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2021年〜2022年に保護したスッポンの幼体の個別データ
2021年と2022年に保護したスッポンの幼体をある程度まで飼育してからリリースします。それらのスッポンのデータです。
2021年に保護した赤ちゃんスッポンの個別データ
毎年稲作シーズンに水位の上がった用水路の上流にスッポンが産卵します。そして赤ちゃんスッポンが孵化します。孵化した頃に稲刈りシーズンとなっていて、用水路の水位が下げられます。それによって赤ちゃんスッポンは行き場を失います。そのような赤ちゃんスッポンを保護して飼育して、ある程度育ったらリリースするという活動を個人で行なっています。以下に2021年10月13日までに保護した赤ちゃんスッポンのデータを示します。
2021年7月28日18:07 | ||
2021年7月29日17:40 | ||
2021年8月20日17:26 | ||
2021年8月23日18:15 | ||
2021年8月24日17:28 | ||
2021年8月31日15:50 | ||
2021年9月2日18:20 | ||
2021年9月5日8:45 | ||
2021年9月5日11:46 | ||
2021年9月6日11:31 | ||
2021年9月7日11:44 | ||
2021年9月7日11:50 | ||
2021年9月9日11:35 | ||
2021年9月9日11:47 | ||
2021年9月9日11:53 | ||
2021年9月9日11:53 | ||
2021年9月11日17:43 | ||
2021年9月13日17:48 | ||
2021年9月14日17:18 | ||
2021年9月15日17:39 | ||
2021年9月16日11:40 | ||
2021年9月16日18:04 | ||
2021年9月17日7:05 | ||
2021年9月21日11:40 | ||
2021年9月27日13:29 | ||
2021年10月2日17:25 | ||
2021年10月5日11:34 | ||
2021年10月5日11:56 | ||
2021年10月5日17:25 | ||
2021年10月6日11:00 | ||
2021年10月9日11:35 | ||
2021年10月12日16:45 | ||
2021年10月13日11:40 |
2022年に保護した赤ちゃんスッポンの個別データ
以下に2022年4月27日から10月4日までの間に保護した赤ちゃんスッポンのデータを示します。
2022年4月27日17:48 | ||
2022年5月18日17:27 | ||
2022年6月20日17:22 | ||
2022年7月31日17:19 | ||
2022年7月31日17:59 | ||
2022年8月3日17:33 | ||
2022年8月3日17:54 | 2024年5月11日に最も小さい仲間の1匹(No.71)を日光浴中に失ってしまった。飼育647日目だった。No.69の2024年5月13日現在(飼育649日目)の甲長6.3cm。 |
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2022年8月3日18:17 | 2024年5月11日に最も小さい仲間の1匹(No.71)を日光浴中に失ってしまった。飼育647日目だった。No.70の2024年5月13日現在(飼育649日目)の甲長は約7.2cm(背甲の後部の端がめくれているので正確には測れないため大まかな実測値7cmに0.2cm足した推定値)。 |
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2022年8月3日18:18 | ||
2022年8月4日18:05 | ||
2022年8月5日6:55 | ||
2022年8月5日17:43 | ||
2022年8月6日6:51 | ||
2022年8月6日12:02 | ||
2022年8月6日12:07 | ||
2022年8月11日11:44 | ||
2022年8月11日11:47 | ||
2022年8月11日11:55 | ||
2022年8月13日11:26 | ||
2022年8月15日17:56 | ||
2022年8月16日11:59 | ||
2022年8月17日14:14 | ||
2022年8月24日17:32 | ||
2022年10月4日11:40 |
2024年に保護した赤ちゃんスッポンの個別データ
以下に2024年9月24日以降に保護した赤ちゃんスッポンのデータを示します。
