
1本目の枝
(2015年1月12日)
Cutting of Feijoa branch
フェイジョアは庭木や公園樹としても人気があります。フェイジョアはグァバなどと同様のフトモモ科の植物ですが、グァバなどは熱帯気候を好むのに対して、このフェイジョアは比較的低温化でも栽培できるといわれています。関東より南であれば庭木として育てることができ、栽培自体にはそれほど難しくないということです。
2015年1月12日(月)、近くのホームセンターでフェイジョアの苗木を買ってきました。鉢植えでベランダに置いています。
2015年1月25日(日)、購入してから約2週間経ちました。異品種を混植しないと実がつかないとのことですが、異品種は今のところ近くには売っていないので、植えることはできません。通販でも調べましたが、何せ高いので、手が出ません。また、近くのホームセンターで買った苗のタグには品種が書いてありません。ということは、異品種を混植しようとしても、買った2本目が同品種ということもありうるわけです。そこで、庭木として育てることも面白いと思いました。まずは、根元から出ている枝が少々邪魔なので、それを切って挿し木で個体数を増やしてみようと思います。
6月下旬~7月上旬が適しているとのことですが、今はまだ1月。今はまだうまくいかないかもしれませんね。また、挿し木には切り口に発根促進剤を塗ることをおすすめしますとのことです。おすすめということは絶対塗らなければならないということではなさそうですが、どうなんでしょう。難しそうですが、塗らなくてもできるかどうかについても実際に試してみようと思います。どのみち、剪定して取った枝、捨てるなら挿し木にしておけばいいですよね。下記のように行いました。
1本目の枝
(2015年1月12日)
カッターで少し削りました。
(2015年1月12日)
プランターの土に深く挿しました。
(2015年1月12日)
1本目の枝がついたいた枝。
(2015年1月12日)
カッターで少し削りました。
(2015年1月12日)
プランターの土に深く挿しました。
(2015年1月12日)
合計2本です。様子を見てみます。
(2015年1月12日)
一般的な方法は次のようです。
春から伸びた新梢の葉を3枚ほど残し、切り取り、10cmほどのさし穂を作ります。発根を促すための発根促進剤としてはオキシベロン、ルートンなどが販売されています。発根は生長ホルモンのオーキシンによって促進されるので、発根促進剤としてオーキシンの一種のインドール酪酸であるオキシベロンが使われます。また、もう一つのルートンの方はナフタレン酢酸アミドです。
新芽が出てきつつあります。もう少し様子を見ます。
(2015年5月7日現在)
今回、剪定した枝をただ捨てるのももったいないので、有効利用しようと思って挿し木という方法を試したわけですが、結果的に根付きませんでした。もっとちゃんとすればできると思います。フェイジョアは南国の木というイメージなので、寒さに弱いのではないかと考えられます。しかし、寒さの厳しい私の実家で地植えしたところ、枯れずに冬を越えることができました。パッションフルーツはとても寒さに弱いことが2015年末〜2016年2月でわかりました。トロピカルフルーツを育てたい人にとって、フェイジョアは意外とお勧めかもしれません。フェイジョアの果実は香りがパイナップッルのようで、強いです。
2016年6月5日、新芽が切れてしまったので、捨てずにもう1回挿し木にしてみます。だめ元です。
新芽が切れてしまいました。
(2015年6月5日)
ビルベリーの鉢植えの根元に新しい培養土を補充して挿しました。少し葉っぱの枚数が多い気がしますが、そのまま行きます。
(2015年6月5日)
ここで、フェイジョアの強力な生命力を示す例を1つ見出しました。以前、鉢植えのフェイジョアの木が枯れてしまいました。その時の枝をパッションフルーツの蔓を支えるために鉢の土に挿していました。それはもう完全に枯れてしまっているので、2016年7月16日に抜き取ってみました。驚いたことに白い糸のようなものがたくさん付いていました。よく見てみると根のようです。パッションフルーツの根が絡み付いているのかと思いましたがそうではなく、フェイジョアの枝から出て来ています。でも、枝本体は枯れてしまっています。この枝が今後生長することはないにしても、根がとりあえず出て来ていることには驚かされました。フェイジョアで挿し木ができる理由がわかったような気がします。
枯れた枝なのに根が出ています。
(2015年6月5日)
根は本体が完全に枯れる前に出てきたものと考えられます。根が出たあと本体は枯れてしまったのでしょう。枝をはさみで切断してみたところ、断面は枯れていました。でも、根はまだ生きているように見えます。
(2015年6月5日)