
食べる直前のつやつやのサンジョナゴールド
(2014年11月27日)
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Sowing of Sun Jonagold Apple Seeds
栽培しやすさ | ★☆☆☆☆ |
おすすめ度 | ★☆☆☆☆ |
リンゴは日本には明治時代に導入された、バラ科リンゴ属の樹木になる果実です。日本の気候に合わせた品種改良が功を奏し、様々な品種が生まれています。
ジョナゴールドはニューヨーク州農業試験場でゴールデンデリシャスと紅玉の交配で生まれた品種です。日本には1970年に導入され、ふじ、つがる、王林に次いで4番目に多く作られている人気のある品種です。実際に食べ比べてみると、私個人的には、ふじよりはやわらかく、北斗のように甘いので、食べやすいです。これまで食べた中ではベスト3に入ります。
ジョナゴールドの平均果重は 300 g 前後で、美しい淡いピンクがかった色の美しい外観をしていて、果汁は多く、果肉は硬めで緻密です。果皮からは、油状物を分泌するので、果実表面が光って(テカって)います。酸味と甘さのバランスが絶妙です。ジョナゴールドの生産地は主に青森県です。ジョナゴールドの収穫期は10月上旬頃からで約1カ月間ほどで、貯蔵されたものがその後も春まで出回ります。食べ頃は、10月下旬頃から12月頃までです。
Jonagold is a cultivar of apple developed by means of a cross between Golden Delicious and Jonathan. Jonagold is a large sweet fruit with a thin skin. Due to their large size, Jonagold is now favoured by commercial growers in many parts of the world. Jonagold is triploid, and therefore, it requires a second type of apple for pollen and is incapable of providing pollen for other trees.
食べる直前のつやつやのサンジョナゴールド
(2014年11月27日)
半分に割ったサンジョナゴールド
(2014年11月27日)
4分の1に割ったサンジョナゴールド
(2014年11月27日)
サンジョナゴールドを食べたあとの芯の部分と種
(2014年11月27日)
ポリポットに土を入れ、その上に置きました。
(2014年11月27日)
チューリップの球根やキウイの種を植えた鉢がもう数が足りなくなりました。そこで、余っていた小さなポリポットに土を入れて、そこに種の入った芯を置きました。私はリンゴの芯と種は生ゴミで出す前に、発芽で楽しみます。芽が出たら、育てるか処分するか、そのときに考えることにします。
2015年3月19日、もやしのように発芽しているのに気付きました。おそらく1週間以内に発芽したものと思われます。
雨が降ったあと見てみたら発芽していました。急に1日でこうなったとは思いません。気づかなかったのだと思います。
(2015年3月19日)
3本発芽したので、鉢に移植しました。小さい2本は枯れそうです。
(2015年4月8日)
小さい2本は枯れそうだったので、大きな1本を残しました。
(2015年4月8日)
2014年冬から2015年春にかけて行った14品種の発芽実験で、発芽したのはサンふじ、およびサンふじと交配してある4品種(北斗、星の金貨、あいかの香り、トキ)、そして、サンジョナゴールド、紅玉、サン陸奥、金星の合計9品種でした。金星に至っては2015年5月21日現在、発芽本数は20本にもなりました。
現在、処分せずに残っている実生は、あいかの香り、星の金貨、サンジョナゴールド、そして金星です。あいかの香りと金星は食べ比べてみた結果において私の好きなりんごベスト3に入るので、たとえ実生では同じ果実が生らないにしても、育ててみたい品種です。
その後、プランターに移植しました。アケビやムベの実生に囲まれています。この場所はことごとく植えたものが枯れる場所で、星の金貨も枯れたのですが、サンジョナゴールドの実生は元気に生長しています。
(2015年5月22日)
移植して5ヶ月後、ある程度伸びました。
(2015年10月27日)
オクラ2本に養分を取られているためか、思ったほどは伸びていません。
(2015年10月27日)
冬の落葉で葉っぱはこれだけです。丈は60cmぐらいです。
(2016年3月8日)
サンジョナゴールドの実生がベランダのプランターの中でけっこう伸びてきました。これを地植えすると害虫にやられてだめになってしまうので、まだこのまま育てています。りんごの苗に一般的に言えることですが、ベランダで育てる分には害虫の影響は少ないです。時々アブラムシが葉っぱの裏に付くので、葉っぱがしわしわに変形したりします。特に若葉に付きやすいです。見つけた時は市販の消毒液で退治するのがよいと思います。あと、うどんこ病が葉っぱの表面に出ます。しかし、畑に植えたら必ずと言っていいほど発生するテッポウムシがベランダでは今のところ発生していません。カミキリムシがやってこないからです。カミキリムシがやってくると、テッポウムシが幹や枝に入って、おがくずみたいなのを穴から出して、だんだん木が枯れて(折れて)いきます。地植えのように木を大きくするつもりがないなら鉢植えで害虫から守って管理するのがよいような気がします。