ニホンイシガメの幼体の飼育

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ニホンイシガメの幼体の飼育方法の検討

ニホンイシガメの幼体の飼育方法の検討を行います。

ニホンイシガメの保護

夕方に用水路のアナカリスの上に子ガメが載っていました。この辺りは護岸工事によってコンクリートの壁しかないので、カメに必要な陸場が全くありません。さらに、稲作シーズンが終わると水がなくなってとても汚いドブになってしまうので、カメが生きていくことは難しいです。そこで、網で掬って保護しました。


ニホンイシガメ

2020年7月17日の夕方にウォーキングをしていたら、住宅地の側溝のアナカリスの上に何か枯れ葉のようなものが載っていました。よく見ると子ガメのようでした。ウォーキングの往路だったのでそのまま行きました。復路になってもう一度そこを通ったらまだいました。そこで、写真を撮りました。
(2020年7月17日18:11)

ニホンイシガメ

ニホンニシガメの部分を切り取って拡大しました。ニホンニシガメの子ガメのようです。
(2020年7月17日18:11)

ニホンイシガメ

後方からも撮影しました。
(2020年7月17日18:13)

ニホンイシガメ

ニホンニシガメの部分を切り取って拡大しました。この撮影の後に急いで帰宅して網を持ってきました。まだいました。そこで、後方から回ってサッと掬ってみたら網に入っていました。そのまま持って急いで帰りました。
(2020年7月17日18:13)

ニホンイシガメの幼体の飼育

半水棲ガメであるニホンイシガメの飼育に関しては水棲ガメのスッポンとは異なるのでわからないことが多いのですが、基本的には陸場を多めにして、日光浴を多めにして、あとは基本的には普通の赤ちゃんスッポンと同じ方法で良いと考えています。

ニホンイシガメ

メダカ飼育用のガラス水槽(GEX製)に水とアナカリスを入れて、できるだけ陸場を作ってニホンイシガメを入れて翌日の朝に撮影。元気にしています。甲長はこの10日後(7月28日)に測定して6cmでした。ちなみに同時に測ったアルビノスッポンは5.6cmでした。
(2020年7月18日9:52)

ニホンイシガメ

サケの刺身を冷凍したものをキッチンバサミで切って与えました。よく見たら食べていました。
(2020年7月18日9:52)

ニホンイシガメ

飼育を始めて53日後の夜にガラス水槽の側面から撮影。目が大きくてかわいい顔です。
(2020年9月5日23:24)

ニホンイシガメ

なんとなくアヒル口のように見えます。
(2020年6月20日13:24撮影)

ニホンイシガメ

飼育を始めて75日目の晴れた日の朝にたらいに入れてリビングで直射日光に当てているところ。
(2020年9月27日10:18)

ニホンイシガメ

飼育を始めて93日目の晴れた日の昼過ぎに水槽の中の陸場で日光浴をしているところを撮影。この子は日光浴が好きです。
(2020年10月15日12:11)

ニホンイシガメ

飼育を始めて96日目。ニホンイシガメの腹甲。黄色いところがない腹甲です。
(2020年10月18日9:34)

ニホンイシガメ

手のひらの上に載せてみました。
(2020年10月18日10:29)

ニホンイシガメ

ガラス水槽の中で日光浴中。後ろ足を引っ込めています。
(2020年10月18日12:07)

ニホンイシガメ

飼育を始めて132日目。ガラス水槽の中で日光浴中。後ろ足を伸ばしています。
(2020年11月24日15:18)

ニホンイシガメ

飼育を始めて140日目。ガラス水槽の中で日光浴中。後ろ足を伸ばしています。
(2020年12月2日14:34)

ニホンイシガメ

飼育を始めて143日目。ガラス水槽の側面から撮影。ニホンイシガメは円らな目をしていて、エイリアンのようでかわいいですね。
(2020年12月5日15:44)

ニホンイシガメの幼体の飼育におけるこれまでの経過と今後のこと

ニホンイシガメの幼体と思われるWC個体を2020年7月17日の夕方に稲作で増水した用水路の上流の住宅地の側溝で保護しました。コンクリートの壁しかなくて陸場がないので茂ったアナカリスの上に載ってじっとしていました。このままこの水が汚くて陸場もない水路で生き続けるのは困難と判断して、保護しようと想い、網を取りに帰りました。急ぎ足で現場に戻ってきた時にまだいたら連れて帰ろうと思っていました。いなかったらそれはそれでよいと思っていました。結局、このニホンイシガメはいました。私がウォーキングをしている間少なくとも30分は水草の上でじっとしていました。行き場を失って困っていたのかもしれません。コンクリートの壁を登ることはできないので陸場がありません。そうなると大好きな甲羅干しが全くできません。稲作の時期が終わったら下流の方の用水路の堰き止めた箇所が解放されて水が流されます、そうすると上流の方の住宅地の側溝は水の流れのないドブになり、魚などは死に絶えていなくなります。コサギなどにも食われます。そういう訳なので、保護したこと自体は妥当だったと思っています。スッポンをすでに多数飼っているので、ニホンイシガメの幼体の飼育にはさほど困りませんでした。日光浴がとても好きなので水槽内に陸場を作って、できるだけ直射日光を当てています。だいたい直射日光が当たると自分から陸場に上がって、太陽光が射している間は日光浴をしています。日光浴がとても好きなようです。ニホンイシガメに餌を与える時、もういらないという時はこのニホンイシガメは手で払いのけるので、意思表示がはっきりしていると思います。スッポンの場合は、忖度しているのか、一旦口に入れてから出すことが多いです。私の見解では、スッポンは忖度しますが、ニホンイシガメは忖度しません🤣


このニホンイシガメをなぜ保護したかというと、このニホンイシガメがいた水路はとても生きていける環境ではないからです。稲作で田んぼに水を引き入れるために用水路が堰き止められて、そのため陸地が水没してどこにももなく、コンクリートの垂直な壁だけです。その垂直な壁を登って陸地に上がることもできません。稲作シーズンが終わって水位が下げられても住宅排水しか流れて来ないドブのようなところに変わります。増水した用水路を泳いで住宅地の側溝に迷い込んだのでしょうが、そこに戻すわけにはいかないので、もっと綺麗な水のところに連れて行ってリリースするつもりで飼い始めました。今はリリース場所を田舎の方で研究中/検討中です。ただ、懐いてとてもかわいいので手放したくないという気持ちもあります。それは人間のエゴですけど、自然に戻すのが必ずしもベストでもないでしょうから、そこは慎重に考えて、このニホンイシガメのQOLが最も良くなると考えられる方法を選択したいと思います。







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