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沖縄で買ってきた青摘みシークヮーサー16個の種200個を用いる発芽実験


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沖縄で買ってきた青摘みシークヮーサー16個の種200個を用いる発芽実験


10月17日に沖縄のホテルの朝市で買ってきた青摘みシークヮーサー16個を1日1個のペースで夕食に使いました。調味料としてです。熟成が進んでいない初期の方が搾り汁が塩味もする感じでとても美味しかったです。焼き魚や焼き肉にとても合いました。搾りかすは梅酒にも使いました。種は発芽実験に使います。芽が出たら数本は育てていく予定です。果実16個分の種は200個近くありました。仮に発芽率が数パーセントでも5〜6本はあるので十分です。青摘みシークヮーサーの搾り汁が欲しくなりました。



16個のシークヮーサー果実の消費のペース

買ってきた青摘みシークヮーサーの果実16個

16個で300円(外税)でした。すでに黄色っぽくなっているのもあります。(写真は10月18日現在)

シークヮーサー

青摘みシークヮーサーの搾り汁と種の利用

16個のシークヮーサー

16個をひっくりかえして撮影。食べた順番は記録していませんでした。最初の2〜3個までは、搾り汁が塩の味もしたように感じました。でも、日にちが経つとだんだん味が変化して塩味っぽい感じがなくなっていったように感じました。青摘みシークヮーサーは早めに味わった方が良さそうと思いました。(写真は10月18日現在)

シークヮーサー

最初の5個の果実の種はシークヮーサーの鉢植えの根元に播種

10月19日から10月22日までの間に5個を搾って焼き魚などにかけて食べました。その種は数えていませんでしたが、だいたい1個の果実に10〜12個の種が入っているので、50〜60個ぐらいあったと思われます。それらはこのシークヮーサーの市販接ぎ木苗を栽培している鉢(No.1とします)の根元に随時置いていきました。(写真は10月19日現在)

種から発芽した実生苗の中で、2017年12月17日以降に移植した分の栽培記録はこちら →

シークヮーサーの苗木

シークヮーサーの搾り方(自己流)

包丁で少し切り込みを入れて果実の上下を親指と人差し指で潰せばれば搾り汁だけが出てきます。たまに種も出てきます。(11月19日現在)

シークヮーサー

焼き肉に搾り汁をかけると美味

塩こしょうと青摘みシークヮーサーの搾り汁はとても合うと思います。こんな感じで種が出て来ることがよくあります。(11月19日現在)

シークヮーサーの種

搾ったあとの内果皮と種

種は1つのじょうのう(内果皮)に1個入っていましたが、たまに2個入っているのもありました。だいたい1個の果実に10〜12個の種が入っていましたが、多いもので15個とか18個も入っているのもありました。(11月19日現在)

シークヮーサーの搾った内果皮と種

ある1個の果実の種は15個でした。

1個の実に15個の種が入っていることもありました。一晩水に浸けていました。そのうちの1個は外殻が割れていました。いすれ発芽するかもしれません。(10月29日現在)

シークヮーサーの種

果実6個目から12個目までの種79個は陶器製の鉢に播種

果実6個目から12個目までの7個に入っていた種79個は果実を搾って使った翌日に陶器製の鉢(No.2とします)に随時播いていきました。写真は土を被せる前の状態。(11個目の果実に入っていた15個の種を蒔いた10月29日現在)。ちなみにどんぐり(コナラの実)はこの記事とは関係ありません。発芽したら記事にします。

シークヮーサーの鉢に蒔いた種

果実16個目の種18個はグァバの実生苗がたくさん発芽している鉢に播種

5つ目の鉢(No.5とします)はグァバの実生苗がたくさん発芽しているプラスチック製の鉢です。小さな鉢から大きな鉢に土ごと移植して新しい培養土「花と野菜のかる〜い培養土」をまわりに充塡しました。その外周部分に円状に18個蒔きました。写真は土を被せる前の状態。(11月20日現在)

グァバの実生苗の鉢に蒔いたシークヮーサーの種

No.2の鉢で発芽の兆候

2つ目の鉢(No.2)の種が1個発芽しそうな感じになっています。単に種が割れただけという可能性もありますが、緑色になってきているので双葉(子葉)が生長しているのではないかと思われます。(11月19日現在)

陶器製の鉢に蒔いたシークヮーサーの種

最短で2週間、最長で1ヶ月経っています。

No.2の鉢の土の浅いところにあるので(早く植えたほど深いところに埋まっているので)、蒔いてから最短で2週間です。最も深いところにあった鉢が上がってきているのであれば、ここまで1ヶ月かかったことになります。(11月19日現在)

発芽しそうなシークヮーサーの種

No.1の鉢の接ぎ木苗

No.1の鉢の接ぎ木苗は2017年にけっこう生長しました。エカキムシの食害もけっこう受けましたが、レモンの木ほどではありませんでした。(12月1日現在)

シークヮーサーの接ぎ木苗

参考データ


シークワーサーの種を蒔いた条件


項 目
内 容
シークワーサーの産地
沖縄(朝市でゲット)
用いた土
花と野菜のかる〜い培養土
コンテナ
プラスチック製の鉢4個と陶器の鉢1個
場 所
アパートのベランダ
植えた期間
2017年10月19日〜11月20日
(果実16個を全部消費した期間)
水遣り
1日1回(朝)
肥 料
鉢内に植物がある場合は液肥(花工場)の希釈駅を時々与えています。

これまでのまとめ


11月21日現在、まだ1個しか発芽しそうな種はありませんし、その種も発芽するかどうかわかりませんが、少なくとも春になればかなり発芽するのではないかと思います。仮に発芽率が10パーセントとしても200個の種から20本の実生苗ができることになります。実際はそんなにたくさんは必要ありません。数パーセントでもいいくらいです。

柑橘類の多くは種から発芽したものでも高い確率で親と同じ果実が生るようです。例えばレモンです。ただし、実が生るまでには一般には接ぎ木苗より長い年月がかかるようです。特に柚子などでは20年ぐらいかかるともいわれていて、生きている間には見ることはできないとも言われるくらいです。レモンやシークヮーサーはそこまでかからないかもしれませんが、いずれにしても早くても5〜6年はかかりそうな気がします。ただ、実生苗を台木として利用すれば市販のシークヮーサーの苗を買ってきて、その枝を接ぎ木することもできますね。


今後の予定


これから年末にかけてどんどん寒くなるので、発芽しても寒さでやられる可能性があります。特に霜では一発でやられると思います。3月ぐらいまでは予断を許さない状況が続きます。なので、2017年内に発芽した場合は、室内に鉢を取り込んで越冬することも考えています。ベランダなのでリビングに取り込むことはさほど大変なことではありません(面倒は面倒ですけど。あと、若干邪魔になります)。

2017年11月下旬にNo.1の鉢で発芽が確認できました。1ヶ月ぐらいで発芽しました。

結局、2018年4月下旬までにNo.1の鉢で5本の発芽が確認できました。しかし、実生苗は実が生るまでの年月が接木苗に比べて長くかかること、植える場所がないこと、シークヮーサーの接木苗の鉢植え栽培が順調なことから、No.1の鉢から出てきた5本の実生苗は発芽の確認にとどめる予定です。

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