トップページ > 熱帯果樹の最短収穫 > アボカドの果肉100g当り栄養素

アボカドの果肉100g当りの栄養素とコレステロールを下げる効果

このページでは、アボカドの果肉100g当り栄養素についてまとめています。

食品100g中の飽和脂肪酸の重さをS、不飽和脂肪酸の重さをPとすると、S-0.5Pの値が正の値であればコレステロールを上げる方に働き、負の値であればコレステロールを下げる方に働くといわれています。

下記の値を用いると、3.21gー0.5×(10.82g+2.16g)=ー3.28gとなり、負の値でしかも大きな絶対値なので、アボカドはコレステロールを下げる働きがあり、その効果は小さくないことをこの数値は示しています。


アボカドの栄養素(果肉100g当り)

項目
エネルギー
187kcal
水分
71.3g
タンパク質
32.5g
脂質
18.7g
炭水化物
6.2g
灰分
1.3g
ナトリウム
7mg
カリウム
720mg (0.720g)
カルシウム
9mg
マグネシウム
33mg
リン
55mg
0.7mg
亜鉛
0.7mg
0.24mg
マンガン
0.18mg
α-カロテン
(プロビタミンA)
15μg (0.015mg)
β-カロテン
(プロビタミンA)
53μg (0.053mg)
クリプトキサンチン
(プロビタミンA)
29μg (0.029mg)
ビタミンB1
0.10mg
ビタミンB2
0.20mg
ナイアシン
(ビタミンB3)
2.0mg
パントテン酸
(ビタミンB5)
1.65mg
ビタミンB6
0.32mg
葉酸
(ビタミンB9)
84μg (0.084mg)
ビタミンC
15mg
ビタミンE
3.6mg
飽和脂肪酸
3.21g
一価不飽和脂肪酸
10.82g
多価不飽和脂肪酸
2.16g
コレステロール
Trace amount
水溶性植物繊維
1.7g
不溶性植物繊維
3.6g

まとめ

上表の中でプロビタミンの"プロ (pro)"とは、前駆体という意味であり、ビタミンの前駆体、つまり、化学反応を受けてビタミンになるということを意味しています。プロビタミンAといえば、ビタミンAになる物質ということです。

青魚に多く含まれるDHAやEPAも不飽和脂肪酸ですが、上記の情報だけではアボカドの中に含まれる不飽和脂肪酸がどのようなものか正確にはわかりません。ちなみにDHAやEPAは多価不飽和脂肪酸になりますが、多価不飽和脂肪酸といってもいろいろあるので、上記の情報だけでは詳細は知ることはできません。しかし、これだけは確かに言えることは、飽和脂肪酸が多く含まれる食品はあまり良くないということです。バターやラードのように動物性脂肪には飽和脂肪酸が多く含まれています。上で計算したS-0.5Pの値が負の値になるためには、最低でも不飽和脂肪酸が飽和脂肪酸の2倍以上含まれていれば良いことになります。しかし、あくまでも目安ですので、参考にするならそのつもりで。







このエントリーをはてなブックマークに追加
  1. トップページ
  2. グァバ
  3. アボカド
  4. パッションフルーツ
  5. フェイジョア
  6. パパイヤ
  7. サクララン
  8. スターフルーツ
  9. アテモヤ
  10. ミニパイン
  11. ゆうな
  12. ココヤシの実
  13. バンシルー(1)
  14. バンシルー(2)

このページの上へ戻る