金星の種まき
Sowing of Kinsei Apple Seeds.
栽培しやすさ | ★☆☆☆☆ |
おすすめ度 | ★☆☆☆☆ |
青森県産の「金星」(きんせい)というりんごは「ゴールデンデリシャス」に「デリシャス系の何か」を交配し選抜・育成されたものとされています。私が昨年末に蒔いたりんご11種と、その後に食べた名月のうち、ふじを交配させたものはすべて発芽したのですが、この「金星」はふじとは関係ないようなので、発芽はさほど期待できないかもしれません。まあ、やってみないとわかりませんので、実験してみます。だいぶ暖かくなってきたので、発芽するなら結果は早めにわかるでしょう。果皮の色は薄いクリーム色のような色合いで、太陽光が当たったところが少し赤っぽく色づいていました。4等分して皮ごと食べました。食べてみて、この「金星」はとても香りが高く、しかも果肉がやわらかい上に、とても甘いことがわかりました。個人的な感想では、これまで食べたリンゴの中で、ベスト3に間違いなく入ると思います。
金星というりんごを買ってきました。
(2015年4月20日)
半分に割った断面。
(2015年4月20日)
半分に割った表皮側。
(2015年4月20日)
4等分しました。
(2015年4月20日)
芯の部分と梗窪(こうあ)と萼窪(がくあ)の皮。
(2015年4月20日)
朝にキウイゴールデンキングとハイビスカスカクテルパープルの苗が植えてあるプランターに芯を置きました。
(2015年4月21日)
浅く掘って埋めました。よく見ると見える程度にしました。
(2015年4月21日)
夜に2個目を食べました。
(2015年4月21日)
半分に割った断面。
(2015年4月21日)
4等分しました。
(2015年4月21日)
芯の部分と梗窪(こうあ)と萼窪(がくあ)の皮。
(2015年4月21日)
前日に1個目の金星から出た種を植えたプランターに芯を置きました。
(2015年4月22日)
浅く掘って埋めました。
(2015年4月22日)
1本発芽していました。まだ曲がっています。
(2015年5月5日)
まっすぐ伸びました。
(2015年5月6日)
4月21日に植えた場所から出たようです。
(2015年5月6日)
昨日より生長しました。よく見ると根元に2本目も。
(2015年5月7日)
近くに3本目も出てきました。
(2015年5月8日)
4本目、5本目も出てきています。4本目は右端、5本目はその少し左側。
(2015年5月13日)
2014年冬から2015年春にかけて行った14品種の発芽実験で、発芽したのはサンふじ(ちなみに「サンふじ」は太陽光「サン」に当たっている「ふじ」という意味です。)、およびサンふじと交配してある4品種(北斗、星の金貨、あいかの香り、トキ)、そして、サンジョナゴールド、紅玉、サン陸奥、金星の合計9品種でした。金星に至っては2015年5月21日現在、発芽本数は20本にもなりました。
現在、処分せずに残っている実生は、あいかの香り、星の金貨、サンジョナゴールド、そして金星です。あいかの香りと金星は食べ比べてみた結果において私の好きなりんごベスト3に入るので、たとえ実生では同じ果実が生らないにしても、育ててみたい品種です。
葉っぱに隠れてしまったものも含めると、この写真の範囲内に12本ほどあります。さらに別の場所に4本あるので合計16本ほどになります。
(2015年5月15日)
2015年4月22日に植えた場所から4本出ていました。全部で16本ぐらいになります。ふじを交配してなくてもこんなに発芽するのもあるということがわかりました。
(2015年5月15日)
2015年5月21日(木)に確認したところ、20本になっていました。この発芽率はふじ並みに驚異的です。
金星という品種は滅多にお目にかかれませんが、もし入手できたら種を蒔いておけばきっと発芽することでしょう。私の苗床が特殊でない限り・・・・ですが。
最初の発芽がここまで生長しています。ただ、キウイやハイビスカスが繁っているので、日蔭になっていて、生長が抑制されてしまっています。
(2015年5月29日)
小さいのを含めて全部で20本あります。金星りんごはふじ並みに発芽しやすいことがわかいました。
(2015年5月29日)
この茂みの中に20本の芽が出ています。
(2015年5月29日)
金星りんごはふじりんご並みに発芽しやすいことがわかりました。味も食感も香りも良くて最高ですが、来年も流通してくるかだけが気掛かりです。