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トキリンゴとあいかの香りの種まき

Sowing of Apple Seeds:
Toki Apple and Aikna No Kaori Apples.



栽培しやすさ ★☆☆☆☆
おすすめ度 ★☆☆☆☆


リンゴは日本には明治時代に導入された、バラ科リンゴ属の樹木になる果実です。日本の気候に合わせた品種改良が功を奏し、様々な品種が生まれています。
トキは2004年に登録された品種です。親が「王林」×「ふじ」の可能性が高いといわれている品種です。道理で王林に似ています。果皮は黄色く甘みとマイルドな酸味を持ち、香りもよいです。店で見た時には、果皮がちょっとだけ赤っぽくなっているのもありました。出回り時期は10月頃とされていますが、私が買ってきたのは11月に入ってからでした。トキという名前は育成者の名前に由来しているそうです。
あいかの香りは信州で生まれたりんごで、「ふじ」と「つがる」から生まれた新品種です。 蜜が霜降り肉みたいに入っていて、甘味が強いおいしい品種です。香りも良く、日持ちもします。私は、買ってきて3日以内には食べてしまいましたが、とてもおいしく、イメージとしては「ふじ」に近いかなと思いました。


Toki Apple and Aikna No Kaori
トキリンゴ(左)とあいかの香り(右)
(2014年11月20日)


Toki Apple
トキリンゴを食べたあとの芯の部分と種。
この鉢にはチューリップのきいろ種が植えてあります。(2014年11月22日)

Aikna No Kaori
あいかの香りを食べたあとの芯の部分と種。
この鉢にはチューリップのあかにきいろ種が植えてあります。(2014年11月22日)。2014年12月8日(月)にも3個目のあいかの香りの芯の部分と種を置きました。その後、2014年12月26日(金)に芯の部分と種を銀寄の鉢ラ・フランスの鉢に約半分ずつ移しました。



リンゴの芯と種は生ゴミではありません。もったいないので、プランターか鉢で芽が出るか楽しんでみましょう。芽が出たら、鉢植えでベランダに置いて管理すれば害虫にやられることは避けられ、ある程度まで生長することでしょう。私の場合は地植えしてそのまま放置して、しかも無農薬ですので、だめなのだと思います。混植しないと実が生らないと聞いたことがありますので、異品種が2本近くにあればいいのかもしれませんね。

2014年12月8日(月)、3個目のあいかの香りの芯の部分と種を置きました。2個目は黒いポリポットに置きました。
その後、2014年12月26日(金)に、すべてのあいかの香りの種(10個分)を約半分ずつ銀寄の鉢ラ・フランスの鉢に移しました。



Aikna No Kaori
トキリンゴの種から発芽していました。トキリンゴは王林とふじを交配したものです。


だいぶ発芽実験の結果がはっきりしてきました。現在までに発芽したのはサンふじ、およびサンふじと交配してある4品種(北斗星の金貨あいかの香りトキ)、そして、サンジョナゴールド紅玉の合計7品種です。



Hokuto Apple and Toki Apple germinated
発芽したトキリンゴ1本(左1本)と北斗2本(右側2本)を同じ鉢に移植しました。

(2015年4月8日)

Hokuto Apple and Toki Apple germinated
発芽したトキリンゴが枯れてきました。青リンゴ系は星の金貨以外は発芽しませんでしたが、発芽しても枯れやすいのではないかというのが私の持った印象です。

(2015年4月11日)


最終的にトキリンゴは枯れてしまいました。
2014年冬から2015年春にかけて行った14品種の発芽実験で、発芽したのはサンふじ(ちなみに「サンふじ」は太陽光「サン」に当たっている「ふじ」という意味です。)、およびサンふじと交配してある4品種(北斗星の金貨あいかの香りトキ)、そして、サンジョナゴールド紅玉サン陸奥金星の合計9品種でした。金星に至っては2015年5月21日現在、発芽本数は20本にもなりました。
現在、処分せずに残っている実生は、あいかの香り、星の金貨、サンジョナゴールド、そして金星です。あいかの香りと金星は食べ比べてみた結果において私の好きなりんごベスト3に入るので、たとえ実生では同じ果実が生らないにしても、育ててみたい品種です。



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