トップページ > 熱帯果樹の最短収穫 > バンシルーの実生苗を一つの鉢で管理
いろいろな鉢で発芽したバンシルーの実生苗を1つの鉢に寄せ植え
2017年10月に沖縄で買ってきたバンシルーの果実2個を食べた時に、冷蔵庫に入れると発芽しなくなる可能性があると思い、取り蒔きを行いました。2017年内にけっこう発芽したのですが、2018年1月の大寒波とかもあり、室内で管理していたにもかかわらず枯れてしまいました。しかし、2018年春になってあちこちの鉢に発芽し始め、2018年5月中旬までに生きているのが5〜6本あります。いろいろな小さな鉢に分散して栽培するより、大きな1つの鉢で管理する方がいろいろと安心できるのではないかと思い、2018年5月20日の朝までに作業を行いました。
2018年5月4日14:44

実生苗No.2です。隣のキウイの実生苗は目印として植えています。要らなくなったら、そのうち処分します。
2018年5月4日14:44

実生苗No.3です。
2018年5月5日10:53

これが鉢の中央に植えてあるNo.1。
2018年5月6日10:00

No.1。期待したほど生長が進みません。
2018年5月6日13:50

No.2
2018年5月6日13:50

No.3
2018年5月6日13:57

No.2を右側に、No.3を左側に移植しました。中央はすでに植えてあったNo.1。No.1と一緒に植えているキウイの実生苗の生育状態で生育環境がこれでいいかの目安になりそうなので、しばらくはそのまま植えておきます。
2018年5月9日14:28

No.3は枯れてしまいました。
2018年5月9日14:28

No.2とキウイの実生。上はNo.1。
2018年5月12日14:11

サラダ菜が大きく育った鉢に発芽した2本。そろそろ移植してもいい頃です。大きい方をNo.4、小さい方をNo.5とします。
2018年5月13日8:29

ムベの種を多数蒔いた大きなプランターに1本出ていました。これをNo.6とします。
2018年5月14日7:16

No.2の葉っぱに斑模様が入っています。キウイの方も若干おかしいです。鉢を置いている環境が暑すぎたのではないかと判断し、このあと、パッションフルーツのあんどん仕立ての下に置きました。
2018年5月14日7:16

No.1の葉っぱにも斑模様が入っています。やはり、鉢を置いていたベランダの場所が特に暑い場所だったのかもしれません。
2018年5月14日7:21

大きい方がNo.4、小さい方がNo.5。
2018年5月14日7:21

大きいプランターの中のNo.6。ムベの実生苗の蔭になっているので、生育環境はあまりよくありません。
2018年5月17日15:36

ミニパインを栽培している鉢の中でNo.7になる実生苗を発見。
2018年5月19日18:27

No.6を枯れてしまったNo.3の場所に植えます。
2018年5月19日18:30

No.4(大きい方)とNo.5(右側)をNo.6の右側に植えます。
2018年5月19日18:31

No.3の跡地にNo.6を植えました。その右側にNo.4とNo.5を植えました。大きい方がNo.4で、その右下の小さい方がNo.5。
2018年5月19日18:32

もっと近くで撮影。左側からNo.6、No.4、No.5。下のピンぼけしているのはNo.1。
2018年5月20日7:31

No.7は日陰のせいか、あまり生長しません。早めの移植が良さそうと判断し、移植します。
2018年5月20日7:53

No.7を移植ゴテでまわりの土ごと引っこ抜きました。
2018年5月20日7:55

No.7をNo.6の左側、つまり、No.4とNo.5の反対側に植えました。
2018年5月20日7:55

左がNo.7で、右がNo.6。このあと水をやりました。
2018年5月31日17:19

サラダ菜を植えていた鉢に1本発芽していました。No.8とします。
2018年5月31日17:19

No.8の接写。7本しかないのにNo.8となっているのは、1本枯れたからです。
2018年5月31日17:22

バンシルーの実生苗をまとめて植えている鉢のNo.7の下ににNo.8を移植しました。上から時計回りにNo.6, No.4, No.5, ダイダイの実生, No.2, No.8, No.7, 中央はNo.1。
2018年5月31日17:23

移植直後のNo.8の接写。
2018年6月1日7:47

一晩経ったNo.8。特に異常はありません。この鉢にはダイダイの実生が3本発芽しています。
2018年6月1日7:47

一晩経ったNo.8の接写。
2018年8月6日7:25

10ヶ月の間で生き残ったのはNo.1, No.2, No.4, No.6, No.8の5本でした。11ヶ月経った9月11日現在でも5本は変わりません。しかし、イエローストロベリーグァバの実生に比べて生長がかなり遅いです。
2018年8月6日7:25

最も生長しているのはNo.4です。その左はNo.6。
2018年8月12日8:44

上から時計回りにNo.6, No.4, ダイダイの実生数本, No.2, No.8(左側はダイダイの実生), 中央はNo.1。生長している順に並べるとNo.4>No.2>No.1>No.8>No.6となります。
まとめ
発芽したり枯れたりで多少の増減を繰り返して、2018年5月20日現在、6本の実生苗が生き残っています。これらを1つの鉢に集めて、日中にあまり暑くならないように、パッションフルーツのあんどん仕立ての蔭に置いています。陽射しの強いベランダの場所に置いていたら、葉っぱにまだら模様が出てきて枯れかけたからです。ただ、原因はよくわかっていません。何となく、日陰が無難だと直感的に思いました。
なお、一連の栽培の過程でわかったことは、バンシルーはイエローストロベリーグァバより栽培が難しいということです。これは、私自身の肌感覚です。ほとんど同じ操作で栽培を行っても、バンシルーはうまくいかない感じです。寒い時期の耐寒性がないこともあるのですが、春になってから発芽した分もけっこう簡単に枯れてしまう印象です。もしかしたらベランダの猛暑にも弱い可能性があります。2018年5月中旬までに発芽して生きている上記の6本のうち、何本生き残るのか、興味津々です。
イエローストロベリーグァバの実生苗の栽培はうまくいきました。 → イエローストロベリーグァバの栽培メニュー
2018年5月31日現在、サラダ菜(5月19日に処分)の鉢に1本発芽していました。これをNo.8とします。現在7本しかないのにNo.8なのは、5月9日に1本No.3が枯れたからです。7本もあれば1本ぐらいは大きくなってほしいものです。でも、肌感覚ではイエローストロベリーグァバの実生苗の栽培より難しいです。
11ヶ月経って8本あった実生苗が5本になりました。その中でNo.4が最も生長しています。しかし、イエローストロベリーグァバの実生の場合は1年後には実が生ってもおかしくない程度には生長しましたが、このバンシルーの場合はいつ枯れてもおかしくないくらい貧弱です。うまく育たないかもしれません。
2017年12月までの結果はこちら →
2018年春に発芽したバンシルーの生長過程はこちら →
生き残ったバンシルーの実生苗5本の2年目の生長記録はこちら →
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