのデータです。

2021年に保護した赤ちゃんスッポンの個別データ

毎年稲作シーズンに水位の上がった用水路の上流にスッポンが産卵します。そして赤ちゃんスッポンが孵化します。孵化した頃に稲刈りシーズンとなっていて、用水路の水位が下げられます。それによって赤ちゃんスッポンは行き場を失います。そのような赤ちゃんスッポンを保護して飼育して、ある程度育ったらリリースするという活動を個人で行なっています。以下に2021年10月13日までに保護した赤ちゃんスッポンのデータを示します。


個体番号(No.)
保護年月日
2021年保護分の通算匹数、保護場所、保護時の甲長など
No.30
2021年7月28日18:07
2021年1匹目。場所H。甲長2.9cm(2021年10月17日昼前にリリース。リリース時の甲長は4.8cm)
No.31
2021年7月29日17:40
2021年2匹目。場所H。甲長4.1cm(2021年10月17日昼前にリリース。リリース時の甲長は5.0cm)
No.32
2021年8月20日17:26
2021年3匹目。場所A。甲長2.8cm(2022年8月9日昼前にリリース)
No.33
2021年8月23日18:15
2021年4匹目。場所F。甲長2.7cm(2022年8月9日昼前にリリース)
No.34
2021年8月24日17:28
2021年5匹目。場所B。甲長3.3cm(2021年10月17日昼前にリリース。リリース時の甲長は5.1cm)
No.35
2021年8月31日15:50
2021年6匹目。場所D。甲長3.5cm(2021年10月17日昼前にリリース。リリース時の甲長は4.4cm)
No.36
2021年9月2日18:20
2021年7匹目。場所B。甲長4.9cm(2021年10月17日昼前にリリース。リリース時の甲長は5.2cm)
No.37
2021年9月5日8:45
2021年8匹目。場所B。甲長2.8cm(へその緒消えたばかり?)(2022年8月9日昼前にリリース)
No.38
2021年9月5日11:46
2021年9匹目。場所F。甲長4.0cm(2021年10月17日昼前にリリース。リリース時の甲長は4.5cm)
No.39
2021年9月6日11:31
2021年10匹目。場所E。甲長3.0cm(へその緒消えたばかり?)(2022年8月9日昼前にリリース)
No.40
2021年9月7日11:44
2021年11匹目。場所C。甲長3.1cm(2022年8月9日昼前にリリース)
No.41
2021年9月7日11:50
2021年12匹目。場所D。甲長2.9cm(へその緒あり)(2022年8月9日昼前にリリース)
No.42
2021年9月9日11:35
2021年13匹目。場所I。甲長2.6cm(へその緒あり)(2022年8月9日昼前にリリース)
No.43
2021年9月9日11:47
2021年14匹目。場所H。甲長3.4cm(2022年8月9日昼前にリリース)
No.44
2021年9月9日11:53
2021年15匹目。場所J。甲長3.3cm(2022年8月9日昼前にリリース)
No.45
2021年9月9日11:53
2021年16匹目。場所J。甲長2.7cm(へその緒あり)(2022年8月9日昼前にリリース)
No.46
2021年9月11日17:43
2021年17匹目。場所B。甲長3.2cm(2022年8月9日昼前にリリース)
No.47
2021年9月13日17:48
2021年18匹目。場所B。甲長2.6cm(2022年8月9日昼前にリリース)
No.48
2021年9月14日17:18
2021年19匹目。場所H。甲長3.1cm(2022年8月9日昼前にリリース)
No.49
2021年9月15日17:39
2021年20匹目。場所B。甲長3.2cm(2022年8月9日昼前にリリース)
No.50
2021年9月16日11:40
2021年21匹目。場所E。甲長3.2cm(2022年8月9日昼前にリリース)
No.51
2021年9月16日18:04
2021年22匹目。場所C。甲長3.3cm(2022年8月9日昼前にリリース)
No.52
2021年9月17日7:05
2021年23匹目。場所H。甲長2.9cm(2022年8月9日昼前にリリース)
No.53
2021年9月21日11:40
2021年24匹目。場所J。甲長2.5cm(へその緒消えたばかり?)(2022年8月9日昼前にリリース)
No.54
2021年9月27日13:29
2021年25匹目。場所H。甲長3.1cm(2022年8月9日昼前にリリース)
No.55
2021年10月2日17:25
2021年26匹目。場所G。甲長3.7cm(2022年8月9日昼前にリリース)
No.56
2021年10月5日11:34
2021年27匹目。場所H。甲長2.4cm(2022年8月9日昼前にリリース)
No.57
2021年10月5日11:56
2021年28匹目。場所J。甲長2.6cm(2022年8月9日昼前にリリース)
No.58
2021年10月5日17:25
2021年29匹目。場所L。甲長3.0cm(2022年8月9日昼前にリリース)
No.59
2021年10月6日11:00
2021年30匹目。場所J。甲長3.2cm(2022年8月9日昼前にリリース)
No.60
2021年10月9日11:35
2021年31匹目。場所H。甲長3.2cm(2022年8月9日昼前にリリース)
No.61
2021年10月12日16:45
2021年32匹目。場所H。甲長3.1cm(2022年8月9日昼前にリリース)
No.62
2021年10月13日11:40
2021年33匹目。場所H。甲長2.8cm(2022年8月9日昼前にリリース)


