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熱帯果実の最短収穫方法を検討するサイト
一般に熱帯果樹の生長は一般の果樹よりも速いといわれています。パッションフルーツは種から発芽して1年で花が咲いて実がつきます。グァバは種から発芽してから早くて2年で実が収穫できます。アボカドは実が生るまでに市販の苗なら植えてから3〜4年、種から育てたら早くても5〜6年かかると言われています。しかも実生苗では難しいとか、1本では難しい(少なくとも2品種必要)とか言われています。フェイジョアの実生苗も実を収穫するまでにけっこうかかると思われます。このサイトの最も大きな目的は実生苗を育てて熱帯果実(トロピカルフルーツ)を得ることですが、同時に、収穫までのサイクルを短縮する方法はないものかと考えています。
アボカドに最も興味:目標は1本で果実を収穫する方法の開発
そこでこのサイトでは、私が最も興味を持っているアボカド(ヘッダー写真)をメインに考えて作成します。アボカドは食べても栄養価が高いし、花の咲き方が変わっていて自家受粉が起こりにくい(起こらない)といわれていたりして、興味深いからです。
→ アボカドについて
→ アボカドの栄養素とコレステロールを下げる効果
→ アボカドの水耕栽培
→ アボカドの種の割れ目が広がってきた!
→ 観葉植物としてのアボカドの実生苗
グァバ、パッションフルーツ、フェイジョアも栽培
このサイトではアボカドのみならず、グァバ、パッションフルーツ、フェイジョアも含めて、代表的なトロピカルフルーツを扱う形にしています。理由は、アボカドの栽培は年月がかかりそうだというのもありますが、熱帯果樹を4種類育ててみてわかることもあると思うからです。いろいろなことを比較してランク付けすることもできるので、栽培の参考になると思います。
これら4つのトロピカルフルーツを実際に育ててみて、実が生るまでどれだけかかるか検討します。特に、まだまだ短縮の余地があると思われるアボカド、フェイジョアあたりは最速でどのくらいまで短縮できるかを検討してみたいと思います。パッションフルーツの1年、グァバの2年は現状ではこれが限界ではないかと考えていますが、再現性を見て行く中で、新しいアイデアが浮かぶかもしれません。
このサイトは植物の栽培ですので、その性質上、何年もかけて生長を追っていくことになります。よって熱帯果樹のみならず、熱帯花木の栽培も取り扱うこともあり得ます。
アボカド

スーパーから買ってきたメキシコ産とペルー産のアボカドを食べて、種を蒔きました。すでにスーパーでギンギンに冷やしてあったものもあります。これらが発芽するかどうか、発芽したものは冬を越えて多年草として生長できるかどうか、最終局面として花が咲いて実が生るかを、鉢植えで検討します。異なる品種の木が2本以上必要とされていますが、出来れば1本で結実させたいです。露地栽培では冬に枯れるので、今のところは考えていません。詳細はこちら→
グァバ

イエローストロベリーグァバの栽培を種から始めました。これまで3回の検討で、種を10月に蒔いて、2年後の10月までには実が収穫できました。発芽から1年後にはまだ高さもなく細いので実が生るのは物理的に無理のように見えます。でも、発芽から1年間に特に重点的に生長を速める取り組みをすれば花が咲いて実が生ってくれないでしょうか。それをダメ元でやってみたいです。2016年の実を収穫して冷蔵庫にも入れることなく果実を裂いて蒔きました。詳細はこちら→
パッションフルーツ

グリーンカーテンでも注目されているパションフルーツは市販品もあるゆですが、私は地元の物産館で売っていた果実を食べて、種を蒔いて発芽させました。これを鉢植えで育てます。順調に行けば1年以内に実が収穫できます。詳細はこちら→
フェイジョア

2015年のフェイジョアの果実の種から発芽した1本が2016年に無事に育っています。パッションフルーツやイエローストロベリーグァバに比べれば実がつくまでに長くかかりそうな気がしますが、3年で花が咲いた例があります。一般には果物の種から果樹は育てませんが、フェイジアはたくさんの苗を作りたい場合は実生苗で作るとのこと。ということは、フェイジョアの種から育てた実生でも実が採れるのではないでしょうか。期待は膨らみます。イエローストロベリーグァバでもパッションフルーツでも実生苗で普通の実が収穫できたので、フェイジョアでも同様にいけるような気がします。詳細はこちら→
フェイジョア2016

2016年のフェイジョアの果実です。室温で追熟させます。2週間ほどで追熟は完了し、酢酸エステル系の芳香が強くなります。一般に落果したものは完熟といわれていますが、この果実は硬く、においもしません。まだ熟していないようです。生理落果したのかもしれません。この果実を追熟させて味や香りをチェックしてから、実生苗を栽培します。フェイジョアは実生で最も早くて3年で花が咲くようです。花が咲いても実が生るかどうかはわかりませんが、花が咲かないと実も生りませんので、一つの目安にはなりますね。詳細はこちら→
パパイヤ

2016年11月20日に地元の物産館に行きました。そこで見つけたパパイヤの苗、1本300円だったので、2本買うことにしました。バーコードも消えていて、何となく売れ残っている感じでした。レジに持って行ったらバーコードが読めないので店員さんが商品の確認に行きました。戻ってきて、1本200円でいいといわれました。ラッキーでした。詳細はこちら→
サクララン2016

