ベランダで洋梨(ル・レクチェ)の鉢植え栽培
Growing European Pear Le Lectier in a Pot
ル・レクチェは、フランス原産の洋なしで、果重は300~400gほどになり、追熟は40〜45日もかかるといわれています。以前、畑に植えていた洋梨 ル・レクチェが虫にやられて枯れてしまいました。そこで、今回は鉢植えで害虫の少ないベランダで栽培しようと考えました。ちょうどつぼみを持ったル・レクチェの苗木が売られていたので、つぼみを持ったラ・フランスと一緒に買ってきました。
ル・レクチェの苗木のタグ
(2018年3月13日)
ル・レクチェの苗木の栽培方法の説明書き
(2018年3月13日)
ル・レクチェの苗木
(2018年3月13日)
ル・レクチェのつぼみ
(2018年3月13日)
ル・レクチェの新芽
(2018年3月13日)
ル・レクチェの新芽
(2018年3月13日)
ル・レクチェの新芽
(2018年3月13日)
ル・レクチェの苗木のポリポット
(2018年3月13日)
ル・レクチェの苗木をポリポットからプラスチック製の鉢に植え替えました。隙間に「花と野菜のかる〜い培養土」を充塡しました。夕方に行いましたが、それについては特別な理由はありません。
(2018年3月15日)
ル・レクチェの苗木を植え替えて2日後。右がル・レクチェで左がラ・フランス。大きい苗木の方がル・レクチェです。
(2018年3月17日)
4日前より明らかに生長いています。つぼみができてきました。
(2018年3月17日)
つぼみは生長していますが、まだ咲く気配はありません。写真左側がル・レクチェで、右側がラ・フランス。
(2018年3月22日12:22)
つぼみは1日でけっこう変化します。
(2018年3月23日16:42)
写真左側がル・レクチェで、右側がラ・フランス。ラ・フランスのつぼみは一部咲いていますが、ル・レクチェの花はまだ咲いていません。
(2018年3月24日18:04)
もうすぐ咲きそうな雰囲気は出てきました。
(2018年3月25日7:37)
写真右側がル・レクチェで、左側がラ・フランス。ラ・フランスの花は4分咲きぐらいですが、ル・レクチェはまだ咲いていません。
(2018年3月25日9:44)
朝のつぼみの状態。間もなく咲きそうです。
(2018年3月26日7:21)
2時間半後、咲き始めていました。
(2018年3月26日10:03)
写真右側がル・レクチェで、左側がラ・フランス。ラ・フランスの花は7分咲きぐらいになりました。ル・レクチェの方はまだ咲き始めたばかりです。
(2018年3月26日10:03)
ル・レクチェの咲いた花(右下)をラ・フランスの花(左上)に接近させて固定しました。受粉を意識してのことです。
(2018年3月26日15:48)
鉢を動かすだけでおしべとめしべを物理的に接触させるのは困難でしたが、飛散した花粉は風で相手のめしべに付くのは可能のように見えました。しかし、この後、万全を期して綿棒で人工授粉しました。その詳細はこちら →
(2018年3月26日15:49)
右がル・レクチェで、左がラ・フランス。ル・レクチェの方はラ・フランスより開花が少し遅かったですが、その分、散るのも少し遅いようです。
(2018年3月30日)
右がル・レクチェで、開花から8日後。もう花は終わりました。左がラ・フランス。受粉がうまくいっていればこれから子房が膨らみ始める頃です。
(2018年4月3日)
横から見ると子房が膨らんできていることがわかります。
(2018年4月3日)
さらに1週間後。黄色くなって落ちていくのもあります。
(2018年4月10日)
どんどん落果して残った2個のうちの1個です。
(2018年4月10日)
残った2個のうちのもう1個です。右側は黄色くなって落ちます。
(2018年4月10日)
さらに1週間後。この1個だけになりました。
(2018年4月17日)
果柄の上の部分が少し黄色くなってきているように見えます。これが気になります。
(2018年4月19日)
やはり果柄がおかしいです。
(2018年4月20日)
この果実も落ちてしまいそうです。
(2018年4月21日)
絶望的になってきました。
(2018年4月22日)
落ちました。左がル・レクチェで、左がラ・フランスの最後の落果。ル・レクチェの方はいけるかなと期待したのですが、だめでした。
(2018年4月23日)
まとめと今後の予定
2018年3月13日に買ってきて、15日にポリポットからプラスチック製の鉢に植え替えました。買ってきてから4日経った3月17日現在、つぼみは生長しています。また、ラ・フランスのつぼみの生長もほぼ同程度なので、お互いが授粉樹になってそれぞれの木に実がなってくれればいいのですが、まあ、そううまくはいかないでしょう。でも、期待して観察していきます。
2018年3月26日にラ・フランスとル・レクチェの花粉でお互いに人工授粉しました。この結果は花びらが散ってからしばらくしてわかると思います。
ル・レクチェはラ・フランスより開花が若干遅かったのですが、花後の子房の膨らみ方は早かったです。しかし、落下はラ・フランスより早かったといえます。残った実はいい感じで大きくなりつつあったのですが、黒くなって落ちてしまいました。やはり栽培は難しいと思いました。
この1年で木がいい感じで成長するよう仕立てていきたいと思います。そして、来年もう一度花が咲き、今度こそ実が育つことを期待します。
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