2022年に保護した赤ちゃんスッポンの個別データ

以下に2022年4月27日から10月4日までの間に保護した赤ちゃんスッポンのデータを示します。


個体番号(No.)
保護年月日
2022年保護分の通算匹数、保護場所、保護時の甲長など
No.63
2022年4月27日17:48
2021年秋に生まれたか、殻の中で冬眠して2022年春に出てきたと思われる34匹目の赤ちゃんスッポン。33匹目までの10匹前後と同じグループに分類されると考えれる。上表の前半部分のスッポンたちより小柄であるため(同じ親が産んだ卵から孵化した小柄なグループで、時間差もあるので)前半のスッポンの親とは異なると考えられる。サギ類や獣もやってくる汚い側溝の水溜りで半年生き抜いた末、2022年4月27日17:48に発見、保護された。場所K。甲長3.1 cm。2022年8月10日現在、四肢の3本目の爪が不完全というか正常に生えていない感じであることが判明。右手の2本目の爪が折れていたので、すべての手足をチェックしていてわかった。2022年11月19日朝現在の甲長4.5cm。2024年5月14日朝現在(飼育748日目)の甲長8cm。
No.64
2022年5月18日17:27
2021年秋に生まれたか、殻の中で冬眠して2022年春に出てきたと思われる35匹目の赤ちゃんスッポン。33匹目までの10匹前後および34匹目と同じグループに分類されると考えれる。上表の前半部分のスッポンたちより小柄だけれども34匹目より大きいのは個体差と考えるのが妥当。サギ類や獣もやってくる汚い側溝の水が残っているエリア(民家のところ)でほぼ7ヶ月生き抜いた結果、2022年5月18日17:27に発見、保護された。場所H。甲長3.5 cm。触った感じでは丸々太っている。よく噛み付く元気な個体。
No.65
2022年6月20日17:22
2021年秋に生まれたと思われる36匹目の赤ちゃんスッポン。これまでのスッポンとは模様が少し異なるので、33匹目までの10匹前後および34匹目と同じグループとは違う系統の可能性もありますが、実際のところは他の場所から来るのは物理的に無理があるので単純に個体差なのかもしれません。サギ類や獣もやってくる汚い側溝の水が残っているエリア(民家のところ)で8ヶ月前後生き抜いた結果、2022年6月20日17:22に私に発見され保護。場所H。甲長4.0 cm。かなり色黒。触った感じでは丸々太っている。首を後方に伸ばしてよく噛み付こうとする元気な個体。
No.66
2022年7月31日17:19
2022年6月に産み落とされた卵から7月下旬に孵化したと思われる1匹目の赤ちゃんスッポン。これまで保護した赤ちゃんスッポンの中では最も小さい甲長2.6cmの個体。田んぼの中干しのため用水路の水位が下げられて支流の水がなくなってきたことにより、2022年7月31日17:19にサギ類や獣もやってくる民家のエリアの汚い側溝の水が残っている浅いところで保護。場所H。甲長2.6 cm。へその緒がまだ残っているようにも消えて間もないようにも見えるので、孵化後1週間ぐらい経過しているように見える。手のひらの中でじっとしているおとなしい個体。
No.67
2022年7月31日17:59
2022年6月に産み落とされた卵から7月下旬に孵化したと思われる2匹目の赤ちゃんスッポン。これまで保護した赤ちゃんスッポンの中では普通サイズの甲長3.0cmの個体。No.66同様に田んぼの中干しのため用水路の水位が下げられて支流の水がなくなってきたエリアで、2022年7月31日17:59に保護。サギ類や獣もやってくる民家のエリアの汚い側溝の大きい水溜りの浅いところ。場所H。甲長3.0 cm。へその緒がまだ残っているようにも消えて間もないようにも見えるので、孵化後1週間ぐらい経過しているように見える。No.66との大きさの違いは、孵化後の成長と元々の卵の大きさの両方が関係していると考えられる。首を後方に伸ばしてよく噛み付こうとする元気な個体。
No.68
2022年8月3日17:33
2022年6月に産み落とされた卵から7月下旬に孵化したと思われる3匹目の赤ちゃんスッポン。これまで保護した赤ちゃんスッポンの中では普通サイズの甲長3.0cmの個体。No.67同様に田んぼの中干しのため用水路の水位が下げられて支流の水がなくなってきたエリアで、2022年8月3日17:33に保護。サギ類や獣もやってくる民家のエリアの汚い側溝の大きい水溜りのアナカリスが生えた浅いところにいた。場所D。甲長3.0 cm。へその緒がまだ残っているようにも消えて間もないようにも見えるので、孵化後1週間以上は経過しているように見える。No.66との大きさの違いは、孵化後の成長と元々の卵の大きさの両方が関係していると考えられる。わりとおとなしい個体。
No.69
2022年8月3日17:54
2022年6月中旬〜下旬に産み落とされた卵から8月になって孵化したと思われるまだヨークサックが付いていた部分(へその緒)がある1匹目の赤ちゃんスッポン。No.68がいた用水路とは産卵場所が別系統なので、No.68と兄弟ということはほぼありえない赤ちゃんスッポン。これまで保護した赤ちゃんスッポンの中では最も小さい部類になる甲長2.7cmの個体。No.66〜No.68同様、田んぼの中干しのため用水路の水位が下げられて支流の水がなくなってきたエリアで、No.66〜No.68がいた場所からは100メートルほど離れた別系統の用水路で2022年8月3日17:54に保護。そこは獣が獲物を嗅ぎ回る民家のエリアの汚い側溝。No.70, No.71同様、日照りで水溜りがなくなった時に泥から出て来て移動を始めて途中で泥に潜って隠れていた。足跡を辿って足跡が消えたところを棒で掘り起こしたら泥だらけで出た来た。場所L。甲長2.7cm。No.70, No.71同様、へその緒がまだ残っているので、孵化後3日以内と考えられる。つまり、8月1日〜3日あたりで孵化したと考えられるNo.70, No.71と兄弟と見てほぼ間違いない。産卵場所は保護場所から近いかもしれない。8月17日現在、へその緒は消えていた(いつ消えたかは不明)。2022年11月19日朝現在の甲長4.7cm。