サクラランは熱帯果樹ではありませんが、熱帯花木としてここで取り扱うことにしました。寝室に植えているサクラランの花を撮りました。2016年もきれいな花が咲きました。でも、個人的には咲く前の蕾や、蕾が出来る前の花芽の段階も面白いと思います。散形花序が美しいです。蕾はホワイトチョコレートで作ったお菓子のようにも見えます。詳細はこちら→
種が小さくて果肉が多いアボカドの判別方法の検討
これまで20個以上アボカドを見てきましたが、切ってみると果実の大きさの割には種が大きくて食べるところがあまりないものもありました。そこで、外観から種の小さい果実を選ぶ方法はないものかと考えました。そこで、No.21, No.22で比較してみました。しかし、これまでの経験で丸形のアボカドは洋梨型の場合に比べて種が丸くて大きい傾向があります。そこで、種の小さい洋梨型で、果柄(果実と枝を繋いでいる部分)の断面が太いか細いかの違いで小さい種の個体を判別できないものかと考えました。そこで準備した洋梨型の個体2個がNo.23とNo.24です。No.24は割ってみましたが、普通のサイズでした。No.23はまだ検討していません。
次に栽培したいものは
次に栽培したいと思っているのはポポーです。外観は熟れる前のアケビによく似ていますが、味はバナナとマンゴーを合わせたような感じとのこと。ただ、苗木はけっこう高いです。果実が売っていたら種から実生で育ててみてもいいと思います。
沖縄で買ってきたトロピカルフルーツとトロピカルフラワー
夏の沖縄旅行の時に沖縄那覇空港の売店で買ってきたトロピカルフルーツとトロピカルフラワーも育てています。発芽するかどうかの検討までで終わってしまう可能性もありますが、興味があるのでできるところまでやります。
スターフルーツ、アテモヤ、ミニパイン、ゆうな

スターフルーツ、アテモヤ、ミニパイン(花パイナップル)、ゆうな(オオハマボウ)についても扱っています。スターフルーツ、アテモヤ、ミニパインは果実を食べたあとに種を蒔きましたが、蒔いたのが11月前だったこともあり、発芽するかどうかはわかりません。ゆうなは水に挿していますが、現段階では何となく難しそうな感じです(かんたんと書いてあるのですが)。スターフルーツ、アテモヤは那覇空港で買ってきて、果肉を食べた後、種を捨てずにダメ元で蒔いていますが、うまくいけば儲け物といった感じです。ミニパインとゆうなも育ってくれればラッキーです。
スターフルーツ

スターフルーツはカタバミ科ゴレンシ属の樹木で、熱帯から亜熱帯にかけて広く栽培されています。日本では沖縄県などで栽培されています。那覇空港で買ってきたスターフルーツを数日後に食べてみました。見た目は野菜っぽいのですが、香りはパッションフルーツっぽくて、味は薄く、甘味と酸味が少しだけあります。何とも微妙な味で、私は苦手です。種は包丁で輪切りにした時に2個は切断してしまいましたが、1個は無事でしたので蒔いてみることにします。芽が出たら育ててみます。詳細はこちら→
アテモヤ

アテモヤはバンレイシの別名(ブラジル名)アテスとチェリモヤの名前から部分的にとって組み合わせた名前です。両者を掛け合わせて生み出されたものだからです。甘味と程よい酸味と芳香があり、栽培も難しいため高級品種として扱われています。那覇空港で買ってきたアテモヤが数日後に少し軟らかくなってきました。そこで、冷蔵庫で冷やして食べてみました。洋梨のような食感でとても甘く、個人的にはフェイジョアのような食感と味がしました。香りはあまりなく、ラ・フランスともフェイジョアとも違いました。かなり美味しいと思います。また買ってきたくなりました。種は固く、皿の上に落ちるとカンと音がしました。蒔いて育ててみることにしました。詳細はこちら→
ミニパイン(花パイナップル)

ミニパインは花パイナップルとも呼ばれ、食べられないようです。葉から水分を吸収して乾燥に耐えるように進化した種が多いといわれています。だから放置しても2週間ぐらいもつのですね。水に挿しておくと1〜2ヶ月もつようです。このミニパインを2週間後にクラウンのところを切って水栽培しようと思います。そして、根が出てきたら土に植えようと思います。詳細はこちら→
ゆうな (オオハマボウ)

オオハマボウ (別名:ゆうな)は熱帯果樹ではありませんが、熱帯花木としてここで取り扱うことにしました。ゆうなはアオイ科の熱帯植物で、同じアオイ科のオクラやムクゲやハイビスカスローゼルなどによく似ています。ゆうなは琉球列島に広く分布していて、生命力が強く、生長が早いので、育てやすい植物といわれています。これをまずは水栽培で育てることにしました。詳細はこちら→
途中経過

アボカドの種を鉢の中の土で育てた場合は、早ければ1ヶ月以上で芽が出てきました。しかし、水栽培の方は変化がほとんどなく、上下を切り落とした種に至っては色素が水に溶け出してきました。ゆうなは水が腐りやすく、元々あった新芽も枯れてきました。ミニパインも水が腐りやすく、クラウンの下部(切断面)も腐ってきました。そこで、アボカドはNo.10を鉢植えにしました。ゆうなは3本まとめて水栽培していた方を鉢の中の土に挿しました。ミニパインはパッションフルーツの実生苗3本と一緒の鉢に寄せ植えにしました。ゆうなは失敗しましたが、ミニパインは9ヶ月後に根付いて、ぐんぐん成長中。
大きいグァバ(バンシルー)の発芽実験

蕃石榴(ふぁんしりゅう)がバンシルーと呼ばれるようになったと言われています。一見、洋なしのようにも見えますが、エチレンのような香りがかなり強いわりにはあまり甘味はありませんでした。詳細はこちら→
ココヤシの実(ココナッツ)

ココヤシの実(ココナッツ)を入手したので、発芽してほしいと思っています。現在、ベランダのBSアンテナのところに置いています。詳細はこちら→
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