アケビの異品種の混植
Growing different cultivar of Akebi nearby.
| 栽培しやすさ | ★★★★☆ |
| おすすめ度 | ★★★★☆ |
現在、家で栽培しているアケビは三つ葉アケビです。アケビはムベと違って自家結実性がほとんどないので、異品種を混植しないと実がつかないと言われています。私が植えている三つ葉アケビは花が咲くにもかかわらず、実が生ったことがありません。これは、受粉していないためであると考えられます。ムベと同様に自家結実するかと思っていたのですが、やっぱりそれではうまくいかないようです。
そこで、ホームセンターDAIKIから小葉が五枚付いている品種のアケビの苗を買ってきました。調べてみると、どうやらこれがスタンダードなアケビのようです。このアケビと三つ葉アケビの雑種が五葉アケビと考えられています（今回刈って来た小葉が五枚付いている品種とは別に五葉アケビというのがあるということです）。これまで買う人がいなかったので、売り場でだいぶ生長して他の苗と絡み合っていました。蔓を傷つけないようにゆっくりとほどいて買いました。消費税込みで1034円でしたが、まあまあお買い得だったと思います（小さい苗なら高いと感じるでしょうが・・・）。これならさっそく来年には花が咲いて授粉できるかもしれません。また、家に植えている三つ葉アケビからも花粉をもらって五葉アケビも実がつくかもしれません。ポリポットに植えてあったので、鉢に替えました。しばらくベランダで栽培しておいて、帰省した時に移植します。
五葉アケビの苗木を買いました。
（2015年5月16日）
ポリポットからプラスチック製の鉢に植え替えました。
（2015年5月16日）
三つ葉アケビから1mほど離れたところに穴を掘りました。
（2015年5月30日）
土で埋めた後、サークル支柱を立てて囲みました。草刈り機で刈られないためです。
（2015年5月30日）
蔓の上端部分をタグの針金で蒔いて柿の木に固定しました。
（2015年5月30日）
左側が三つ葉アケビのひこばえが成長した蔓2本で、その右側に今回の五葉アケビの苗です。
（2015年5月30日）
2015年5月30日（土）の午後、雨の中、移植しました。これで来年2016年の春に両方の品種に花が咲いてくれれば実が生りそうです。
このあと秋頃にアケビの苗の後方のムベの薮を払って、光が当たるように明るくしました。これで、アケビのツルの生長が促進され、花が咲いてくれるといいです。
しかし期待に反して、2016年4月9日（土）現在、花は咲いていません。隣りの三つ葉アケビの方は花がたくさん咲いているのですが、こちら五葉アケビの花が咲いていないと混植の意味がありません。今年も三つ葉アケビの実は見られそうにありません。
五葉アケビの苗には花が見られません。
（2016年4月9日）
右側が五葉アケビの苗です。花が咲いていません。一方、左側の三つ葉アケビには下の方に花がたくさん咲いています。しかし、しかし、片方だけではだめです。同時に両方咲いてくれるのはいつになるのでしょう。
（2016年4月9日）
五葉アケビの蔓が上から落ちてきて垂れていました。そこで、2017年1月4日に脚立を持ってきて、農業用の紐で柿の木の枝に結びつけました。
五葉アケビの蔓の3枚の写真のうち、いちばん下の部分。
（2017年1月4日）
五葉アケビの蔓の3枚の写真のうち、真ん中の部分。
（2017年1月4日）BR>
五葉アケビの蔓の3枚の写真のうち、いちばん上の部分。白い紐で結んである箇所はこの最上部の3枚目の写真の中に2ヶ所。
（2017年1月4日）
2017年4月2日、よく観察していたらつぼみがあるのを発見しました。苗を買ってきてから2年経過して、ついに花が咲きそうです。隣りに植えているもう1本のアケビの方にもつぼみがあるので、お互いに授粉してくれたら今年2017年は両方に実が生るかもしれません。
2018年4月には三葉アケビと五葉アケビの花が同時に咲き、両方の実が生りました。