2024年5月11日に最も小さい仲間の1匹(No.71)を日光浴中に失ってしまった。飼育647日目だった。No.69の2024年5月13日現在(飼育649日目)の甲長6.3cm。
No.70
2022年8月3日18:17
No.69同様、2022年6月中旬〜下旬に産み落とされた卵から8月になって孵化したと思われるまだヨークサックが付いていた部分(へその緒)がある2匹目の赤ちゃんスッポン。No.68がいた用水路とは産卵場所が別系統なので、No.68と兄弟ということはほぼありえない赤ちゃんスッポン。これまで保護した赤ちゃんスッポンの中では最も小さい部類になる甲長2.6cmの個体。No.69が保護された場所から2メートルぐらいしか離れていない場所で、2022年8月3日18:17に保護。No.69, No.71同様、民家のエリアの汚い側溝で日照りのため水溜りがなくなった時に泥から出て来て移動を始めて、途中で泥に潜って隠れていた個体。足跡を辿って足跡が消えたところを棒で掘り起こしたら泥だらけで出た来た。場所L。甲長2.6cm。No.69, No.71同様、へその緒がまだ残っているので、孵化後3日以内ぐらいと考えられる。つまり、8月1日〜3日あたりで孵化したと考えられるNo.69, No.71と兄弟と見てほぼ間違いない。産卵場所は保護場所から近いかもしれない。8月17日現在、へその緒は消えていた(いつ消えたかは不明)。2022年11月19日朝現在の甲長4.8cm(甲羅の最後部が少し反り返って捲れているため正確ではない)。
2024年5月11日に最も小さい仲間の1匹(No.71)を日光浴中に失ってしまった。飼育647日目だった。No.70の2024年5月13日現在(飼育649日目)の甲長は約7.2cm(背甲の後部の端がめくれているので正確には測れないため大まかな実測値7cmに0.2cm足した推定値)。
No.71
2022年8月3日18:18
No.69, No.70同様、2022年6月中旬〜下旬に産み落とされた卵から8月になって孵化したと思われるまだヨークサックが付いていた部分(へその緒)がある3匹目の赤ちゃんスッポン。No.68がいた用水路とは産卵場所が別系統なので、No.68と兄弟ということはほぼありえない赤ちゃんスッポンだが、No.69, No.70とは兄弟とみてほぼ間違いない個体。これまで保護した赤ちゃんスッポンの中では最も小さい部類になる甲長2.7cmの個体。No.70が保護された場所から1メートルぐらいしか離れていない場所で、2022年8月3日18:18に保護。No.69, No.70同様、民家のエリアの汚い側溝で日照りのため水溜りがなくなった時に泥から出て来て移動を始めて、途中で泥に潜って隠れていた個体。足跡を辿って足跡が消えたところを棒で掘り起こしたら泥だらけで出た来た。場所L。甲長2.7cm。No.69, No.70同様、へその緒がまだ残っているので、孵化後3日以内と考えられる。つまり、8月1日〜3日あたりで孵化したと考えられるNo.69, No.70と兄弟と見てほぼ間違いない。産卵場所は保護場所から近いかもしれない。8月17日現在、へその緒は消えていた(いつ消えたかは不明)。2022年11月19日朝現在の甲長4.7cm。2024年5月11日に日光浴中に事故。死亡。飼育647日目の窓辺。2時間未満。3匹(NO.69, No.70, No.71)のうち、最も小さかった。甲長は2023年12月30日朝現在の甲長5.4cmまでは測っていた。大きさは現在もそれほど変わっていなかった。
No.72
2022年8月4日18:05
2022年6月に産み落とされた卵から7月下旬に孵化したと思われるNo.66, No.67, No.68と同系統の4匹目の赤ちゃんスッポン(No.69, No.70, No.71がいた場所とは別系統なのでそちらの系統の4匹目ではない!)。これまで保護した赤ちゃんスッポンの中では最小レベルのサイズの甲長2.6cmの個体。No.66, No.67, No.68同様に田んぼの中干しのため用水路の水位が下げられて支流の水がなくなってきたエリアで発見。しかし、それら4匹の中では最下流域で2022年8月4日18:05に保護。水が少なくなったコンクリートの上で側壁のところにいた。場所K。甲長2.6 cm。へその緒がまだかすかに残っているように見えるので、孵化後1週間は経っていないと考えられる。No.66と甲長は同じのわりとおとなしい個体。
No.73
2022年8月5日6:55
2022年6月に産み落とされた卵から7月下旬に孵化したと思われるNo.66, No.67, No.68, No.72と同系統の5匹目の赤ちゃんスッポン(No.69, No.70, No.71がいた場所とは別系統なのでそちらの系統の4匹目ではない)。これまで保護した赤ちゃんスッポンの中では最小レベルのサイズの甲長2.6cmの個体。No.66, No.67, No.68, No.72同様に田んぼの中干しのため用水路の水位が下げられて支流の水がなくなってきたエリアで発見。2022年8月5日6:55に保護。住宅地の水の浅いところの泥の上にいた。場所D。甲長2.6 cm。へその緒の痕跡はもうない感じだけれども、腹甲が柔らかくて痩せている。背甲が黒っぽい。No.66, No.72と甲長は同じ。わりと激しい性格で、手のひらを噛んだりしていた。でも痛くない。
No.74
2022年8月5日17:43
