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パッションフルーツの茎が暑さを避けて屈曲する性質
2016年12月3日(土)は青空が広がったとてもよい天気の日でした。アパートのベランダもよく日光が当たって壁が焼けて熱くなっていました。エアコンの室外機の上にグァバ、フェイジョア、アボカド、パパイヤ、パッションフルーツなどの鉢植えを載せています。重要度の高いnew comerをできるだけ陽当たりが良いところの置くようにしているからです。
こらら熱帯果樹は寒さに弱いため、夜は室内に入れています。リビングに置いています。その時、パッションフルーツの蔓の先端が不自然に屈曲していることに気付きました。いつも鉢の置き方は自分なりに目印を決めて置いているので、位置関係からしてアパートの壁に接していた蔓が壁を避けるように曲がっているように見えます。葉っぱをよく観察してみると、壁に接していた部分が熱のためやられて枯れてしまっていました。よって、この不自然な屈曲は太陽光で熱くなった壁から遠ざかろうとしていた結果であると考えられます。2016年12月4日(日)の朝にはまた元の位置に戻して確認しました。やはり、熱くなった壁が原因であることはほぼ間違いないようです(最後の1枚の写真参照)。
2016年12月3日17:29

蔓の先端が不自然に曲がっています。
2016年12月3日17:31

萎れているわけではありません。シャキッとしています。
2016年12月3日17:31

よく見ると若葉の先端が熱でやられたようになっています。
2016年12月4日8:08

昨夜、数時間後には水を遣ったわけではないのに上を向いていました。これにより、水不足だったわけではないことがわかります。
2016年12月4日8:08

昨夜のうちに葉っぱの焼けた箇所をキッチンばさみで切り落としました。
2016年12月4日8:59

朝になっていつもの場所に戻しました。昨日はこんな感じで置いていたわけです。壁が熱くなってきて耐えきれずに逃げたのがわかります。葉っぱの先端が壁に接しています。
これまでのまとめと今後の予定
夕方だったので多少は向日性も含まれているとは思いますが、曲がっている方向は太陽の方向とはちょっと違いました。葉っぱは太陽というよりは下を向いている感じですので、向日性のみに帰することは無理があります。11月中旬以降はいつも夕方には室内に取り込んで越冬対策うをとっています(もし寒波がきたらその時点で終了になってしまう可能性大)。ずっと見てきた中で、夕方にこのように不自然に屈曲している状態は見たことがありません。
曲がっている方向から判断すると、太陽に向いていたというより壁から遠ざかりたいという"意志"を感じます。一見萎れているようにも見えましたが、葉っぱには光沢があって水が足りていない感じはありませんでした。その証拠に、水を与えていないのに夜には蔓の先端が上を向いて復活していました。よって、水切れで萎れていたわけではありません。
熱にやられたという証拠をもう1つ挙げます。若葉の先端が枯れてしまっていました。その部分は熱くなった壁に接していた部分です。よって、この大きな屈曲は生長末端の蔓が太陽で焼けた熱い壁から遠ざかろうという性質、言うなれば「避暑性」というか「避熱性」というか、そういった感じの性質によるものと結論付けました。12月とはいえ、晴れた日にはこのようなことも気を付けないといけないということがわかりました。植物はインテリジェントだということがわかります。「自然に学ぶ」というのはこういうところですね。でも、工学的に再現しようとしてもなかなかできないのが実状です。
私は理系なのでこういった現象にはとても興味があります。
それでは、また。
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