洋楽から入る英語学習

Beatles Blu-ray
  1. What's New!
  2. アルファベット順曲名
  3. 英国オリジナルアルバム順
  4. リミックス盤とベストアルバム

トップページ > 洋楽から入る英語学習 > 洋楽から入る英語学習(HTMLサイト)

好きな洋楽の歌詞1行が英文法学習を助ける

続きを妄想中の女子

モチベーションが上がる一つの方法

このウェブサイトは、洋楽の歌詞1行を英文法学習のきっかけにして、そこから英語学習を広く深くしていくことをイメージして作った英語学習サイトです。各ページの冒頭付近に各曲から歌詞1行ずつ引用して、できるだけ直訳に近い形で和訳も付けています。そのあと、メニューの下に通常の英語学習の記述をしています。本文中にも歌詞の引用箇所が適宜出現します。各章の解説部分を全体的に読めば、各ページ冒頭で引用した歌詞の1行にまた違った気付きがあるかもしれません。学習はまず目を通すことが大切ですが、さらに歌詞からピンポイントに指定された箇所に飛んでそこを読み込むことで、グッと身近に感じられるかもしれません。私の場合はビートルズの歌詞が中学での英語の学習のモチベーションに繋がりました。歌詞の引用は最小限(1行以内)に留めてていますので、歌詞全体を見たい方は「ビートルズ全詩集」などの書籍や、CDやレコードの歌詞カードなどを別途参照ください。このサイトの目的は、「この文法に関するフレーズやこの単語はあの曲のあのパートにあったな」とかいう感じで思い出してもらい、曲と英語学習をリンクすることで理解を促進することです。それによって、記憶にも残りやすくなると思います。曲に関連づけて記憶するのは効果的な方法だと思います。また、文法的な勉強をしてから和訳を考えてみても、既存の和訳に現れていないようなもっと深いところの気付きがあるかもしれません(既存のものにも誤訳はあります)。一部、標準英語ではないと思われるけっこう細かい箇所も含まれます。

ビートルズ イエローサブマリンソングトラックのレコード

英語学習教材としてみた場合:

このサイトは、高校英語ぐらいまでのレベルの基本的な英文法や英語構文をほぼ系統的にカバーできていると思います。ただ、入試に出ないような、教科書的な文法に必ずしも沿っていない英語もあえて恣意的に扱っている箇所もあります。全体的には、大学入試にも対応できる内容だと思いますが、参考書として使ってもらえると思います。今の入試には必要ないかもしれない部分もありますので、受験生の場合は適宜、必要なところを自分で判断して見てもらえればと思います。レベル的には、主に高校英語の基礎的なことから、英検準1級ぐらいまでは対応できると思います(英検1級は英検準1級からのギャップがけっこう大きく、また別の能力が必要)。このサイトはメインの教科書としてではなく、参考書的・息抜き的な位置づけで楽しみながら利用してもらえれば幸いです。



全体を通して、文中で省略できる単語や句は丸括弧( )内に示してあります。 また、文中の直前の単語や句に代わって用いられる単語や句は角括弧[ ]内に示してあります。丸括弧( )と角括弧[ ]の解釈を間違うと意味が違ってくるので注意してください。

The beatles Love Songs

ビートルズの音楽が好きな人には:

ビートルズの音楽が好きな人は、歌詞をより深く楽しむ趣味の一環として利用できると思います。これまで当たり前と思っていたことに対して新しい気付きがあるかもしれません。曲名の索引から入ることもできますし、英国オリジナルアルバムの索引から入ることもできます。ビートルズファンになりたての人はベストアルバムのヒット曲の索引から入ることもできます。入門書としても利用できると思います。ビートルズファンの人は曲名を見ているだけでもワクワクできると思います。英語の勉強は抜きにしても単純に楽しんでもらえると思っています。