2022年6月に産み落とされた卵から7月下旬に孵化したと思われるNo.66, No.67, No.68, No.72, No.73と同系統の6匹目の赤ちゃんスッポン(No.69, No.70, No.71がいた場所とは別系統なのでそちらの系統の4匹目ではない)。これまで保護した赤ちゃんスッポンの中では最小レベルのサイズの甲長2.7cmの個体。No.66, No.67, No.68, No.72, No.73同様に田んぼの中干しのため用水路の水位が下げられて支流の水がなくなってきたエリアで発見。2022年8月5日17:42~43頃に保護。住宅地の水位が増した側溝のアナカリスの上にいたところを網で掬ったら咄嗟に逃げようとしたけれども入っていた。場所F。甲長2.7 cm。へその緒の痕跡はもうなかった。背甲が黒っぽい。No.66, No.72と甲長は同じ。わりと激しい性格で、手のひらを噛んだりしていた。でも痛くない。
No.75
2022年8月6日6:51
2022年6月に産み落とされた卵から7月下旬に孵化したと思われるNo.66, No.67, No.68, No.72, No.73, No.74と同系統の7匹目の赤ちゃんスッポン(No.69, No.70, No.71がいた場所とは別系統なのでそちらの系統の4匹目ではない)。これまで保護した赤ちゃんスッポンの中では大きい方のサイズの甲長3.0cmの個体。No.66, No.67, No.68, No.72, No.73, No.74同様に田んぼの中干しのため用水路の水位が下げられて支流の水がなくなってきたエリアで発見。2022年8月6日6:51頃に保護(デジカメの時刻は実際よりも2分進んでいるけれども記録されたままの時刻を記載)。住宅地の水位が増した側溝の側壁に沿って水面近くを上流方向に泳いでいるところを網で保護(大きい魚や大きいスッポンが上がって来ているため狭くて隠れ場所も少ない側溝では水位が高い分捕食される可能性大で、下流では大きいライギョとナマズとコイがうじゃうじゃいるため水位が上がると上流まで上がって来て赤ちゃんスッポンは一日持たないと思われるため)。場所D。甲長3.0cm。へその緒の痕跡はもうなかった。背甲が黒っぽい。No.67, No.68と甲長は同じ。わりと激しい性格で、網を噛んだり、手のひらを噛んだりしていた。
No.76
2022年8月6日12:02
2022年6月に産み落とされた卵から7月下旬に孵化したと思われるNo.66, No.67, No.68, No.72, No.73, No.74, No.75と同系統の8匹目の赤ちゃんスッポン(No.69, No.70, No.71がいた場所とは別系統なのでそちらの系統の4匹目ではない)。これまで保護した赤ちゃんスッポンの中では最小のサイズの甲長2.6cmの個体。田んぼの中干しが終わって水位が上げられた用水路で側壁に沿って水面付近を泳いでいるところを発見。2022年8月6日12:02頃に保護。場所J。甲長2.6cm。へその緒が付いているので生まれて間もない感じの幼体。背甲が明るめの色。No.67, No.68, No.75と甲長は同じ。おとなしい性格。
No.77
2022年8月6日12:07
2022年6月に産み落とされた卵から7月下旬に孵化したと思われるNo.66, No.67, No.68, No.72, No.73, No.74, No.75, No.76と同系統の9匹目の赤ちゃんスッポン(No.69, No.70, No.71がいた場所とは別系統なのでそちらの系統の4匹目ではない)。甲長2.8cmの個体。田んぼの中干しが終わって水位が上げられた用水路の上流の側溝エリアで発見。2022年8月6日12:07頃にアナカリスの上にいるところを保護。場所F。甲長2.8cm。へその緒の痕跡はもうなかった。背甲が黒っぽくて、わりと激しい性格で、No.73, No.74, No.75とよく似ている。
No.78
2022年8月11日11:44
2022年6月下旬ぐらいに産み落とされた卵から8月上旬頃に孵化したと思われる10匹目の赤ちゃんスッポン。No.66, No.67, No.68, No.72, No.73, No.74, No.75, No.76, No.77がいたところと同系統の用水路で、No.69, No.70, No.71がいた場所とは別系統。甲長2.7cmの個体。田んぼの中干しが終わって水位が上げられた用水路の上流の側溝エリアで発見。2022年8月11日11:44頃に住宅地の側溝の最上流部で側壁の角の部分をよじ登っているところを真上から見下ろしながら網で掬って保護。場所A。甲長2.7cm。へその緒は消えたばかりのように見えた。No.78, No.79, No.80は兄弟の可能性が高いと思われる。
No.79
2022年8月11日11:47
2022年6月下旬頃に産み落とされた卵から8月上旬に孵化したと思われる11匹目の赤ちゃんスッポン。No.66, No.67, No.68, No.72, No.73, No.74, No.75, No.76, No.77, No.78がいたところと同系統の用水路で、No.69, No.70, No.71がいた場所とは別系統。甲長2.9cmの個体。田んぼの中干しが終わって水位が上げられた用水路の上流の側溝エリアで発見。2022年8月11日11:47頃に水面付近の側壁で横になって休んでいるところを保護。場所F。甲長2.9cm。へその緒は消えたばかりのように見えた。No.78, No.79, No.80は兄弟の可能性が高いと思われる。
No.80
2022年8月11日11:55
2022年6月下旬頃に産み落とされた卵から8月上旬に孵化したと思われる12匹目の赤ちゃんスッポン。甲長3.0cmの個体。No.66, No.67, No.68, No.72, No.73, No.74, No.75, No.76, No.77, No.78, No.79がいたところと同系統の用水路で、No.69, No.70, No.71がいた場所とは別系統。田んぼの中干しが終わって水位が上げられた用水路の上流の側溝エリアで発見。2022年8月11日11:55頃にNo.79がいた場所から3メートルほど上流の水面付近の側壁で横になって休んでいるところを保護。場所F。甲長3.0cm。へその緒は消えたばかりのように見えた。No.78, No.79, No.80は兄弟の可能性が高いと思われる。
