私の趣味

トップページ > 果樹の栽培記録 > キウイ > レインボーレッドキウイの種からの栽培

レインボーレッドキウイの種からの栽培

Growing Rainbow Red Kiwi from Seeds.



栽培しやすさ ★★☆☆☆
おすすめ度 ★★☆☆☆


家で栽培している我が家のアップルキウイの果肉の中央付近が赤いのが謎なのです。レインボーレッドではないかと思いました。そこで、スーパーで売っていたレインボーレッド4個入り350円(税込み378円)を買ってきて、実際に味と見た目を比べてみました。

レインボーレッドは、中国系キウイフルーツから発見され選抜育成された新品種で、静岡県や福岡県で栽培が広がっています。 果実はやや小型で、表面は完全な無毛です。果頂部が凹んでいて、糖度が高くて刺激の少ないキウイです。 主に静岡県や福岡県で栽培されています。アクチニジンをわずかしか含まないキウイです。私はJAで八女産のものを買ってきました。レインボーレッドはキウイ全体の生産量と比べるとまだまだかなり少ない珍しい品種です。

レインボーレッドキウイの果肉は外側が黄緑色、種が含まれる部分は赤くなっています。糖度は17度前後と高く、酸味が少なく、甘味が強い品種です。タンパク質分解酵素のアクチニジンが他のキウイより少ないといわれています。レインボーレッドキウイの収穫時期は9月下旬〜10月上旬で、低温でも貯蔵性はあまり無いため、出回る時期も限られます。これまでのキウイと味が異なり、価格は高めであるにもかかわらず、非常に人気があります。レインボーレッドは国際的には、Hongyang (Red sun) といわれてるそうです。レインボーレッドの赤色色素はアントシアニン系の色素です(Montefiori, M. et al., J. Agric. Food Chem., 53, 2005, 9526-9530)。pH指示薬のように水素イオン濃度に応じて色が変わり、中性〜アルカリ性のpHでは緑色〜青色に変わります。



買ってきたレインボーレッド4個。
左上のレインボーレッドは傷みかけています。
(2014年11月9日)



レインボーレッド4個が入っていたビニール袋
(2014年11月9日)


kiwi Rainbow Red
最初の写真の左上のやわらかくなってしまっていたレインボーレッドの断面
(2014年11月9日)



レインボーレッドの外見のつや具合はゴールデンキングに似ています。アップルキウイの外見とは明らかに違います。
(2014年11月9日)


kiwi Rainbow Red
レインボーレッドの果肉。基本的に緑がかっています。
(2014年11月9日)


kiwi Rainbow Red
取れる分だけ集めたレインボーレッドの種と赤い果肉。イチゴジャムのようです。
(2014年11月9日)


kiwi Rainbow Red
種はキウイ2個分の4分の1未満と思われます。
(2014年11月9日)



剝いた皮も置きました。
(2014年11月9日)


レインボーレッドの果実を剝いて食べてみましたが、断面は中央は赤いですが、周辺は薄い緑色がかっています。我が家のアップルキウイは中央付近は赤で、周辺は白(緑色っぽくはなかった)ですので、明らかに見た目が違います。しかし、それ以上に味が明らかに違います。レインボーレッドの味はこれまで食べたことのない味でした。イチゴの味というか、野苺の味というか、香緑よりは酸味があって、これまで食べたキウイの中では最もおいしいと思いました。ぜひ、種から発芽してほしいです。香緑はすでに実生で4本大きくなりましたので、最近始めた我が家のアップルキウイの種からの栽培に引き続き、レインボーレッドに挑戦します。失敗を恐れずにプロセスを楽しみます。

残り2個も2011年11月11日に食べました。種は一部取り出し、昨日の分に追加で蒔きました。



最後の2個もこれから食べます。中がどうなっているか、味も楽しみです。
(2014年11月11日)


kiwi Rainbow Red
頭の部分が凹んでいるのがこのキウイの特徴です。(2014年11月11日)



皮は緑色をしています。
(2014年11月11日)



皮を剝いてもうっすら緑色をしています。
(2014年11月11日)



包丁で半分に割りました。赤いです。
(2014年11月11日)


kiwi Rainbow Red
左側のキウイの拡大写真です。
種はひだに収納されています。
(2014年11月11日)



種を少し取り出しました。
ゼリー状の果肉に包まれています。
(2014年11月11日)



昨日蒔いた分に追加で蒔きました。
(2014年11月11日)



皮も置きました。
(2014年11月11日)



皮の色が変わりました。

後日、サンふじの芯とへたの部分を置きました。(2014年11月27日)


食べると癖になりそうにおいしいです。何の味に似ているかわからないのですが、軟らかくなったものは固めのものより甘く、ほかの品種よりすごく甘いのは確かです。目隠しされて食べさせられてもキウイだとはわからないと思えるほど、キウイ独特の風味がありません(おいしいという意味です)。


kiwi Rainbow Red
2本だけ発芽しました!
サンふじがたくさん発芽している鉢です。
(2015年4月2日)


kiwi Rainbow Red
徐々に生長しています。
(2015年4月18日)


kiwi Rainbow Red
2本とも急に萎れてきました。すでに手遅れの感はありますが、グァバの鉢に2本とも植え替えました(写真下2本)。
(2015年4月29日)


kiwi Rainbow Red
移植から1日後、1本(右側)はほぼ絶望的ですが、最後の1本(左側)はまだ望みはあります。
(2015年4月30日)


kiwi Rainbow Red
2本とも枯れてしまいました。これで終了です。感想としては、香緑やゴールデンキングより弱いです。ある程度根を張って大きくなってから移植しないと枯れます。
(2015年5月2日)


まとめ


キウイレインボーレッドの種から2本発芽したのですが、移植のタイミングの判断ミスで枯らしてしまいました。今度レインボーレッドを買った時はもうもう一度チャレンジします。まずは発芽するかどうかですが、発芽したら今回の失敗を踏まえてもっとうまくできると思います。



Tweet
このエントリーをはてなブックマークに追加

ページの先頭へ戻る







Go to PC for Full Version