頻出する単語・フレーズを独自に調査

ビートルズ1のLPレコード

ビートルズの歌詞の中によく見られる表現(単語やフレーズ)を、自分のセンサーに引っかかったものという条件のもとに独自に調査しました。これらの1行は該当するカテゴリーのページの最初のところに引用しています。
洋楽の英語はgonnaとかwannaとか、ほかにも文法を無視して曲に収めることを重視した、あるいは語調を重視した言い回しや、韻を踏むためにナンセンスな歌詞になっていたりと、いろいろ興味深いところがありました。
仮定法過去はビートルズの曲では多い構文であることがわかりました。これは、恋愛において「〜だったらいいのにな〜」ということとか、実現の可能性が低いことに起因しているものと考えられます。それと関係代名詞のwhatが多用されています。関係代名詞thatはThe Long And Winding RoadやAll You Need Is LoveやHappiness Is A Warm Gunなどに少し見られます。それら以外にはさほど使われていません。長くなるからでしょう。
以下、独自の調査で気づいたことのいくつかを箇条書きで示します。
・特に初期の頃の楽曲に初心者の英語学習の教材に適した歌詞が多い傾向
を踏んでいる箇所が多くなると、あまり深い意味がなくなる傾向?(意味より韻を優先)
・一見、二重否定に見えるけれども意味は二重否定ではなく、否定を強調している歌詞。ain't got nothing butI'll never do you no harmなど
・副詞justがけっこう頻繁に使われている。(第8章 副詞参照)
・It's Only Loveの歌詞に出て来るHaven't I …?の疑問文のhaveは「持つ」の意味に限る(3-1-3.参照)
・Here, There and Everywhereの中に出て来る助動詞のneed
・I ain't got nothing but love(3-1-3-3.参照)
・いろいろな曲に出て来るI've got to
接続詞 Forがよく使われている
gonna, wannaは書き言葉としては標準的でないが、曲中に頻出している
・been gone(自動詞goの過去分詞
・英国ではポリエチレンpolyethyleneはpolytheneが使われる。
・A Hard Day's Night中の最初の歌詞It's been a hard day's nightでnightなのに現在完了の継続用法になっている件
・she don't care(3人称単数現在なのにsがついていない
・Ge Backに出てくるshe's got it coming
・Sexy Sadieに出てくるYou'll get yours yet
All You Need Is Loveの歌詞に見られる倒置と二重否定
・For No Oneの歌詞に見られるNo sign of love behind the tears cried for no oneと、Waitに見られるWe'll forget the tears we've cried
・Get Backの歌詞Get back to where you once belongedでは、なぜto whereの部分は「前置詞+関係副詞」なのか
・my loveの意味が「僕の愛」ではなく「愛しい人」や「僕の恋人」という場合もある。→I'll Follow The SunやThis BoyやP.S. I Love YouやI Want To Hold Your Hand、PaulのソロのMy Loveなどの歌詞に見られる。
・ビートルズのIn My Lifeの歌詞には省略された箇所がけっこうあります。
・ビートルズのI'm Downの歌詞で、We're all aloneを、日本人の多くは「私達はみんなひとりぼっち」と訳してしまいそうです。

気になったのは例えば上記のようなものですが、ほかにもあります。これらに限らず、どこでもいいから自分で気になった歌詞のところをきっかけとして文法を勉強すれば理解しやすいし、頭に残りやすいと思います。このサイトでは、著作権の観点から、歌詞のほんの一行あるいはそれ未満しか例文として引用しませんが、それらの属する文法カテゴリーの説明ページに飛ぶことができます。歌詞全体を把握したい人は市販の詩集やレコード, CD, DVD, Blu-ray付属の歌詞カードを参照してください。自分の好きな音楽の歌詞を足掛かりに文法を勉強すれば、楽しく学べて記憶にも残りやすいと思います。



最初に文の構造から見ていきましょう。

Tweet
このエントリーをはてなブックマークに追加
  1. 第42章
  2. トップページ
  3. 第1章


このページの上へ戻る