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サンふじの種まき

Sowing of Sun Fuji Apple Seeds.



栽培しやすさ ★☆☆☆☆
おすすめ度 ★☆☆☆☆


リンゴは日本には明治時代に導入された、バラ科リンゴ属の樹木になる果実で、日本の気候に合わせて品種改良が行われ、様々な品種が作られました。
ふじは国光とデリシャスを交配し、育成された品種です。1962年に品種登録されて以来日本で最も盛んに作らてるようになったリンゴです。今では世界でも最もたくさん生産されています。袋をかけた有袋栽培のふじよりも、袋をかけず、太陽の光をいっぱい浴びて育ったふじは、外観と長持ち度は劣りますが、甘さ、香りなどの食味は良くなるので、太陽光を浴びたふじということでサンふじといわれます。今では、ほとんどがサンふじです。このりんごは割ったときに蜜が中央付近にたくさん入っています。フジの大きさは300~400gほどで、果汁が豊富なうえ味のバランスが良く甘味と香りが高いリンゴです。食感はシャキシャキしています。糖度や蜜の具合をセンサーで判別できるため、糖度が高いものや蜜入りは高級品として扱われます。貯蔵性が高いので、低温庫で半年以上品質を保てると言われています。果皮表面にワックス成分が付いていて、りんご自身が保存性を高めているので、拭き取るのは食べる時がよいといわれています。

萼(がく)の部分の色で蜜が多いかどうかがわかるとテレビで言っていました。そこで、スーパーから何個か買ってきて試してみた結果は→ColorOfCalyxSunFuji.html


Sun Fuji Apple
サンふじ
(2014年11月25日)


Sun Fuji Apple
横から撮ったサンふじ
(2014年11月25日)


Sun Fuji Apple
半分に割ったサンふじ
(2014年11月26日)



4分の1に割ったサンふじ。皮ごと食べます。
(2014年11月26日)



サンふじの芯とへたの部分
(2014年11月26日)


ふじは接ぎ木の苗木を育てたことがありますが、カミキリムシの幼虫に食い尽くされ、枯れてしましました。なので、苗木を育てること自体はそれほど興味はないのですが、種から発芽するかどうかに特化すれば興味があります。よって、小さなオリポットに土を入れて、芯の部分ごと種を置いてみようと思います。2014年11月27日(木)に蒔きます。



サンふじの芯とへたの部分。

この鉢はレインボーレッドキウイの種を蒔いた鉢です。(2014年11月27日)


ふじは発芽率ほかのりんごに比べると良いようです。2015年2月15日に2本発芽していましたが、その2日後にはさらに3本見つけました。2月17日現在で合計5本あります。


Seeds of Sun Fuji Apple
サンふじの種から発芽していました。2本あるようです。(2015年2月15日)



2日後、2本ではなく、4本あります。
(2015年2月17日)



もう1カ所に1本発芽していました。
(2015年2月17日)



今のところ合計5本です。
ふじは発芽率が他のりんごより良いようです。星の金貨も1本発芽していました。(2015年2月17日)

Seeds of Sun Fuji Apple
6本目が出ていました。
(2015年2月20日)


Seeds of Sun Fuji Apple
1.5ヶ月後。この鉢の中に30本以上あります。他の品種よりかなり生長してきました。ふじの繁殖力恐るべし。
(2015年4月2日)


Seeds of Sun Fuji Apple
4本残して処分しました。
(2015年4月18日)


2014年冬から2015年春にかけて行った14品種の発芽実験で、発芽したのはサンふじ(ちなみに「サンふじ」は太陽光「サン」に当たっている「ふじ」という意味です。)、およびサンふじと交配してある4品種(北斗星の金貨あいかの香りトキ)、そして、サンジョナゴールド紅玉サン陸奥金星の合計9品種でした。金星に至っては2015年5月21日現在、発芽本数は20本にもなりました。
現在、処分せずに残っている実生は、あいかの香り、星の金貨、サンジョナゴールド、そして金星です。あいかの香りと金星は食べ比べてみた結果において私の好きなりんごベスト3に入るので、たとえ実生では同じ果実が生らないにしても、育ててみたい品種です。


Seeds of Sun Fuji Apple
残っていた4本も4月いっぱいで処分しました。切り刻んでこの鉢の土の上に置きました。そこにカクテルパープルの苗を植えました。
(2015年4月30日)



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