2024年9月24日10:07 | ||
2024年9月29日10:40 | ||
2024年9月29日12:55 | ||
2024年9月29日13:04 |
結果と考察(2021年10月10日現在)
以前、スッポンのメスから出てきた卵を無線LANのルーターの上で30℃前後で穏やかに加熱していたら47日後に孵化しました。そこで、今回保護した赤ちゃんスッポンが47日前後で孵ったと仮定して逆算すると、用水路が堰き止められた6月7日以降の数日間、7月上旬、田んぼの中干しが始まる7月25日夕方の直前、田んぼの中干しが終わった8月6日の直後あたり、盆明けぐらいの頃が可能性として挙げられます。
また、稲刈りのため田んぼの水が抜かれた9月24日の直前(9月23日)に仮に卵が産み落とされたと仮定すると、47日後に孵化するとなると11月9日になります。田んぼの中干しが終わった8月6日の47日後に孵化するとなると9月23日になります。よって、9月23日〜11月9日の間に赤ちゃんスッポンが用水路にひょっこり現れる(すなわち、生まれてすぐのまだへその緒があるものと、生まれて日にちが経ってへその緒がすでに消えているものの両方が現れる)可能性があります。へその緒は1週間前後で消えます。今日10月10日現在から11月9日まではあと1ヶ月あります。その間は赤ちゃんスッポンが取り残されていないか用水路を注意深く観察しておく必要がありそうです。
結果と考察(2022年4月27日現在)
上の表のNo.63の赤ちゃんスッポンは2022年4月27日の夕方、場所Kの水の浅いところのコンクリートの上にポツンといました。私の方を見上げていましたが、下りていくとキュッと縮こまってしまいました。逃げようとはしませんでした。前日の雨によって増水した時に上流のどこかから流れてきたところで隠れるところもなく途方に暮れていたのかもしれません。この場所はアオサギやカラスがいるし、夜には獣が漁っているので危ないため、手で掴んで連れて帰りました。ある程度大きくなるまで育てることにしました。ずっと育てるかもしれません。
結果と考察(2022年5月18日現在)
上の表のNo.64の赤ちゃんスッポンは2022年5月18日の夕方、場所Hの水の浅いところの岸の近くの土の上で何かを食べていました。私の方を見上げていましたが、逃げる様子もなく、下りていって手を伸ばしても逃げませんでした。そのまま掴んで保護。近くの公園で水洗いして手のひらに包んで歩いて帰りました。民家があって水があるところだったので、ドブ化しているとはいえ、アオサギやカラスや獣に襲われることなく約7ヶ月生き延びることができた模様。ある程度大きくなるまで育てることにしました。丸々太っていて手で掴むと首を曲げてよく噛み付こうとするとても元気な個体という印象。
結果と考察(2022年6月20日現在)
上の表のNo.65の赤ちゃんスッポンは2022年6月20日の夕方、場所Hの岸の近くの浅いところで岸に向かって首を伸ばしてじっとしていました。私の方を見上げていましたが、逃げる様子もなかったので、そっと下りていって左手を後方に伸ばしました。まさに触ろうとする時に180度方向を変えて手の方に逃げようとしたので、地面に軽く押さえつける形で保護しました。指で甲羅の中央付近を押さえて近くの公園で水洗いして、一緒にウォーキングをしてから帰りました。このスッポンは甲長が4cmなので2021年の秋に孵化してこの辺りで冬眠してここまで生き延びたものと考えられます。腹甲は薄い赤色です。丸々太っていて手で掴むと首を曲げてよく噛み付こうとします。とても元気な個体という印象。
結果と考察(2022年7月31日現在)
上の表のNo.66とNo.67の赤ちゃんスッポンは2022年7月31日の夕方、場所Hの岸の近くの水の浅いところで岸に顔を向けてじっとしていました。保護された時間は40分の差。発見当時は私の方を見上げていましたが、No.66は逃げる様子もなかったので、そっと下りていって左手を後方に伸ばして保護。No.67は50cmほど泳いで砂に潜ったので、そこに左手を伸ばして砂を掴んで、その中にいたので保護。No.66は全く噛みつきませんでしたが、No.67は指に噛み付こうとする元気な個体。手のひらに包んだ時も目の前の指に噛みついていましたが、甘噛みに近い状態。2匹とも夕方のウォーキングの途中に保護。No.63〜No.65は2021年の卵から孵化した個体であるのに対して、No.66とNo.67は2022年6月の卵から孵化した個体。腹甲のへその緒の状態から逆算すると、No.67は2022年7月24日前後に孵化したと考えられ、そこから逆算すると6月上旬に卵が産み落とされたと考えられます。用水路の水位が上げられたのが6月6日だったので、それ以前に産み落とされたことは物理的にあり得ません。仮に最速で6月7日に産み落とされたと仮定すると、保護日7月31日まで54日かかったことになりますが、へその緒の状態から推測される日齢を仮に7日とすると54日から7日を引いて47日で孵化したことになります。この値は私が卵から孵化させた7匹(No.8〜No.13)が47日で孵化したのと偶然にも一致することから、47日前後(もっとざっくりと50日前後)で孵化したとするこの推察は概ね妥当と言えます。No.66の方はさらに3〜4日遅く生まれた(孵化日数50日前後の)可能性が高いと思われます。