No.81
2022年8月13日11:26
2022年6月下旬から7月上旬頃に産み落とされた卵から8月中旬に孵化したと思われる13匹目の赤ちゃんスッポン。甲長3.0cmの個体。No.66, No.67, No.68, No.72, No.73, No.74, No.75, No.76, No.77, No.78, No.79, No.80がいたところと同系統の用水路で、No.69, No.70, No.71がいた場所とは別系統。田んぼの中干しのためか8月12日から水位が下げられた用水路の上流の側溝エリアで発見。2022年8月13日11:26頃にNo.63がいた場所から1メートルほど下流の水面付近の側壁に沿って下流方向に泳いでいるところを発見。私に気づいて止まって、10cmほど下に潜って止まったところを保護。場所K。甲長3.0cm。へその緒はまだあったので孵化後0〜3日ぐらいと思われる。へその緒がまだあるので生まれて間もないのに甲長が3.0cmもあるということから、元々の卵が大きかったのではないかと思われる。No.78, No.79, No.80とは兄弟の可能性が高いと思われる。
No.82
2022年8月15日17:56
2022年6月下旬から7月上旬頃に産み落とされた卵から8月中旬に孵化したと思われる14匹目の赤ちゃんスッポン。甲長3.1cmの個体。No.66, No.67, No.68, No.72, No.73, No.74, No.75, No.76, No.77, No.78, No.79, No.80, No.81がいたところと同系統の用水路で、No.69, No.70, No.71がいた場所とは別系統。8月13日から水位が上げられた用水路の上流にさしかかろうとする側溝エリアで発見。2022年8月15日17:56頃にNo.81がいた場所から15メートルほど下流の水面付近の側壁に沿って下流方向に泳いでいるところを発見。私に気づいて水面に止まったところを網で保護。場所はKとLの間でLに近い民家の入り口のところ。甲長3.1cm。へその緒はもうなかったので孵化後1週間以上は経過していると思われる。そうであれば甲長3.1cmはまあありえる値。No.78, No.79, No.80, No.81とは兄弟の可能性が高いと思われる。
No.83
2022年8月16日11:59
2022年6月下旬から7月上旬頃に産み落とされた卵から8月中旬に孵化したと思われる15匹目の赤ちゃんスッポン。甲長3.0cmの個体。No.66, No.67, No.68, No.72, No.73, No.74, No.75, No.76, No.77, No.78, No.79, No.80, No.81, No.82がいたところと同系統の用水路で、No.69, No.70, No.71がいた場所とは別系統。8月13日から水位が上げられた用水路の上流の側溝エリアで発見。2022年8月16日11:59頃にNo.82がいた場所から100メートルほど上流の水面の側壁に頭を上流方向に向けて横向きに止まっているところを発見、網で保護。場所D。甲長3.0cm。へその緒はもうなかったので孵化後1週間以上は経過していると思われる。そういう意味では甲長3.0cmは妥当な値。No.78, No.79, No.80, No.81, No.82とは兄弟の可能性が高いと思われる。
No.84
2022年8月17日14:14
2022年6月下旬から7月上旬頃に産み落とされた卵から8月中旬に孵化したと思われる16匹目の赤ちゃんスッポン。甲長3.1cmの個体。No.66, No.67, No.68, No.72, No.73, No.74, No.75, No.76, No.77, No.78, No.79, No.80, No.81, No.82, No.83がいたところと同系統の用水路で、No.69, No.70, No.71がいた場所とは別系統。8月13日から水位が上げられた用水路の上流の側溝エリアで発見。2022年8月17日14:14頃にNo.83がいた場所から50メートルほど下流の浅いところの砂の上に隠れるようにじっとしているところを発見、素手で保護。場所H。甲長3.1cm。へその緒はもうなかったので孵化後1週間以上は経過していると思われる。そういう意味では甲長3.1cmは妥当な値。No.78, No.79, No.80, No.81, No.82, No.83とは兄弟の可能性が高いと思われる。
No.85
2022年8月24日17:32
2021年秋に孵化したと思われる37匹目(No.85)のスッポン幼体。甲長4.7cmの個体。No.64, No.65と同じカテゴリーに属すると考えられる。今日は少し水位が下げられていたので、浅い砂場のスロープのところにいたのを素手でキャッチ。場所H。甲長4.7cm。No.63, No.64, No.65とは兄弟の可能性がないとは言えない。
No.86
2022年10月4日11:40
2022年9月下旬に孵化した1匹目(No.86)のスッポン幼体。甲長2.7cmの個体。No.69, No.70, No.71と同じカテゴリーに属すると考えられる。9月26日から用水路の水位が下げられていたので、小さくなってきた水溜りの泥水の中から顔と背中が見えた。デジカメで写真を撮ろうとしたら隠れたので網で泥ごと掬ったら入っていた。背中に褐色の土がこびり付いていた。場所L。No.69, No.70, No.71とは時期が異なるので兄弟の可能性は低いと思われる。2022年11月19日朝現在の甲長4.0cm。2024年5月13日朝現在(飼育587日目)の甲長10cm。


