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洋梨(ラ・フランス)の栽培

Growing European Pear La France.



栽培しやすさ ★★★☆☆
おすすめ度 ★★★★☆

ラ・フランスは、フランス原産の洋なしです。食感はモモや柔らかいリンゴにも似ています。日本へは当初は食用としてではなく、受粉用として導入されました。だからですね。花がたくさん咲きます。収穫は実の固いうちに行われ収穫後に常温で追熟して生食できるようになる。追熟の間、果実に含まれる多糖類のデンプンが分解されて果糖、ショ糖、ブドウ糖などの糖となる。これにより甘味が増し、増粘剤として知られるペクチンのゲル化により舌触りの滑らかさが増します。木に生っているときに枝に近い部分が褐色を帯びてくると柔らかくなり、それから1日程度が完熟の目安であるとのことです。

畑に植えていた洋梨 ル・レクチェが虫にやられて枯れてしまいましたので、今度はもっと幹の太いラ・フランスをホームセンターから買ってきました。今度こそは無事に育ってほしいです。実が収穫できるまでになるのはこれから何年後になるかわかりませんが・・・・・・食べることがメインなのですが、他の梨の木への授粉用に働いてくれることも期待しています。楽しみに育てたいと思います。



ラ・フランスの苗木
(2012年11月9日)


2012年11月18日(日)、実家に持って帰りました。1月2日に畑に植えました。実は少し大きくなりました。収穫できるかどうかはわかりませんが、一応袋がけしました。


La France
畑に植えた直後。
(2013年1月2日)


2013年2月3日(日)、霜でやられていましたので、摘果しました。
2013年4月7日(日)、花がたくさん咲いていて、散ったものは結実していました。



花がたくさん咲いて結実していました。
(2013年4月7日)


La France
花がたくさん咲いて結実していました(拡大写真)。(2013年4月14日)


2013年5月4日(土)、1個だけ実が残っていました。どこまで育つか見てみます。



花が散って、たくさん結実していたのが1個しか残っていませんでした。
(2013年5月4日)


La France
花が散って、たくさん結実していたのが1個しか残っていませんでした(拡大写真)。
(2013年5月4日)


La France
残った1個が育っていました。
(2013年6月30日)



下に下がっていました。
(2013年7月21日)


2013年8月15日(木)、まだ大丈夫でした。どこまで育つか・・・・・。



大きくなりました。下の枝に乗っかっている形です。(2013年8月15日)


2013年9月21日(土)、落ちる寸前でした。実と枝をつないでいる部分がすでに枯れていたように感じました。ラ・フランスは収穫後すぐには食べられず、収穫した後、 予冷とその後の追熟により、肉質、香りを高めるそうですが、今回はもう食べました。やはり追熟しないとだめですね。あまり甘くありませんでした。来年に期待します。


La France
触っていたら付け根の細いところから取れました。 食べてみましたが、あまり甘くありませんでした。 (2013年9月21日)



夏よりも枝がだいぶ紅葉っぽくなってきました。 (2013年10月19日)


2014年5月3日(土)、新芽も出て、今のところは虫の害もなく、きれいです。でも、幹に昨年の虫の穴が開いています。中が空洞になっていたら今後が不安ですが、二十世紀や新高のように、ある程度大きくなってくれれば何とかなるのではないかと思っています。



昨年よりも枝は伸びました。
(2014年5月3日)



だいぶ害虫にやられました。枯れる可能性大です。やはり梨と林檎は無農薬では全くだめですね。 (2014年9月10日)



全体的にやられています。
(2014年9月10日)



剪定しました。幹に鉄砲虫が入っていて、切断されていました。それにしても、おがくずがひどいです。 (2014年10月14日)


やっぱり無農薬ではきついですね。ただ、家の敷地内で、植える場所によって虫がつきやすいところと、つきにくいところがあります。
あと、うちで栽培している新高梨二十世紀梨のように、虫が入っても樹自体がある程度大きくなってしまえば、あとは生長する例もありますので、もうしばらくこのまま様子を見たいと思います。無農薬は貫きます。



葉っぱも落ちて、虫に食われた跡も痛々しい感じになっていますが、今年は無事に生長してほしいです。
(2015年1月4日)



2014年は害虫でけっこうダメージが大きかったのに、今年も新芽は出てきそうな感じです。
(2015年3月29日)


地植えでは注意が行き届かないので、鉢植えでも育ててみることにしました。


La France
新緑が出て2014年よりもけっこう大きくなったように思います。
昨夏はだいぶ害虫にやられましたが、それでも逞しく生きています。無農薬は貫きます。
(2015年5月2日)


上に伸びたように見えます。これからの害虫シーズンを耐え抜いてほしいです。二十世紀梨と新高梨の木は無農薬で耐え抜いて育ったので、ラ・フランスもそのようになることを期待しています。
(2015年5月30日)



背が伸びました。これから害虫シーズンを迎えます。何とか凌いでほしい。
(2015年7月5日)


La France
何となく葉っぱが少ないように感じます。丈は伸びました。
(2015年8月14日)



カマキリが保護色でいました。最近枝先に葉っぱが少ないと思ったら、枝と同じ色の尺取り虫が6匹もいました。すべて退治しました。油断も隙もありません。
(2015年8月14日)



枝が折れていました。テッポウムシに侵されて空洞が出来ていたためです。無農薬でやっているので仕方ありません。
(2016年2月6日)



