側溝にできた広い溝は大きなスッポンが通った跡
Suppon Trail (Supon Furrow) (May 30, 2016)
2016年5月30日の早朝に近所の側溝に行ってみました。側溝の中の泥の上に30cm以上はあろうかという大きな溝がきれいに出来ていました。ほかにも幅が狭いけど平行に2本の筋が描かれていることも確認できました。これは、夜に大きなスッポンと小さなスッポンが川下方向に移動したものと考えられました。そこで、実際にそこに行ってみて、本当に大きなスッポンがいるのかどうか確認することにしました。早朝なので、まだ活動中の可能性が高いです。これが日中や夕方だったら、泥の中に隠れていて確認は困難です。
大きなスッポンの通った跡 18:05 May 30, 2016
大きなスッポンの通った跡 18:06 May 30, 2016
大きなスッポンの通った跡 18:06 May 30, 2016
大きなスッポン1匹目 6:22 May 30, 2016
大きなスッポン1匹目 6:22 May 30, 2016
大きなスッポン1匹目 6:22 May 30, 2016
大きなスッポン1匹目 6:23 May 30, 2016
大きなスッポン2匹目 6:25 May 30, 2016
大きなスッポン2匹目 6:29 May 30, 2016
大きなスッポン2匹目 6:30 May 30, 2016
大きなスッポン2匹目 6:30 May 30, 2016
まとめ
理屈では、小さいスッポンは直径も小さく体重も軽いので、歩いた時に泥につく足跡は幅が背中の直径と手足の長さにほぼ等しく、体重が軽いので溝まではできないことになります。つまり、歩いた足跡が2本の平行な筋になっていることになります。一方、大きなスッポンは、直径が大きく体重も重いので、歩いた時に泥につく足跡は幅が広く、体重が重いので溝ができてしまうということになります。そこで、早朝にその溝に沿って側溝を移動して、本当にスッポンの個体がいるかどうか確認を試みました。その結果、実際に大きなスッポンがいました。写真からわかる事実とも矛盾しません。
よって、この泥に描かれた大きな溝は大きなスッポンの歩いた跡であると結論付けられます。
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