フルーツを食べて種から育てる

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トップページ > フルーツを食べて種から育てる > 雌しべが1個少なくても結実するか検証

3個の雌しべのうち1個がもげてしまったパッションフルーツの花

雌しべが1個少なくても結実するか検証してみます

2018年5月19日に10輪目、11輪目、12輪目の花が咲きました。全ての花に人工授粉を施しましたが、そのうちの1輪において、Y字型に分岐している雌しべの1本がもげてしまいました。残りの2本には人工授粉しました。この状態でも結実(結果)するのか検証してみたいと思います。明後日にはだいたいわかると思います。



パッションフルーツの花10輪目の花が咲いていました。
(2018年5月19日12:05)
パッションフルーツの花11輪目の花が咲いていました。
(2018年5月19日12:05)
パッションフルーツの花12輪目の花が咲いていました。
(2018年5月19日12:05)
パッションフルーツの花12輪目の花は最も手前にあって、葉っぱの蔭になっていました。
(2018年5月19日12:05)
パッションフルーツの花3輪を1枚に収めました。写真の左上が10輪目、右下が11輪目、左下が12目。
(2018年5月19日12:06)
パッションフルーツの花10輪目に人工授粉しました。
(2018年5月19日13:46)
パッションフルーツの花11輪目にも人工授粉しました。
(2018年5月19日13:46)
パッションフルーツの花12輪目にも人工授粉しました。雄しべを1本ちぎって、雌しべに直接つけるというやり方で人工授粉しました。あまり花は傷つけたくないのですが、今日はそのやりかたをとりました。その時、雌しべの1本が付け根からもげてしまいました。手で直接さわる方法だと、予想外の力がかかってしまってこういうことが起こり得ます。綿棒や爪楊枝に花粉をつけて授粉する場合は、まずこういうことは起こらないと思われます。
(2018年5月19日13:56)
パッションフルーツの雄しべ直接雌しべに接触させた雄しべ。ほとんど花粉は残っていません。
(2018年5月17日13:45)
パッションフルーツの雌しべ12輪目のもげてしまった雌しべ。これが雌しべ3本あるうちの1本。花の方には残り2本しかありません。
(2018年5月19日14:51)
パッションフルーツの雄しべちなみに、雄しべは早い時間帯ではまだ割れていません。よって、このままでは花粉が出ていないので、爪楊枝で溝に沿って軽く押すと割れて花粉が現れます。
(2018年5月19日14:53)
パッションフルーツの雄しべ雄しべはだいたい午後(2時ぐらい)になると自然に割れてきて、中の花粉が出てきます。よって、授粉は雌しべが下がってきて雄しべに接近する午後の方がよいと思われます。ただ、午後になっても割れてこないものもあります。その時は私の場合は爪楊枝で開いて花粉を出しています。それが人工授粉がうまくいかなかったのと関係あるのかは私自身は未確認です。今後の課題の一つです。
(2018年5月19日14:49)
パッションフルーツの花これが雌しべの1本がもげた12輪目の花を上から写した写真。Y字型になっている3つの雌しべの1本がないことがわかります。こういうアクシデントを避けたい場合は、綿棒や爪楊枝で花粉をとって雌しべにつける方法がいいと思います。その方法であれば雌しべが取れることはますないと思います。雄しべ(黒板消しのようなもの)は本来なら5本ありますが、1本を取り外して人工授粉に使ったので、写真では4本しかありません(左下の1本がありません)。
(2018年5月19日12:16)
パッションフルーツの花でも、花を真横から見ると、雄しべが1本ないことや、雌しべが1本ないことはわかりません。
(2018年5月19日13:54)
パッションフルーツの実12輪目の花が雌しべが1本なくても結果するかどうかは2日後にわかるかもしれません。なぜならば、一昨日に人工授粉して成功した9輪目の花は、今日(5月19日)の13:46現在、子房がもう小指の先ぐらいまで膨らんできているからです。
(2018年5月19日13:46)
パッションフルーツの花12輪目の花の子房は大きくなっていません。ただ、雌しべが2本しかなかったから受粉がうまくいかなかったからとは言えない状況です。なぜならば次の11輪目の花の子房のように、雌しべが3本揃っている正常な花でも子房が膨らんでいないからです。
(2018年5月22日7:39)
パッションフルーツの花11輪目の花は雌しべが3本揃っているにもかかわらず、子房が膨らんできていません。よって、12輪目の花は雌しべが2本しかないから受粉がうまくいかなかったとはいえない状況です。他の要因があるのかもしれません。
(2018年5月22日7:39)