2024年に保護した赤ちゃんスッポンの個別データ

以下に2024年9月24日以降に保護した赤ちゃんスッポンのデータを示します。


個体番号(No.)
保護年月日
2024年保護分の通算匹数、保護場所、保護時の甲長など
No.87
2024年9月24日10:07
2024年夏に生まれたと思われる2024年1匹目の赤ちゃんスッポン。2024年9月24日10:07に発見、保護された。場所H。甲長3.2 cm。小さいヒルが6匹吸い付いていた。
No.88
2024年9月29日10:40
2024年夏に生まれたと思われる2024年2匹目の赤ちゃんスッポン。2024年9月29日10:40に発見、保護された。場所E。甲長3.0 cm。小さいヒルが2匹吸い付いていた。甲羅の最後部の左側が歪んでいるのが特徴。
No.89
2024年9月29日12:55
2024年夏に生まれたと思われる2024年3匹目の赤ちゃんスッポン。2024年9月29日12:55に発見、保護された。場所E。甲長3.0 cm。小さいヒルが33匹吸い付いていた。
No.90
2024年9月29日13:04
2024年夏に生まれたと思われる2024年4匹目の赤ちゃんスッポン。2024年9月29日13:04に泥水の中で発見、保護された。場所L。甲長2.8 cm。ヒルは吸い付いていなかった。


結果と考察(2021年10月10日現在)

以前、スッポンのメスから出てきた卵を無線LANのルーターの上で30℃前後で穏やかに加熱していたら47日後に孵化しました。そこで、今回保護した赤ちゃんスッポンが47日前後で孵ったと仮定して逆算すると、用水路が堰き止められた6月7日以降の数日間、7月上旬、田んぼの中干しが始まる7月25日夕方の直前、田んぼの中干しが終わった8月6日の直後あたり、盆明けぐらいの頃が可能性として挙げられます。

また、稲刈りのため田んぼの水が抜かれた9月24日の直前(9月23日)に仮に卵が産み落とされたと仮定すると、47日後に孵化するとなると11月9日になります。田んぼの中干しが終わった8月6日の47日後に孵化するとなると9月23日になります。よって、9月23日〜11月9日の間に赤ちゃんスッポンが用水路にひょっこり現れる(すなわち、生まれてすぐのまだへその緒があるものと、生まれて日にちが経ってへその緒がすでに消えているものの両方が現れる)可能性があります。へその緒は1週間前後で消えます。今日10月10日現在から11月9日まではあと1ヶ月あります。その間は赤ちゃんスッポンが取り残されていないか用水路を注意深く観察しておく必要がありそうです。

結果と考察(2022年4月27日現在)

上の表のNo.63の赤ちゃんスッポンは2022年4月27日の夕方、場所Kの水の浅いところのコンクリートの上にポツンといました。私の方を見上げていましたが、下りていくとキュッと縮こまってしまいました。逃げようとはしませんでした。前日の雨によって増水した時に上流のどこかから流れてきたところで隠れるところもなく途方に暮れていたのかもしれません。この場所はアオサギやカラスがいるし、夜には獣が漁っているので危ないため、手で掴んで連れて帰りました。ある程度大きくなるまで育てることにしました。ずっと育てるかもしれません。

結果と考察(2022年5月18日現在)

上の表のNo.64の赤ちゃんスッポンは2022年5月18日の夕方、場所Hの水の浅いところの岸の近くの土の上で何かを食べていました。私の方を見上げていましたが、逃げる様子もなく、下りていって手を伸ばしても逃げませんでした。そのまま掴んで保護。近くの公園で水洗いして手のひらに包んで歩いて帰りました。民家があって水があるところだったので、ドブ化しているとはいえ、アオサギやカラスや獣に襲われることなく約7ヶ月生き延びることができた模様。ある程度大きくなるまで育てることにしました。丸々太っていて手で掴むと首を曲げてよく噛み付こうとするとても元気な個体という印象。

結果と考察(2022年6月20日現在)

上の表のNo.65の赤ちゃんスッポンは2022年6月20日の夕方、場所Hの岸の近くの浅いところで岸に向かって首を伸ばしてじっとしていました。私の方を見上げていましたが、逃げる様子もなかったので、そっと下りていって左手を後方に伸ばしました。まさに触ろうとする時に180度方向を変えて手の方に逃げようとしたので、地面に軽く押さえつける形で保護しました。指で甲羅の中央付近を押さえて近くの公園で水洗いして、一緒にウォーキングをしてから帰りました。このスッポンは甲長が4cmなので2021年の秋に孵化してこの辺りで冬眠してここまで生き延びたものと考えられます。腹甲は薄い赤色です。丸々太っていて手で掴むと首を曲げてよく噛み付こうとします。とても元気な個体という印象。