結果と考察(2022年8月3日現在)
上の表のNo.69〜No.71の赤ちゃんスッポンは2022年8月3日の夕方、場所Lの泥の中から発見しました。このような発見のしかたは初めてでした。これまでももしかしたら水がなくなった用水路の泥の中に潜ったまま日照りで乾燥して命を落とした赤ちゃんスッポンがいたかもしれません。よって、今回の教訓は赤ちゃんスッポンの足跡が途切れた場所をダメ元で掘り起こしてみるべきということです。また、3匹ともヨークサックが外れて間もない感じなので意外と近くに産卵場所があるのかもしれません。つまり、まだこれから殻を破って出てくる個体がいるかもしれません。しかし、そこにはもう水はないのでカラカラに乾燥して命を落とすか、嗅ぎ回っている獣の餌食になるかでしょう。だから注意して見ておく必要があると思いました。水田の中干し期間で水が田んぼから抜かれたために用水路がカラカラになってしまったために、このようなことが起こってしまいました。人間の都合に翻弄される魚やスッポンがかわいそうです。少なくとも言えることは、No.69〜No.71の赤ちゃんスッポンはぎりぎりのところで命拾いをした「持っている」スッポンであるということです。私も肖りたいです。
No.71は2024年5月11日に日光浴中に事故。死亡。飼育647日目の窓辺。2時間未満。3匹のうち、最も小さかった。これからの季節は朝の日光浴でも危険なので細心の注意が必要。
結果と考察(2022年8月4日現在)
上の表のNo.72の赤ちゃんスッポンは2022年8月4日の夕方、場所Kの水の浅いところの道路側の側壁の下のコンクリートの上にポツンといました。私の方を見上げていましたが、草に頭を隠しました。しかし甲羅は丸見えになるような場所です。道路側から網を下ろして掬い上げると入っていました。この場所はカラスがよくゴミ漁りに来ているので、今日はラッキーだったと思います。
結果と考察(2022年8月5日現在)
上の表のNo.73の赤ちゃんスッポンは2022年8月5日の早朝、場所Dの水の浅いところの泥の上にポツンといました。私の方を見上げていました。逃げませんでした。道路側から網を下ろして掬い上げると入っていました。背甲の色は黒く、No.63〜No.72とは少し異なります。この場所はNo.68がいた場所と同じです。この赤ちゃんスッポンは食べることがうまくできていなかったのか、へその緒はないのに甲長は2.6cmしかなく、腹甲が柔らかくて甲羅の左右を指で挟んでスッポンを持つと、腹甲の中央が縦に線状に折れ曲がります。たくさん食べさせようと思います。
上の表のNo.74の赤ちゃんスッポンは2022年8月5日の夕方、場所Fの水位が増して膨らんでいる感じのアナカリスの上にいたところを網で掬って捕獲しました。この赤ちゃんスッポンは背甲の色が黒っぽくてNo.73と兄弟と思われます。甲長は2.7cmでへその緒はなかったので孵化して1週間以上は経っていると考えられます。
結果と考察(2022年8月6日現在)
上の表のNo.75の赤ちゃんスッポンは2022年8月6日の早朝、水位が上がった場所Dの側溝の側壁の水面近くを上流方向に向かって泳いでいるところを昆虫用の網で保護しました。けっこう攻撃的な赤ちゃんスッポンで、No.73, No.74同様、背甲の色は黒い。甲長は3.0cmでへその緒はなかったので、No.73, No.74よりは少し孵化早かったと思われる個体です(卵が大きかったという考え方も可能ですが、へその緒がきれいに消えていることから孵化してから時間が経っていると考える方が妥当と思われます)。
上の表のNo.76の赤ちゃんスッポンはわりと明るい色で、甲長は2.6cm、へその緒は付いていて、生まれて間もない個体。
上の表のNo.77の赤ちゃんスッポンはNo.75と兄弟と思われる個体。
結果と考察(2022年8月11日現在)
上の表のNo.78の赤ちゃんスッポンは2022年8月11日の昼前、水位が上がった場所Aの側溝の側壁が直角より少し鋭角になっているところを30cmぐらいよじ登っているところを真上から網で保護。直前までは角から20cmぐらい下流側の水面にいたので、あまりにも速い行動に驚きました。甲長は2.9cm。いた場所、捕獲したタイミング、個体の大きさ、へその緒の跡の状態、体の色合いなどからNo.78, No.79, No.80は兄弟ではないかと思われました。
