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アボカドについて

このページでは、アボカドについて調べた結果をまとめていきます。これで完成ということはないので随時追加していきます。まずはできた分だけアップしていきます。

アボカドについての一覧表

項 目
内 容
アボカドの系統
メキシコ系
グアテマラ系
西インド諸島系(熱帯低地系)
日本向きの系統
メキシコ系とグアテマラ系
耐寒性
耐寒性が最も優れているのはメキシコ系の品種
日本で栽培されている品種
ベーコンとフェルテ(両方ともメキシコ系とグアテマラ系の交雑種。−4℃以上で栽培可能)
ハス(グアテマラ系。−2℃より高い温度で栽培可能)
着果性
着果性に優れるのはハス。
ベーコンやフェルテは隔年結果がひどく、ハスの半分。
食味
最も甘味を感じる品種はベーコン
果重
最も多く流通している果実の大きさは250〜350g
開花型
アボカドにはAとBの2タイプの開花型がある。受粉確率を高めるには両者を混植するすることが望ましい。ハスはAタイプ、ベーコン、フェルテはBタイプ。ハスは寒さに弱いので降霜地帯では栽培できない。
受精適期
アボカドの花は両性花で、雌蕊(しずい)と雄蕊(雄蕊)の成熟期間が異なる雌雄異熟花であるため、自家受粉は起こらない。この活動時期の相違からAとBの2タイプに品種が分けられている。
Aタイプの開花型
午前中に開花して、雌蕊が受精態勢に入り、午後には一旦花弁を閉じる。翌日の午後に再び開花して今度は雄蕊から花粉が放出される。
Bタイプの開花型
午後に開花して、雌蕊が受精態勢に入り、夕方には一旦花弁を閉じる。翌朝に再び開花して雄蕊から花粉が放出される。
着果量を多くするには
AタイプとBタイプを混植しておけば、午前中はBタイプからAタイプに花粉を授粉でき、午後にはAタイプからBタイプに花粉を授粉できる。よって、理論的には着果量が多くなる。花粉は風による飛散はなく、昆虫によって媒介される。
虫媒する昆虫
ミツバチ、ハエ、ハナアブ、アリ。
アボカドの結果率
10,000分の1。「一万花分の一果」。
果皮の色
ハスは黒紫色。フェルテは灰緑色。ベーコンは深緑色。
年間輸入量
3万トンを超える勢い(2007年現在)。
地球温暖化の影響か?
西南団地では寒波による枯死が少なくなってきた。
アボカドが栽培できる地域
柑橘類が栽培できる地域
アボカドのカロリー
187kcal/果肉100g
アボカドの好適園地の条件
南に面した緩傾斜地
気流停滞がない(無霜地帯)
強風が当たらない
土壌が深く、水捌け・水持ちが良い
弱酸性(pH5.5)
しかし、これらを満たす園地は柑橘類を栽培した方が良いので、アボカドは柑橘類の栽培に不適な場所が用いられることが多い。
アボカドの低樹高整枝
3〜5mの樹高を切り下げて低樹高にすること。これにより、作業性の向上と効率化を図ることができる。直立性のベーコンなどは、こまめに誘引して開張性に整枝するもとで頻繁な幹の切り戻しを回避できる。






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