ちなみに5月29日朝に母親に電話して、実家のパッションフルーツの状況を聞いてみたら、めしべが2本しかない花でも実が生ったそうです。この事実から考えると、私の場合は天気が悪かったためにうまくいかなかった可能性が大だと思います。同日に人工授粉した他の花も結果しなかったからです。
パッションフルーツの実一方、10輪目の花は少し子房が膨らんできているので、受粉んはうまくいっている可能性はあります。ただ、これまでに結実に成功した他の花の場合と比べると、実の生長がかなり遅いです。よって、19日に咲いた花(10輪目、11輪目、12輪目)の人工授粉は何か他の要因でうまくいかなかったのではないかと考えられます。天気や気温や日照状態も関係あるとは思いますが、もしかしたらいつも同じ状態の花が咲くわけではない、つまり、花の個体差に起因するのかもしれないという気がしてきました。そうなると、いつも同じ人工授粉操作を行っても、うまくいくかどうかは運という結末になってしまいます。
(2018年5月22日7:40)

まとめと今後の予定

2018年5月19日に10輪目が咲くと予想していたのですが、さらに2輪多い3輪が開花しました。これで今年になって早くもトータルで12輪咲いたことになります。現在までに明らかに受粉に失敗した花は初期の3輪です。何かやり方が悪かったのだと思います。後半は調子が良いです。よって、今日の10輪目、11輪目、12輪目の人工授粉がうまくいけば失敗した3個を除いた9個の実が期待できます。そんな中、12輪目の人工授粉の途中で、雌しべ3個のうちの1個が分岐点からもげてしまいました。それでも、残りの2個の雌しべで結果できるのか見てみます。転んでもただでは起きない精神です。結果は明後日にわかると思います。なぜならば、9輪目の花が一昨日咲いて、人工授粉に成功して、今日の午前中には子房が早くも小指の先ぐらいまで膨らんでいたからです。

3日経った2018年5月22日朝現在、19日朝に咲いた3輪のうち、人工授粉の時に雌しべが1本欠落してしまった12輪目の花は受粉がうまくいっていないようです。子房が膨らんできていないからです。人工授粉に成功した花の場合、たいてい3日も経てば子房が大きくなってきます。しかし、12輪目の花の場合、それが雌しべが2本しかないからうまくいかなかったとはいえない状況となっています。なぜならば、特におかしいところは見られなかった11輪目の花も子房が膨らんできていないからです。唯一うまくいったかもしれない10輪目の花の場合も、子房の膨らんでくる速度と子房の色がおかしいです。緑になってくるのが普通で、白いままだとうまくいっていません。よって、人工授粉がうまくいくかどうかの条件はけっこう複雑であることが示唆されました。例えば、天候、気温、日照条件、風などの条件の他に、開花する時間帯、花粉をつける時間帯、花の個体差(花粉が出てこない花、雌しべの柄が曲がらない花(16輪目の花)などの個体差)などです。パラメーターが多いですが、これから少しずつ明らかにしていきたいと思います。私の肌感覚では、花の個体差が大きいのではないかと思います。

2018年5月29日朝、実家の母親に電話したところ、めしべが2本しかない花でも実が生ったということです。この事実と自分の結果を合わせて考えると、私の場合は天気が悪かったためにうまくいかなかったのではないかと考えられます。






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