上の表のNo.79の赤ちゃんスッポンは保護直後の甲長は2.7cm、へその緒はまだ痕跡が残っているように見えて、3匹の中ではいちばん最後に生まれたと思われる個体。
上の表のNo.80の赤ちゃんスッポンは保護直後の甲長は3.0cm、へその緒は消えたばかりに見えて、生まれて間もないと思われる個体。
結果と考察(2022年8月13日現在)
上の表のNo.81の赤ちゃんスッポンは2022年8月13日の昼前、水位が下がった側溝(場所K)の側壁の水面付近を下流方向に泳いでいたところを発見。私に気づいて止まって、そのあと10cmほど下に潜って側壁に止まりました。網を目の前に持って行っても逃げようとしませんでした。甲長は3.0cmだけれどもへその緒がまだあるので生まれて間もないことがわかります。それにもかかわらず甲長が3.0cmということから、元々卵が大きかったと思われます。保護した場所、保護の日時、保護時の個体の大きさ、へその緒の状態、体の色合いなどからNo.78, No.79, No.80とは兄弟である可能性が高いと思われます。
結果と考察(2022年8月15日現在)
上の表のNo.82の赤ちゃんスッポンは2022年8月15日の夕方、水位が上がった側溝(場所KとLの間でLまで20メートル未満)の側壁の水面付近を下流方向に泳いでいたところを発見。この辺りは深く隠れ場所もないので赤ちゃんスッポンにはきつい場所。天敵の大きい魚も多い場所。私に気づいて水面の側壁に止まったので、網で掬って保護。網を目の前に持って行っても逃げようとしませんでした。甲長は3.1cmだけれどもへその緒がもう消えていたので生まれて1週間程度は経過していると思われる個体です。甲長が3.1cmという事実はこの考察は妥当性を支持します。元々卵が大きかったと思われます。保護した場所、保護の日時、保護時の個体の大きさ、へその緒の状態、体の色合いなどからNo.78, No.79, No.80, No.81とは兄弟である可能性が高いと思われます。
結果と考察(2022年8月16日現在)
上の表のNo.83の赤ちゃんスッポンは2022年8月16日のほぼ正午、水位が上がった側溝(場所D)の側壁の水面付近に頭を上流方向に向けたまま横になっているところを発見して網で掬って保護。今日は天敵の1つである大きい鯉がたくさん上がってきていた。50cmぐらいの鯉もいた。甲長は3.0cmだけれどもへその緒がもう消えていたので生まれて1週間程度は経過していると思われる個体。保護した場所、保護の日時、保護時の個体の大きさ、へその緒の状態、体の色合いなどからNo.78, No.79, No.80, No.81, No.82とは兄弟である可能性が高いと思われます。
結果と考察(2022年8月17日現在)
上の表のNo.84の赤ちゃんスッポンは2022年8月17日の午後、14:14に水位が上がった側溝の傾斜になっている土手の水面付近の浅いところ(場所H)で頭を下流方向に向けて隠れるようにじっとしていたところを発見して右手で保護。今日は天敵の1つである大きいライギョが近くにいたので、無事でよかった。甲長は3.1cmで、へその緒がもう消えていたので生まれて1週間程度は優に経過していると思われる個体。保護した場所、保護の日時、保護時の個体の大きさ、へその緒の状態、体の色合いなどからNo.78, No.79, No.80, No.81, No.82, No.83とは兄弟である可能性が高いと思われます。
結果と考察(2022年8月24日現在)
上の表のNo.85の赤ちゃんスッポンは2022年8月24日の夕方、17:32に水位が下げられた住宅地の側溝で砂場のスロープのところ(場所H)にいたのを左手で保護。甲長は4.7cmで、2021年秋に孵化したと思われる37匹目保護時の個体の大きさからNo.64, No.65とは兄弟である可能性が高いと思われます。
結果と考察(2022年10月4日現在)
上の表のNo.86の赤ちゃんスッポンは2022年10月4日の昼前11:40に水位が下げられて枯渇直前の用水路の泥水の中にいたのを網で泥ごと掬って保護。場所L。甲長は2.7cmで、へその緒は消えていたので生まれて1週間以上は経っていると思われる。2021年秋に孵化したと思われる37匹目保護時の個体の大きさからNo.69, No.70とは同系統である可能性は排除できない。
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