主枝から発生し、主枝に次ぐ大切な枝。主枝より細かい部分を構成する枝。副主枝。 | |
菜種、落花生、大豆など植物性油脂を含む植物から油脂分を搾り取った残存物。窒素分を補う有機質肥料。 | |
(あんどんじたて) |
あんどん支柱(垂直の支柱に2〜3個の輪をとめたもの)にツルをらせん状に巻き付けて作る。主に鉢植えでの仕立て方。 |
(えきが) |
枝の途中から出ている芽。葉の付け根にある芽。→側芽 |
(えきかが) |
腋芽が花芽であるもの。 |
液体肥料。主に茎葉の生長を促すために施す液状の肥料。普通、即効性があるので、追肥として施す。 | |
突然変異のひとつで、枝葉が異なる性質を持つこと。これを利用して接ぎ木により繁殖させることにより、品種が生まれることも多い。 | |
隔年結果しやすい木において、たくさんの実が付くのが表年、ほとんど付かないのが裏年。多くは1年ごとに表年と裏年を繰り返す。 | |
(おれいごえ) |
実を収穫したあと、疲労している木に施し、樹勢の回復を図る肥料。 |
たくさんの実なりが見られた翌年に全く、あるいはほとんど実が付かないこと。多数の実に養分を使い果たし、樹勢が回復していない状態。これを避けるために、摘蕾や摘花、摘果を行って結実数を調整する。 | |
枝と2個以上の花をつなぐ茎のような部分。→花柄 | |
枝と実をつなぐ茎のような部分。 | |
実どまりを確実にする、実の数を制限して大果をつくる、袋掛けをして病害虫に侵されないようにするなど、よりよい実の収穫のために行う作業。 | |
枝から伸びて先端に、花を一つつける茎のような部分。 | |
1ヶ所からいくつも花梗を伸ばして花が咲いている部分。結実後は「果房」。 | |
寒い時期に落葉果樹の苗木を植えつけると寒さと乾燥で傷むことがあるため、植え付け適期になるまで、仮に植えて厚く土をかけておくこと。 | |
ゆっくり、長時間に亘って効き目が持続する無機質肥料。速効性はないが、急激に効いて根を傷める心配はない。 | |
木皮の一部分をぐるりと剥ぎ取り、養分の流れを止めること。それによって生育旺盛な木の生長を鈍らせ、花付きを良くする。 | |
光量線を調整するための網状の布。寒さから守るために木全体を覆う時にも使う。 | |
枝の付け根から数芽残して切り、枝の長さを抑える剪定。切り戻し剪定、切り返し剪定ともいう。 | |
マグネシウム(苦土)とカルシウム(石灰)により、土壌のpHをアルカリ性寄りに調整する土壌改良剤。土質をあまり選ばない果樹栽培では、ほとんど必要ない。 | |
実が付く枝。 | |
花芽が付いて実が付く習性は果樹の種類によって一定している。その習性のこと。いくつかのパターンに分けることができる。 | |
新梢が伸びて花を付ける種類において、新梢を出す芽が付いた枝のこと。 | |
雌しべが花粉を受粉し、子房が肥大して実と種ができること。 | |
古い枝を切り、そばから出ている新しい枝を伸ばすようにする剪定。何度も実を付ける果樹では、枝が古くなると実の質が落ちる。そこで、古い枝を切って新しい枝に実を付けさせることにより、よりよい収穫を目指す。 | |
特定の品種間の交配で、実が付きにくい関係性のこと。 | |
一つの芽から花と葉が生じる芽。柿や梨で見られる。 | |
葉肥といわれる窒素(N)、実肥と言われるリン(P)、根肥と言われるカリウム(K)の3つを指す。 | |
一つの花、同じ木に付いた花、同じ品種の花粉で実が付くこと。 | |
自分の花粉では実を付けない、花粉がないなどの理由で自家受粉できない、または自家受粉しても結実しにくい性質。別品種の花粉を付けて結実させる。 | |
ひとつの花、同じ木についた花、同じ品種の花粉で実が付くこと。 | |
自分の花粉では実を付けない、花粉がないなどの理由で自家受粉できない、または自家受粉しても結実しにくい性質。別品種の花粉を付けて結実させる。 | |
花期がほぼ春から秋にわたるもの。冬に咲くものもある。 | |
ジベレリンは植物ホルモンである。種無しブドウを作るとき、規定倍率に薄めたジベレリン液に浸したり、スプレーしたりすることで、単為結果させて種ができないようにしたり、生長を促したり、実を肥大させたりする。 | |
1本の木に雌しべがあって雄しべがない雌花と、雌しべがなく雄しべだけの雄花が別々に咲くもの。 | |
雌花だけが咲く雌木と、雄花だけが咲く雄木が異なるもの。 | |
芽が付いている中心に位置する正常な芽。⇄副芽 | |
中心となる幹。苗木を植え付けたときに剪定したところまで、また、その部分が生長したところ。主幹形仕立てでは生長した主枝も含めて主幹という。 | |
主幹から発生し、樹形の骨組みをつくる枝。主幹の頂芽が上方へ伸びた枝。 | |
自家受粉しない木や、雄しべのない木に花粉を与えるための木。 | |
花だけを生じる芽。花芽。 | |
(しんしょう) |
その年に伸びた枝。新枝、1年生枝ともいう。 |
授粉させるため、人為的に花粉を他の花の雌しべにくっつけること。 | |
(せいし) |
樹形を整えるために剪定や誘引、針金がけなどによって樹形をつくる作業。 |