結果と考察(2022年7月31日現在)

上の表のNo.66とNo.67の赤ちゃんスッポンは2022年7月31日の夕方、場所Hの岸の近くの水の浅いところで岸に顔を向けてじっとしていました。保護された時間は40分の差。発見当時は私の方を見上げていましたが、No.66は逃げる様子もなかったので、そっと下りていって左手を後方に伸ばして保護。No.67は50cmほど泳いで砂に潜ったので、そこに左手を伸ばして砂を掴んで、その中にいたので保護。No.66は全く噛みつきませんでしたが、No.67は指に噛み付こうとする元気な個体。手のひらに包んだ時も目の前の指に噛みついていましたが、甘噛みに近い状態。2匹とも夕方のウォーキングの途中に保護。No.63〜No.65は2021年の卵から孵化した個体であるのに対して、No.66とNo.67は2022年6月の卵から孵化した個体。腹甲のへその緒の状態から逆算すると、No.67は2022年7月24日前後に孵化したと考えられ、そこから逆算すると6月上旬に卵が産み落とされたと考えられます。用水路の水位が上げられたのが6月6日だったので、それ以前に産み落とされたことは物理的にあり得ません。仮に最速で6月7日に産み落とされたと仮定すると、保護日7月31日まで54日かかったことになりますが、へその緒の状態から推測される日齢を仮に7日とすると54日から7日を引いて47日で孵化したことになります。この値は私が卵から孵化させた7匹(No.8〜No.13)が47日で孵化したのと偶然にも一致することから、47日前後(もっとざっくりと50日前後)で孵化したとするこの推察は概ね妥当と言えます。No.66の方はさらに3〜4日遅く生まれた(孵化日数50日前後の)可能性が高いと思われます。

結果と考察(2022年8月3日現在)

上の表のNo.69〜No.71の赤ちゃんスッポンは2022年8月3日の夕方、場所Lの泥の中から発見しました。このような発見のしかたは初めてでした。これまでももしかしたら水がなくなった用水路の泥の中に潜ったまま日照りで乾燥して命を落とした赤ちゃんスッポンがいたかもしれません。よって、今回の教訓は赤ちゃんスッポンの足跡が途切れた場所をダメ元で掘り起こしてみるべきということです。また、3匹ともヨークサックが外れて間もない感じなので意外と近くに産卵場所があるのかもしれません。つまり、まだこれから殻を破って出てくる個体がいるかもしれません。しかし、そこにはもう水はないのでカラカラに乾燥して命を落とすか、嗅ぎ回っている獣の餌食になるかでしょう。だから注意して見ておく必要があると思いました。水田の中干し期間で水が田んぼから抜かれたために用水路がカラカラになってしまったために、このようなことが起こってしまいました。人間の都合に翻弄される魚やスッポンがかわいそうです。少なくとも言えることは、No.69〜No.71の赤ちゃんスッポンはぎりぎりのところで命拾いをした「持っている」スッポンであるということです。私も肖りたいです。
No.71は2024年5月11日に日光浴中に事故。死亡。飼育647日目の窓辺。2時間未満。3匹のうち、最も小さかった。これからの季節は朝の日光浴でも危険なので細心の注意が必要。

結果と考察(2022年8月4日現在)

上の表のNo.72の赤ちゃんスッポンは2022年8月4日の夕方、場所Kの水の浅いところの道路側の側壁の下のコンクリートの上にポツンといました。私の方を見上げていましたが、草に頭を隠しました。しかし甲羅は丸見えになるような場所です。道路側から網を下ろして掬い上げると入っていました。この場所はカラスがよくゴミ漁りに来ているので、今日はラッキーだったと思います。

結果と考察(2022年8月5日現在)

上の表のNo.73の赤ちゃんスッポンは2022年8月5日の早朝、場所Dの水の浅いところの泥の上にポツンといました。私の方を見上げていました。逃げませんでした。道路側から網を下ろして掬い上げると入っていました。背甲の色は黒く、No.63〜No.72とは少し異なります。この場所はNo.68がいた場所と同じです。この赤ちゃんスッポンは食べることがうまくできていなかったのか、へその緒はないのに甲長は2.6cmしかなく、腹甲が柔らかくて甲羅の左右を指で挟んでスッポンを持つと、腹甲の中央が縦に線状に折れ曲がります。たくさん食べさせようと思います。

上の表のNo.74の赤ちゃんスッポンは2022年8月5日の夕方、場所Fの水位が増して膨らんでいる感じのアナカリスの上にいたところを網で掬って捕獲しました。この赤ちゃんスッポンは背甲の色が黒っぽくてNo.73と兄弟と思われます。甲長は2.7cmでへその緒はなかったので孵化して1週間以上は経っていると考えられます。

結果と考察(2022年8月6日現在)

上の表のNo.75の赤ちゃんスッポンは2022年8月6日の早朝、水位が上がった場所Dの側溝の側壁の水面近くを上流方向に向かって泳いでいるところを昆虫用の網で保護しました。けっこう攻撃的な赤ちゃんスッポンで、No.73, No.74同様、背甲の色は黒い。甲長は3.0cmでへその緒はなかったので、No.73, No.74よりは少し孵化早かったと思われる個体です(卵が大きかったという考え方も可能ですが、へその緒がきれいに消えていることから孵化してから時間が経っていると考える方が妥当と思われます)。

