
自分自身で果樹を育てるメリットは、無農薬、または無農薬に近い状態で行うので、履歴がはっきりしていてよくわからない市販品よりは安心、安全であるということが挙げられます。売り物でなければ見た目が多少汚くてもOKです。また、鉢植えのメリットを挙げてみると、庭植えより鉢植えの方が冬に室内に移動できたりするので、移動によって生育環境を調節できるということが挙げられます。そういう意味で鉢植えの方がより広範な種類の果樹を栽培できます。そして耐寒性のあるものに限っては、より多く収穫したいと思ったらもっと根を張ることができる地植えにする方法もあります。
このサイトでは、果物を食べたあとの種を捨てずに育ててみることに取り組みます。ただ、種には休眠打破しないと発芽しないものがあります。例えば、パッションフルーツは夏に食べて種をすぐに蒔いても間もなく発芽します。しかし、桃やリンゴは食べてすぐに種を蒔いても、一冬越えてから発芽します。これは、寒さを経験して春に休眠打破したことによります。でも、秋に発芽しないといっても、種は乾燥させるとあとで発芽率がかなり落ちるので、たとえ発芽しなくても食べたあとに蒔いておくのがよいと言われています。そのようなことも含めて、発芽までは長くても半年以内のスパンで楽しむことができます。