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沖縄で買ってきたグァバ バンシルーの観察と実生栽培
このページでは2017年10月17日にANAインターコンチネンタル万座ビーチホテルの朝市で買った大きなグァバ(バンシルー)2個を追熟して食べた感想と、取り出した種を多数の鉢に蒔いたプロセスを紹介しています。これから発芽挙動を観察していきます。イエロ−ストロベリーグァバはもう何度も栽培に成功しているので、このバンシルーもうまくいってくれると信じています。
市販の「花と野菜のかる〜い培養土」、「野菜と花の培養土」など。すでに何かを植えている鉢にも蒔いたため「など」としています。 | |
鉢(プラスチックと陶器) | |
太陽光の当たるベランダ | |
2017年10月19日〜23日 | |
1日1回 |
グァバ バンシルーの購入、追熟、観察、賞味、種蒔き
2017年10月17日
ANAインターコンチネンタル万座ビーチホテルの朝市で売っていたバンシルー2個。買いました。
2017年10月17日
ANAインターコンチネンタル万座ビーチホテルの朝市。バンシルー(写真中央より少し右)は私が買ったのでもう写真には写っていなくて、白い敷物だけです。
2017年10月17日
ANAインターコンチネンタル万座ビーチホテルの朝市で買ったバンシルー(右の紙袋)とシークヮーサー果実と搾り汁を客室で写しました。
2017年10月18日
那覇空港の売店で売っていた同じものにバンシルーと書いてあるので、ANAインターコンチネンタル万座ビーチホテルの朝市で買ったグァバもバンシルーだと思います。
2017年10月18日
家に帰って夜に写真を撮りました。これはあまり熟していない方。洋なしのようにも見えます。
2017年10月18日
果柄の反対側はこんな感じ。
2017年10月18日
もう1個のかなり熟したバンシルー。かなり匂いが強いです。パッションフルーツの匂いよりも強いです。どんな匂いかと言うと、エチレン臭とでも言うべきでしょうか。キウイとかを一緒に置いていたら熟しそうな感じの匂いです。部屋中に漂っています。
2017年10月18日
果柄の反対側。表皮が褐色になってきているところもあります。もう食べていい感じです。
2017年10月18日
包丁で半分に切りました。
2017年10月18日
4等分に切ってみました。
2017年10月18日
食べてみたけど、あまり甘くありません。イエローストロベリーグァバの方が美味しいと思います。
2017年10月21日
もう1個のバンシルー。3日前とさほど変わっていませんが、食べることにしました。
2017年10月19日
もう1個のバンシルーの重さを量ってみました。約210グラムでした。
2017年10月21日
1個目とは切り方を変えてみました。種の並び方に興味があったからです。この切り方の方が模様を楽しめます。
2017年10月21日
幾何学模様のようです。
2017年10月21日
花のような模様です。
2017年10月21日
種を取り出しました。果肉も付いています。
2017年10月21日
市販の培養土の上に種を蒔いて、皮も置きました。この種は2個目のバンシルーの種です。
2017年10月21日
2個目の鉢。この種は2個目のバンシルーの種です。種は50個以上あります。
2017年10月21日
3個目の鉢。この種は1個目のバンシルーの種です。金柑の実生を植えている鉢です。
2017年10月21日
4個目の鉢。この種は1個目のバンシルーの種です。ただ、あとでわかったのですが、すでに9月25日にイエローストロベリーグァバの種を植えていたので、この鉢はイエローストロベリーグァバの種とバンシルーの種が一時的にとはいえ混ざってしまいました。よって間違うといけないのでこの鉢は参考程度に留めようと思います。バンシルーの種はまとまって存在していて、粒も若干大きめで区別できたので別の鉢に移しました。これを5個目の鉢としました。川中島白桃の実生が植えてある鉢です。ただ、残っていた場合にイエローストロベリーグァバの芽と区別するのは難しいと思います。
2017年10月21日
5個目の鉢。この種は1個目のバンシルーの果実の種です。川中島白桃の実生苗を植えている鉢です。
2017年10月22日
6個目の鉢。この種は2個目のバンシルーの種です。
2017年10月22日
7個目の鉢。この種は2個目のバンシルーの種です。
2017年10月23日
8個目の鉢。この種は2個目のバンシルーの種です。
2017年11月19日
3個目の鉢。この種は2個目のバンシルーからとった種です。発芽は1本確認できます。
2017年11月19日
6個目の鉢。この種は2個目のバンシルーからとった種です。発芽は2本確認できます。
2017年11月19日
7個目の鉢。この種は2個目のバンシルーの種です。発芽は3本確認できます。
2017年12月6日
2個目の鉢で発芽したバンシルーの種。2個目の果実の種です。
2017年12月6日
3個目の鉢で発芽したバンシルーの種。1個目の果実の種です。
2017年12月6日
6個目の鉢で発芽したバンシルーの種。2個目の果実の種です。
2017年12月6日
7個目の鉢で発芽したバンシルーの種。2個目の果実の種です。
まとめと今後の予定
このグァバはイエロ−ストロベリーグァバより大きくて、2個のうち小さい方でも1個210グラムぐらいありました(大きい方は量るのを忘れていました)。水分が蒸発する前はもう少し重かったでしょう。バンシルーを食べた感想ですが、ラ・フランスよりは軟らかいです。でも、あまり甘くありませんでした。匂いはいやなにおいではなく、甘い匂いですが、けっこう強烈でした。食感はフェイジョアに似ているかもしれません。ザラザラしているところもありました。よって、食感はラ・フランスやフェイジョアに似ていて、味はいま一つでした。イエロ−ストロベリーグァバの方が美味しいと思います。種は8個の鉢に蒔いたので、どれか1つぐらいは発芽してくれるでしょう。珍しいのでたくさん仕込みました。
2017年11月19日現在、3個目の鉢、6個目の鉢、7個目の鉢で発芽が確認できました。いずれも種を蒔いてから1ヶ月未満です。まだ葉っぱは見えていませんが、曲がった茎が地表に現れています。現在わかっているだけでも6本ぐらいあります。2個目の鉢には1個目ののバンシルーからとった種が50個以上あるので、そのうち続々と発芽するのではないかと期待しています。実際はそんなにたくさんは必要ありません。しっかり育つのが数本で十分です。
2017年12月6日現在、4つの鉢(No.2, No.3, No.6, No.7)で発芽が確認できています。まだ発芽していないのはNo.1(2個目の果実の種)とNo.5(1個目の果実の種)とNo.8(2個目の果実の種)の3つです。発芽した種を果実別に見てみると、1個目の果実の種はNo.3、2個目の果実の種はNo.2とNo.6とNo.7です。これだけあれば現段階でも十分のように見えますが、これから寒くなると枯れるのが多くなるので、できるだけたくさん発芽するに越したことはありません。
上記の発芽分はすべて枯れてしまいました
結局、2017年末から1月上旬までにけっこう発芽したのですが、リビングに鉢を入れて栽培していたにもかかわらず全部枯れてしまいました。特に1月に来た大寒波の時に枯れてしまいました。2月にも大寒波が来ました。その後、3月になって新規に発芽しました。それらは4月も何とか乗り切って5月2日現在、生きています。
発芽後の成長過程の記録はこちら →
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