上の表のNo.76の赤ちゃんスッポンはわりと明るい色で、甲長は2.6cm、へその緒は付いていて、生まれて間もない個体。

上の表のNo.77の赤ちゃんスッポンはNo.75と兄弟と思われる個体。

結果と考察(2022年8月11日現在)

上の表のNo.78の赤ちゃんスッポンは2022年8月11日の昼前、水位が上がった場所Aの側溝の側壁が直角より少し鋭角になっているところを30cmぐらいよじ登っているところを真上から網で保護。直前までは角から20cmぐらい下流側の水面にいたので、あまりにも速い行動に驚きました。甲長は2.9cm。いた場所、捕獲したタイミング、個体の大きさ、へその緒の跡の状態、体の色合いなどからNo.78, No.79, No.80は兄弟ではないかと思われました。

上の表のNo.79の赤ちゃんスッポンは保護直後の甲長は2.7cm、へその緒はまだ痕跡が残っているように見えて、3匹の中ではいちばん最後に生まれたと思われる個体。

上の表のNo.80の赤ちゃんスッポンは保護直後の甲長は3.0cm、へその緒は消えたばかりに見えて、生まれて間もないと思われる個体。

結果と考察(2022年8月13日現在)

上の表のNo.81の赤ちゃんスッポンは2022年8月13日の昼前、水位が下がった側溝(場所K)の側壁の水面付近を下流方向に泳いでいたところを発見。私に気づいて止まって、そのあと10cmほど下に潜って側壁に止まりました。網を目の前に持って行っても逃げようとしませんでした。甲長は3.0cmだけれどもへその緒がまだあるので生まれて間もないことがわかります。それにもかかわらず甲長が3.0cmということから、元々卵が大きかったと思われます。保護した場所、保護の日時、保護時の個体の大きさ、へその緒の状態、体の色合いなどからNo.78, No.79, No.80とは兄弟である可能性が高いと思われます。

結果と考察(2022年8月15日現在)

上の表のNo.82の赤ちゃんスッポンは2022年8月15日の夕方、水位が上がった側溝(場所KとLの間でLまで20メートル未満)の側壁の水面付近を下流方向に泳いでいたところを発見。この辺りは深く隠れ場所もないので赤ちゃんスッポンにはきつい場所。天敵の大きい魚も多い場所。私に気づいて水面の側壁に止まったので、網で掬って保護。網を目の前に持って行っても逃げようとしませんでした。甲長は3.1cmだけれどもへその緒がもう消えていたので生まれて1週間程度は経過していると思われる個体です。甲長が3.1cmという事実はこの考察は妥当性を支持します。元々卵が大きかったと思われます。保護した場所、保護の日時、保護時の個体の大きさ、へその緒の状態、体の色合いなどからNo.78, No.79, No.80, No.81とは兄弟である可能性が高いと思われます。

結果と考察(2022年8月16日現在)

上の表のNo.83の赤ちゃんスッポンは2022年8月16日のほぼ正午、水位が上がった側溝(場所D)の側壁の水面付近に頭を上流方向に向けたまま横になっているところを発見して網で掬って保護。今日は天敵の1つである大きい鯉がたくさん上がってきていた。50cmぐらいの鯉もいた。甲長は3.0cmだけれどもへその緒がもう消えていたので生まれて1週間程度は経過していると思われる個体。保護した場所、保護の日時、保護時の個体の大きさ、へその緒の状態、体の色合いなどからNo.78, No.79, No.80, No.81, No.82とは兄弟である可能性が高いと思われます。

結果と考察(2022年8月17日現在)

上の表のNo.84の赤ちゃんスッポンは2022年8月17日の午後、14:14に水位が上がった側溝の傾斜になっている土手の水面付近の浅いところ(場所H)で頭を下流方向に向けて隠れるようにじっとしていたところを発見して右手で保護。今日は天敵の1つである大きいライギョが近くにいたので、無事でよかった。甲長は3.1cmで、へその緒がもう消えていたので生まれて1週間程度は優に経過していると思われる個体。保護した場所、保護の日時、保護時の個体の大きさ、へその緒の状態、体の色合いなどからNo.78, No.79, No.80, No.81, No.82, No.83とは兄弟である可能性が高いと思われます。

結果と考察(2022年8月24日現在)

上の表のNo.85の赤ちゃんスッポンは2022年8月24日の夕方、17:32に水位が下げられた住宅地の側溝で砂場のスロープのところ(場所H)にいたのを左手で保護。甲長は4.7cmで、2021年秋に孵化したと思われる37匹目保護時の個体の大きさからNo.64, No.65とは兄弟である可能性が高いと思われます。

結果と考察(2022年10月4日現在)

上の表のNo.86の赤ちゃんスッポンは2022年10月4日の昼前11:40に水位が下げられて枯渇直前の用水路の泥水の中にいたのを網で泥ごと掬って保護。場所L。甲長は2.7cmで、へその緒は消えていたので生まれて1週間以上は経っていると思われる。2021年秋に孵化したと思われる37匹目保護時の個体の大きさからNo.69, No.70とは同系統である可能性は排除できない。







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  1. 2018年〜2020年に保護した幼体
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  3. 背甲の特徴
  4. 腹甲の特徴
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