WordPressが全盛の昨今、私はまだお手製HTMLサイトを作って運営しています。私が作ったHTMLサイトがこの「私の趣味」の中に現在のところ30個ぐらいあります(マイナーチェンジしたものも含めると、もっとあります)。以下にはヘッダー画像のみ示していますが、ヘッダーのレイアウトは同じで、その下のカラム構造が異なるものもあります。
まず、HTMLサイトとWordPressの長所と短所をまとめてみました。
WordPressより軽い、速い GoogleのPageSpeed Insightsにかけるとスコアが高い オフラインで作業できる 古いファイルとして履歴・経過を残すことができる 引越しが簡単 ファイルとして存在するのでバックアップが手元(ローカルディスク上)にある 作った記事の管理が簡単 オフラインでもブラウザで表示できる WordPressを持っているなら、HTMLサイトの個別記事をコピペでWordPressに移行できる(面倒だけどできないことはない) バックアップにお金がかからない 広告を記事単位で変えることができる アドセンスのカスタムチャネルを設定しやすい HTMLとCSSの知識はWordPressでのサイト運営にも役立つ 普遍性がある サイトが完成するまでローカルディスク上で作業できるので、完成後にサーバーにアップロードすればよい。よって、未完成の段階でインデックスやアクセスされる心配はない ドメインやレンタルサーバーを解約してもHTMLファイルをローカルディスク上で各種ブラウザで開くことができる。WordPressはCMSなので基本的にローカルディスク上にファイルとしては存在せず、オンライン上のレンタルサーバーの中にあるので、独自ドメインとレンタルサーバーがないと使えない。 1つのサイト内で同じ階層で複数のテンプレートを使用可能(2つ目からはファイルネームやフォルダネームが重複しないようにする。ファイルを開いてHTMLやcssコードでファイルネームの修正作業も必要。ただ、1つのcssファイルなどに複数種類のテンプレート分すべて記述できるならHTMLファイル以外は1つでいくことも可能。そのようなことが面倒ならHTMLサイトのファイル一式を使いたい異なる種類のテンプレートの数だけ「複製」で用意して、使用できるように作業をすすめる) |
操作が簡単 パソコンの機種やOSに依存しない いつも使っているパソコンが壊れても他のパソコンからアクセスできるので、どんな機種からでも最低限の作業はできる(ローカルディスク上で作業してからサーバーにアップロードするHTMLサイト運営の場合はパソコンにソフトがないと作業できない) プラグインが豊富で、しかもとても便利 HTMLとCSSの知識がなくてもできる テーマが有料、無料を含めて豊富 ユーザーが多いので情報もネット上に多い CONTACTフォームをプラグインで簡単に設置できる 修正作業が一括でできる場合が多い(HTMLサイトではファイルを1つ1つ修正するのが時間がかかるし、疲れて修正間違いが起こりやすい) |
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テキストエディターやFTPツールが必要なのでWordpressよりいろいろと面倒だし、パソコンの機種やOSに依存する ファイルがたくさんあると、修正作業がかなり面倒 HTMLとCSSの知識が必要 現在ではユーザー数が少ないので、あまり発展は期待できない 時代遅れの感が否めないので、情報も限られる WordPressの勢いに押されて衰退傾向 テンプレートを作る・手に入れるのが困難 自分好みのCONTACTフォームを用意するのが簡単ではない MacのOSのアップグレードに伴い、現在使っているAdobe Dreamweaver CS5がいつまで使えるかわからない WordPressのウィジェットを用いたサイト内検索にHTMLサイトはひっかからない WordPressの場合はテーマを変えればサイトの雰囲気が比較的簡単に変えられるが、HTMLサイトの場合は、用いるテンプレートを決めたら1ページずつ内容をコピペで入れ替えていく作業が生じる。それはとても面倒。 |
HTMLサイトより重い、遅い GoogleのPageSpeed Insightsにかけるとスコアが低い。つまり、遅い、重たい。 普通はオンラインでないと作業できない 記事が上書きされるので履歴が残せない ファイルとして存在しない(いろいろなものを読み出して構成されているCMSだから) 引越しが面倒 バックアップをとるのが面倒だし、有料バックアップの場合、バックアップが手元にないので何となく不安(ダウンロードした場合は手元にあるが、通常はレンタルサーバー上) WordPressは何となく実体がない(私見) バックアップが有料 ネット環境がないと表示できない 作った記事の管理が面倒 WordPressの記事をHTMLサイトに移すのはHTMLとCSSの知識がない場合は簡単ではないし、知識があったとしても面倒 記事ごとに広告を変えることができないことはないとしても、かなり面倒(HTMLファイルの場合は1つのファイルで好きなように設定できる) HTMLでは当たり前に上付き下付きなどができても、WordPressではテーマによってできないものがある。その場合はそのページだけHTMLファイルで代用することもありえる。 下書き段階でもインデックス・アクセスされる可能性はゼロではない。 パーマリンク(ファイルネーム)に半角大文字が使えない。それは、たとえば大文字も含んだファイルネームの記事(例えばHTMLsite.html)を有するHTMLサイトからWordPressに記事を移転した際に、WordPressでは全部小文字のファイルネーム(パーマリンク)になるので301リダイレクトを設定しなければ検索結果からアクセスできなくなる。(例えばHTMLサイトのファイルネームがHTMLsite.htmlだったらWordPressではhtmlsite.htmlに自動的に変換されてしまうので、htmlsite.htmlへ301リダイレクトしないと404エラーになってしまうということ) |
というわけで、両方使ってみて、HTMLサイトの方が便利だと思う点もまだまだあるので私は今でもHTMLサイトを運営しています。というか、HTMLサイトとWordPressのハイブリッドサイトを運営しています。以下に27サイト挙げています。
上の画像はスクリーンショットですが、PC画面では横に3つ並べたので文字が小さくて読めません。そこで、PC画面で大きく見える画像を使ったのが以下です。ページはレスポンシブなのでスマホでは同じ表示になります。それゆえPC画面で見ないとその意味がわからないかもしれません。以下の画像はあくまでもPC用です(上記と下記は内容的には重複していますが、PCとスマホではレイアウト的に異なる画面表示になるというだけの理由で下記は削除せずに残しています)。
ほかにfavorites7/index.html, favorites8/index.html, favorites9/index.html, favorites10/index.html, favorites11/index.html, favorites12/index.html, favorites13/index.htmlも同じテンプレート
以上です。
それでは、また。