私の趣味

トップページ > 果樹の栽培記録 > フェイジョアの露地栽培

フェイジョア(パイナップルグァバ)の露地栽培

Feijoa



栽培しやすさ ★★★★☆
おすすめ度 ★★★★☆


2015年1月12日(月)、近くのホームセンターでフェイジョアという珍しい果樹の苗木を見つけました。パイナップルグァバともいいます。写真は一瞬アボカドかと思ったのですが、違いました。花の写真がついていましたが、それを見るとイエローストロベリーグァバの花にそっくりでした(色はイエローストロベリーグァバの花は白ですが、形がそっくりです)。寒さに弱いので、鉢植えにして、冬は室内で育てると書いてありました。その点もグァバの場合と同じです。面白そうだと思い、さっそく買って帰りました。鉢を1個と、土も一袋買って帰りました。ただ、タグには品種が書いてありませんでした。異品種を混植しないと実が生らない品種もあるので、2本以上植えるべきなのですが、1本しかありません。仕方ないのでこのままいきますが、4〜6年後に自家結実性があるならばアポロかクーリッジあたりに絞られると思います。

フェイジョアはグァバなどと同じフトモモ科の常緑樹になる果実です。南米が原産で、ニュージーランドやオーストラリアなどでは果実はよく食べられていて、木自体は庭木や公園樹としても人気があります。フェイジョアはグァバなどと同様のフトモモ科の植物ですが、グァバなどは熱帯気候を好むのに対して、このフェイジョアは比較的低温化でも栽培できるといわれています。しかし、買ってきた苗木に付いていた説明書には、鉢植えにして冬は室内で越冬させると書いてあります。ただ、関東より南であれば庭木として育てることができ、栽培自体にはそれほど難しくないという情報もあります。



Feijoa
フェイジョアの苗木を買ってきました。
(2015年1月12日)



こんな感じの葉っぱです。少し金木犀の葉っぱに似ているかもしれません。
(2015年1月12日)



苗木に付いていた写真(裏は説明書)です。青いマンゴーのようです。
(2015年1月12日)



太陽光を浴びて黄緑色をしています。寒さのためか褐色の斑点が入っているのがわかります。この点はグァバの苗木とよく似ています。
(2015年1月12日)


帰宅してさっそくベランダでポリポットから鉢に移植しました。買ってきた土も追加して、最後に水をやって終了。
以下に写真を示します。



買ってきた鉢にイチゴの葉っぱなどを少し敷いてから、土を少し入れました。
(2015年1月12日)



ポリポットをはずすと、根がめちゃくちゃ張っていました。(2015年1月12日)



土の上に置きました。土の上の斑点はベランダの金網の穴から入射した太陽光です。
(2015年1月12日)


Feijoa
隙間に土を移植鏝で入れました。根元にはけっこう余計な枝があるようなので、1月25日に剪定して、枝を捨てずに挿し木にすることにしました。まずは自分自身で体験して勉強するためです。うまくいかなくてもOKです。
(2015年1月12日)



水をたっぷりやりました。
(2015年1月12日)



金木犀か何かの木と間違いそうです。
(2015年1月12日)


Feijoa
グァバの葉っぱはもっと肉厚な感じです。
(2015年1月12日)



フェイジョアの果実は熟すと自然落果します。その点はマンゴーと同じです。落果してすぐには硬くて食べられませんので、キウイのように、収穫後追熟させてから食べます。追熟できたものはバナナやパイナップルのような独特の強い香りがして、甘いといわれています。早く自分で確認してみたいものです。生食またはジャムやゼリーなどの加工食品、果実酒などに利用できるので、個人的には果実酒に興味があります。しかし、異品種を混食しないと実が生らないそうです。木自体は接ぎ木、挿し木で殖やすことができます。挿木で殖やせるか試してみたいと思います。また、強い剪定を行うと翌年の開花、結実量が悪化するともいわれています。私はあまり剪定しないので好都合です。庭木としても興味があります。