枝が少し減りましたが、全体的には少しずつ生長しています。折れた箇所は根元から30cmぐらいのところの右側です。
(2016年2月6日)



枝から若葉が出てきました。
(2016年4月10日)


La France
2ケ月前より葉っぱが増えました。
(2016年6月4日)



枝から色のきれいな新しい芽が出てきています。今年は花は咲きませんでした。花が咲いたら近くの幸水、新高、二十世紀の花で授粉できると思います。
(2016年6月4日)


La France
葉っぱが繁っていましたが、大きな芋虫に食い尽くされる寸前でした。
(2016年7月2日)



これが喰われた葉っぱ。
(2016年7月2日)



犯人はコイツです。木炭用火箸で挟んで取りました。ニワトリに食べさせました。
(2016年7月2日)


La France
丈はそこそこ高くなってきましたが、無農薬でやっているので、だいぶテッポウムシが幹に入っている感じがあります。
(2016年8月15日)



猛暑のためか、ここ1ヶ月でてっぽう虫がやりたい放題。枝に空洞を作って5匹はいました。つまり、枝を剪定ばさみで切断して胴体の断面が現れたのが5ヶ所はあったということです。
(2016年9月25日)



植えてから4年になろうとしますが、最大の危機です。無農薬でやっていると、ここまでが限界でしょうか。でも、もうちょっと様子を見ます。
(2016年9月25日)



剪定しました。テッポウムシが入っていて、一緒に切られていました。葉っぱにはアブラムシが付いていました。無農薬はやっぱりきついですね。まあ、趣味でやっているのでダメージは少ないですが・・・
(2016年10月16日)



テッポウムシが入っていて食い荒らされたあとには、空洞ができていて幹や枝が折れてしまいます。
(2016年11月19日)



だめになったところを剪定しました。木が小さくなってしまいました。無農薬で放置の限界を感じます。特に今年の夏は暑かったためか、食害が例年になくひどいです。
(2016年11月20日)



新しい葉っぱが出てきています。今年はどれだけ生長するでしょうか。
(2017年5月3日)



大きくは生長していませんが、新しい葉っぱが安定してきています。
(2017年8月13日)



赤とんぼが止まっていました。
(2017年8月13日)


La France
例年と比べるとこの夏はあまり害虫による食害はなかったようですが、生育状況はあまり良くなかったようです。
(2017年11月5日)


これまでのまとめ


無農薬でやっているので鉄砲虫にやられますが、これまでほぼ順調に木は育っていると思います。液肥を薄めて定期的にやっていましたが、粒の肥料をやり始めてから生長が速くなったような気がします。2015年は鉢植えも始めました。地植えと比較するためです。

2016年2月7日には全農の尿素入り窒素加里化成2号(追肥専用肥料)を根元の周囲に蒔きました。ラ・フランスだけでなく、すべての果樹に与えました。

2016年4月10日には若葉が出て来ていました。

2016年6月4日には葉っぱが繁って若い枝も出ていました。

2016年7月2日には葉っぱが繁ってきていました。しかし、大きな芋虫が葉っぱを片っ端から食べていたので、捕らえてニワトリに食べさせました。無農薬は貫いていますので、普段の細かい変化の観察が必要です。

2016年8月17日現在、そこそこ伸びてきましたが、害虫にやられていました。でも、無農薬を貫きます。

2016年9月25日現在、40日前より葉っぱが著しく減り、幹からおがくずがめちゃくちゃ出ています。つまり、てっぽう虫が中に入って食害を与えているわけです。猛暑のせいかもしれません。害虫がやりたい放題です。無農薬を貫いているので、こうなるのも仕方ないですが、ここまでが限界かというくらいダメージを受けています。もうちょっと様子を見ます。二十世紀梨新高梨のように、そこを乗り越えて大きくなってほしいのですが、ラ・フランスは難しいかもしれません。

2016年10月16日(日)、剪定しました。けっこうテッッポウムシによるダメージが大きかったので、枝を切った時に、空洞ができていて、切り戻していくとテッッポウムシの胴体も切れる有様でした。

2016年11月20日(日)、害虫にやられて木が退化したような気がします。やはり梨の木に対しては無農薬で放置の限界を感じます。放置して育つ木はけっこうあるんですねどね。

2017年5月5日(金)現在、新しい葉っぱが出てきています。

2017年8月13日現在、枯れずに安定しています。枝の数は昨年より減りました。

2017年11月5日現在、夏〜秋にかけて大きく成長はしませんでしたが、食害によってズタズタになることはありませんでした。。


La France
新芽が出てきつつあります。
(2018年3月4日)


La France
毎年テッポウムシにやられるので一進一退です。露地栽培の難しさを痛感しています。そういうこともあって、ベランダで鉢植えで栽培してみることにしました。
(2018年3月4日)

La France
枝が2本垂直に長く伸びています。
(2018年9月14日)


今後の予定


上記の地植えのラ・フランスとは別に、2018年3月13日、近所のホームセンターにつぼみを持ったラ・フランスがあったので、その苗木を買ってきました。害虫の少ないベランダで鉢植えで栽培してみます。蕾を持ったル・レクチェもあったので同時に買ってきました。異品種同士で授粉樹になってくれることを期待したからです。そのためにはほぼ同時に花が咲いてくれなければなりませんが、ラ・フランスの方が若干早そうです。




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