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陸奥リンゴの種まき

Sowing of Mutsu Apple Seeds



栽培しやすさ ★☆☆☆☆
おすすめ度 ★☆☆☆☆


リンゴは日本には明治時代に導入された、バラ科リンゴ属の樹木になる果実です。日本の気候に合わせた品種改良が功を奏し、様々な品種が生まれています。
陸奥(むつ)は青森県の試験場で1930年にゴールデンデリシャスと印度の交配により生み出された品種です。果実の重さは400g~500gなので、大きいです。果肉は黄白色で固め。甘酸っぱく(適度な酸味があり)、独特な香りがあります。

陸奥(むつ)は栽培方法によってピンク色の陸奥と着色していないシルバー陸奥、そして袋がけをしないサン陸奥があります。太陽光が当たっているので名前の頭に“サン”が付きます。ピンクのものが手間がかかることもあって価格は高いです。味重視でいけば無袋のものが最も美味しいです。


Mutsu Apple
陸奥リンゴ
(2014年12月4日)


Mutsu Apple
陸奥リンゴ


Mutsu Apple
陸奥リンゴ(横から撮影)
(2014年12月4日)


Mutsu Apple
半分に切りました。
(2014年12月4日)


Mutsu Apple
さらに半分に割りました(皮の側)。
皮ごと食べると体に良いそうです。
(2014年12月4日)


Mutsu Apple
裏返すとこんな感じです。
皮ごと食べます。
(2014年12月4日)


Mutsu Apple
陸奥を食べたあとの芯の部分と種。
(2014年12月4日)


Mutsu Apple
陸奥を食べたあとの芯の部分と種

プランター(アイベリーの隣り)に置きました。
(2014年12月5日)

陸奥にはクリスマスバージョンもあるそうです。紅い陸奥には絵文字入りのものも作られていたり、12月中旬頃からはメリークリスマスと入れられた陸奥も出回ります。これからクリスマスに向けて出回るのでしょうね。
食べたあとのリンゴの芯と種はプランターか鉢に植えて(置いて)、芽が出るか楽しんでみましょう。芽が出たら、鉢植えでベランダに置いて管理すれば害虫にやられることは避けられ、ある程度まで生長することも可能です。


Mutsu Apple
不思議な芽を発見しました。プランターの場所から判断すると陸奥りんごの実生だと思われます。
(2015年4月20日)


Mutsu Apple
双葉ではなく三つ葉(?)です。
(2015年4月20日)


Mutsu Apple
少し萎れ気味です。経験上、こうなったら枯れると思います。復活したらラッキーです。
(2015年4月29日)


Mutsu Apple
倒れていました。抜いてみたら根元が腐っていました。これで陸奥の実生は終わりです。
(2015年4月29日)


2014年冬から2015年春にかけて行った14品種の発芽実験で、発芽したのはサンふじ(ちなみに「サンふじ」は太陽光「サン」に当たっている「ふじ」という意味です。)、およびサンふじと交配してある4品種(北斗星の金貨あいかの香りトキ)、そして、サンジョナゴールド紅玉サン陸奥金星の合計9品種でした。金星に至っては2015年5月21日現在、発芽本数は20本にもなりました。
現在、処分せずに残っている実生は、あいかの香り、星の金貨、サンジョナゴールド、そして金星です。あいかの香りと金星は食べ比べてみた結果において私の好きなりんごベスト3に入るので、たとえ実生では同じ果実が生らないにしても、育ててみたい品種です。









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