これから随時、経過を報告します。

また、1月25日(日)に剪定した枝を捨てるのがもったいないので、この季節に薬も使わずにただ土に挿して、挿し木で殖やせるかどうか試してみることにしました。



若葉が出てきました。
(2015年5月2日)



鉢植えでは水が不足しがちなので、実家に持って帰って地植えします。先日は若葉が萎れていました。
(2015年5月2日)


Feijoa
フェイジョアの脇に植えてある河内晩柑の苗3本とハイビスカスカクテルパープルの苗1本。
(2015年5月2日)


Feijoa
エビネの近くに植えました。
(2015年5月2日)



約1ヶ月後。けっこう日蔭になる場所なので、もっと日当りの良い場所に移植したいと考えました。
(2015年5月30日)


Feijoa
日当りの良い畑に移植しました。この場所は一番生長していたザクロが枯れた場所です。
(2015年5月30日)


Feijoa
新芽が出ていました。何とか根付いてほしいです。モグラが穴を掘って回るので、それが気掛かりです。
(2015年7月4日)


Feijoa
これは田浦町の道の駅に植えてあるフェイジョアの木に生った実です。こんなのが自分のフェイジョアにも生るはずと信じています。
(2015年10月17日)


Feijoa
フェイジョアに関しては台風15号の影響はほとんどありませんでした。
(2015年10月18日)



12月24日の雪の影響もなく、何とか枯れずに持ち堪えています。フェイジョアは比較的寒さに強そうです。
(2016年2月6日)



新芽が出てきました。しかし、まだ花芽は付いていません。
(2016年5月2日)


Feijoa
花が咲いていました。買ってきてから1年半です。新しい葉っぱもたくさん出ています。
(2016年6月4日)


Feijoa
花はとっくに散っています。
(2016年7月2日)


Feijoa
実になりそうな子房が数個あります。
(2016年7月2日)


Feijoa
丸みを帯びてきているので、実になりそうな気はします。しかし、落ちるかもしれないので、予断は許しません。
(2016年7月2日)


Feijoa
実は最低3個はあることが確認できています。
(2016年9月24日)


Feijoa
ローゼルの樹勢が強すぎて侵食されています。
(2016年9月24日)


Feijoa
3個生っています。最も大きく育った1個。
(2016年10月16日)


Feijoa
3個のうちの2個目。
(2016年10月16日)


Feijoa
3個目。収穫まで漕ぎ着けてほしいです。そのうち落果します。見つけ出して回収します。
(2016年10月16日)



これまでのまとめと今後の予定


4ヶ月ほどベランダで鉢植えにしていたフェイジョアを5月に地植えして半年経過しました。最初に植えた場所は若干日蔭になる裏庭だったのですが、その後、南側の畑に植えてから順調に生長しています。台風のダメージもありませんでした。2015年末〜2016年の冬が最初の冬ですが、この寒さを耐えきれれば、その後も育つと思われます。

若干葉っぱの変色が見られますが、2016年2月現在、枯れずに生きています。越冬はうまくいったかもしれません。2016年5月2日現在、新芽が出て来ています。でも、蕾は見られません。

2016年6月4日現在、花が5〜6輪咲いていました。結実してくれれば今後が楽しみです。これからの雨期を乗り越えてくれればよいのですが・・・

2016年7月2日現在、花後に実になりそうなのが5〜6個ありました。最低でも1個は収穫できてほしいです。

2016年9月24日現在、実が3個は生っていました。このあと収穫できたら味と香りを楽しんだあと、種を蒔いて実生苗を育てようと思います。

2016年10月16日現在、3個はまだ生き残っていました。そのうち落果するので地面から回収します。

フェイジョアの収穫と熟成



Feijoa
2017年6月も花が咲きました。
(2017年6月3日)


Feijoa
けっこう中の方に咲いています。
(2017年6月3日)


Feijoa
1年前より木が大きくなりました。
(2017年6月4日)



Tweet
このエントリーをはてなブックマークに追加

ページの先頭へ戻る







Go to PC for Full Version