ベランダで洋梨(ラ・フランス)の鉢植え栽培
Growing European Pear La France in a Pot
ラ・フランスは、フランス原産の洋なしで、見かけはデコボコしていますが、とても甘く、食感はモモや柔らかいリンゴにも似ています。畑でラ・フランスを栽培していますが、害虫(テッポウ虫やイモムシ)にやられてなかなか大きくなりません。そこで、今回はベランダで鉢植えで育ててみようと思いました。花が咲きそうな苗木がDCMダイキ ペット&グリーンにあったので買ってきました。受粉のことを考えたら異品種があった方がいいと思い、花が咲きそうなル・レクチェも買ってきました。
ラ・フランスの苗木のタグ
(2018年3月13日)
ラ・フランスの苗木の説明書
(2018年3月13日)
ラ・フランスの苗木
(2018年3月13日)
ラ・フランスのつぼみ
(2018年3月13日)
ラ・フランスのつぼみ
(2018年3月13日)
ラ・フランスの新芽
(2018年3月13日)
ラ・フランスの苗木のポリポット
(2018年3月13日)
ラ・フランスの苗木をポリポットからプラスチック製の鉢に植え替えることにしました。始めたのが夕方なので暗いです。
(2018年3月15日)
ラ・フランスの苗木をプラスチック製の鉢に植え替えました。隙間に「花と野菜のかる〜い培養土」を充塡しました。
(2018年3月15日)
ラ・フランスの苗木を植え替えて2日後。左がラ・フランスで右がル・レクチェ。
(2018年3月17日)
つぼみが4日前より生長していることがわかります。
(2018年3月17日)
つぼみが白くなってきました。
(2018年3月22日)
写真右下のつぼみは少し遅れているようです。
(2018年3月23日)
花が咲きました。桜の開花とほぼ同じタイミングでした。
(2018年3月24日)
写真左側がラ・フランスで、右側がル・レクチェです。ル・レクチェの方はラ・フランスより開花が2日ほど遅れているように感じます。
(2018年3月25日)
一般に8割ほど咲いたら満開というそうです。そういう意味では満開といえると思います。ちなみに熊本の桜も今日が満開です。
(2018年3月26日)
ル・レクチェの一房のつぼみ(写真右端)が咲いたので、ラ・フランスの花と接触させるように鉢を移動しました。
(2018年3月26日)
花同士を接近させて、飛んだ花粉で異品種間の受粉を意識したためです。左上がラ・フランス、右下がル・レクチェの花。
(2018年3月26日)
あとで綿棒で人為的に授粉しました。
(2018年3月26日)
左がラ・フランスで、右がル・レクチェ。ラ・フランスはだいぶ散り始めました。ル・レクチェの方はラ・フランスより少し遅かったです。
(2018年3月30日)
左がラ・フランスで、開花から10日後。もう花は終わりました。右がル・レクチェ。そろそろ子房が膨らみ始める頃です。
(2018年4月3日)
1週間後、子房が膨らんできました。3つの枝のうちの1つ。
(2018年4月10日)
1週間後、子房が膨らんできました。3つの枝のうちの2つ目。
(2018年4月10日)
1週間後、子房が膨らんできました。3つの枝のうちの1つ。
(2018年4月10日)
さらに1週間後には2個まで減りました。
(2018年4月17日)
少し色があやしくなってきました。
(2018年4月19日)
2つ目も少し色があやしくなってきました。このあと落下しました。
(2018年4月19日)
1個目も黒くなって落ちました。結局1個も育ちませんでした。
(2018年4月19日)
木の最上部に新しいつぼみが出現しました。6個ついています。
(2018年4月27日)
もう1箇所あります。新しいつぼみが3個ついています。
(2018年4月27日)
2つの枝の先端です。これらの花が実になってくれればいいですが、期待せずに見ていきます。
(2018年4月27日)
もうすぐ咲きます。
(2018年5月2日)
左側の花は咲き始めました。
(2018年5月3日)
満開になりました。
(2018年5月6日)
花は散って、そのあと右側の1輪だけ結果していました。授粉樹になるものはなかったので、どうなるかわかりませんが、期待してしまいます。
(2018年5月19日)
接写しました。色が若干おかしいです。大きくなるでしょうか。落果するでしょうか。
(2018年5月19日)
そのうち落果するかと思っていたら、意外に成長しています。わからないものです。
(2018年5月30日)
今後の予定
買ってきてから4日経った3月17日現在、つぼみの生長が認められます。また、ル・レクチェのつぼみの生長もほぼ同程度なので、ほぼ同時期に咲くことが期待できます。つぼみの生長にはポリポットから一回り大きなプラスチックの鉢に植え替えた効果もありそうです。
2018年3月26日現在、ル・レクチェとラ・フランスのお互いの花粉で人工授粉しました。これがうまくいったかがわかるまでもうしばらくかかります。
2018年4月10日現在、結果していい感じで生長していました。16個前後あったのですが、その1週間後には2個まで減ってしまいました。そして、その2日後の4月19日には全部落ちて0個になりました。これらの結果から、受粉については問題なかったようですので、もっと木が成長した来年に期待したいと思います。
2018年4月27日現在、新しいつぼみが9個ついているのに気づきました。もう花は終わったものと思っていたのですが、授粉相手(ル・レクチェ)の花がないので、実は期待できません。まあ、どうなるか見ていきたいと思います。
2018年5月19日現在、授粉樹のル・レクチェの花はなかったにもかかわらず、1個だけ結果しているように見えるものがあります。若干色がおかしいので、近々落果する可能性が高いです。
2018年5月30日現在、結果した1個がまだ落ちずに成長しています。大きくなりつつあります。授粉樹もなく、人工授粉もしていないのに実がなりました。これならル・レクチェの木はいらないのではないでしょうか。
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