木が持つ養分に不釣り合いな量の実が付いてしまった時、木は実を落として自身と実を守る。その余分な実を落とすことをいう。柿などは成熟するまでに数回の落果のピークがある。 | |
前年枝が年を越したもの。新枝が3年目を迎えたもの。3年生枝。 | |
枝を切る作業。 | |
前の年に伸びた枝。つまり、新枝が年を越したもの。2年生枝。 | |
(そくが) |
腋芽(えきが)。 |
(そくし) |
主枝や発生した亜主枝以外の枝。また、亜主枝から出た枝。結果枝、結果母枝、不要枝など。 |
(だいぎ) |
接ぎ木を行うとき、接がれる方の木。根を張っている方の木。樹勢が強く、病気にかかりにくい種類などを選んで用いる。接ぎ穂と同じ種類の木の場合は、共台(ともだい)という。 |
自分の花粉では結実しないものの、他の木の花粉なら受粉後に受精、結実が起こる性質。 | |
(たまごえ) |
油粕や骨粉を主体に混ぜ合わせて固めた有機質肥料。鉢植えに施す肥料で、大粒と小粒の市販品がある。 |
受粉せずに実ができるもの。種がないことが多い。イチジクや柿、温州みかんなど。 | |
実の付く枝は長さによって短果枝、中果枝、長果枝と呼び分けることが多い。短果枝は10cm以下の枝を指すことが多く、花芽が付きやすいので、収穫量を増やすためには、短果枝を多く作ることがポイントになる。 | |
結果習性。 | |
頂芽と先端の3〜4芽の腋芽が花芽であるもの。 | |
枝の先端の芽。 | |
頂芽が花芽であるもの。 | |
結果母枝から葉っぱのない枝が伸び、その先に開花、結実したもの。結果母枝が葉を出すほど充実していないときに出やすく、実が落ちやすく、質は良くない。 | |
(ちょっこん) |
地上部の主根と反対に、真下へ長く太く伸びた根。 |
(ついひ) |
元肥(もとごえ)に対し、果樹の生育に応じて生長途中に施す肥料。 |
(てきか) |
結実後、実数を減らしてより良い実を残す為に、実が小さい幼果のうちに摘み取ること。 |
(てきしん) |
枝の伸びを抑えるためや、腋芽を出させるために、伸びている枝の先端部を摘んだり、切ったりすること。 |
(てきらい) |
より良い実を収穫し、木に負担をかけないように実付きを減らすため、蕾の段階で摘み取って間引くこと。結果までに実数が減ることを想定して、やや多めに残しておく。 |
(とちょうし) |
勢い良く伸びた枝。樹形を乱したり、花芽が付きにくいなどの理由で、切り落とすことが多い。短果枝出やすい梅などでは、切り戻して利用することもある。 |
実が出来たら種を取り出し、保存せずにすぐに蒔くこと。 | |
開花後、そのまま花が落ちたり、小さく実を付けたところで落果すること。早い段階での生理落果。 | |
(はなめ) |
花が咲く芽。「かが」とも読む。 |
(はなめぶんか) |
花芽ができること。木が生長している間は花芽はほとんど付かず、葉芽ばかりであるが、一定の生長段階に達すると花芽分化が起こる。種類によって分化する条件、時期には差がある。「かがぶんか」とも読む。 |
葉や枝が出る芽。「ようが」ともいう。 | |
強い直射日光に当たることで、葉が乾燥して光線によって傷むこと。褐色に変色したりして元に戻らなくなる。 | |
木漏れ日が当たる程度の日なた。または1日のうち3〜4時間程度、直射日光が当たる場所。ただし、夏の西日は葉やけを起こしたり、乾燥しすぎることがあるので避ける。 | |
勢い良く、親木の根元から伸び出る枝葉。 | |
主芽に寄り添うように付いた、主芽より小さい芽。主芽が順調に生長すれば芽吹かず、主芽が伸びなかったときには芽が出て主芽と交替する。 | |
亜主枝のこと。 | |
長方形(標準は長辺が約65cm)の大きめの鉢。ベリー類の栽培によく使われる。丸形はコンテナという場合が多い。 | |
枝を付け根から切り落とし、枝数を減らす剪定陽当たりや風通しが悪くなるのを防いだり、実の数を減らして収穫する実の質を高めるために行う。 | |
冬の低温や夏の乾燥から守るために、木の根元付近の土を藁や段ボールや新聞紙などで覆うこと。 | |
種を蒔いて植物を育てること。果樹は品種を交配して、優秀な特徴を持つ個体を選抜して品種を作ったりしているので、実生では親と同じ性質の実ができなかったり、実が付かないことが多い。 | |
結実のこと。 | |
人工的に。 | |
生長期に入り、。 | |
(もとごえ) |
植え付けや植え替え時に、用土にあらかじめ施しておく肥料。 |
枝をまっすぐ垂直に伸ばさず、剪定によって主幹をジグザグ状にすること。盆栽の仕立てと同じで、幹に模様を付けた仕立て方。 | |
枝を支柱などに沿わせて想定した形に仕上げるために、麻ひもやビニールタイなどを用いて枝を調整しながら留め付けていくこと。 | |
化学肥料(無機質肥料)ではなく、油粕や骨粉、鶏糞、魚粉、堆肥など、動物性・植物性の肥料。ほとんどが遅効性。 | |
春から伸びた戻り色の枝。 | |
あまり大きくならないように、あらかじめ改良された品種。 | |
あまり大きくならないように、接ぎ木の台木に矮性種を用いたもの。りんご等では主流になっている。 | |
腋芽(えきが) |