2016年12月8日

トップページ > 果樹の栽培記録 > アボカドの外観から種の大きさの予測 > アボカドの種を15mmに切った場合の発芽
アボカドの種No.2は底部を7mm、頂部を15mm切り落としました。切る際には2つの断面ができるだけ平行になるようにしました。それによって種のサイズが最小になります。切ったあとの種の高さは約15mmとなりました(14mmから16mmの高さで平均15mm)。このように種が少なくなった状態でもちゃんと発芽するのでしょうか。種に含まれる養分が少ないので、発芽しにくいことも考えられます。水栽培で実験します。
アボカドの種。果肉が固いので種にはあまり付着していません(取り外してそのまま撮影)。
アボカドの種の皮。
アボカドの種の底部を7mm切りました。
切断面が芯に少しかかりました。
上下の切断面ができるだけ平行になるようにしました。
アボカドの種の中心部は高さが平均15mmです。最も短いところが14mm、最も長いところが16mm。つまり、元の大きさの半分とまではいかないものの、だいぶ失ったことになります。こういう状態になっても発芽するでしょうか。
切り取った底部(左)と頂部(右)。底部の方は割れ目のところで簡単に割れましたが、頂部の方は切り離すことができませんでした。
切除した底部を割れ目に沿って割った時に、種の中の芯がほんの少し切れてしまっていることが確認できました。
裏返すと、底面の中央の根が出て来る箇所が少し切断されてしまったことがわかります。
底部の断面は種の中の芯が1mm弱切れてしまいました。
頂部の断面は種の中の芯は露出していません。
PETボトルで水栽培することにしました。
断面はザラザラになっています。割れ目は広がってはいません。
根が出てきそうです。これで出て来るなら、底部を切りすぎても1mmぐらいならOKということになります。
根の生長が若干足踏みしています。春になれば加速するでしょうか。
根が少ししか伸びていませんが、鉢に移植することにしました。
百目(甘)柿の実生を植えている鉢に移植しました。
芽が出てきそうな感じになってきました。
芽が出てきました。種を大幅に切っても芽が出ることがわかりました。しかも、切り落とした方が障害物がなくて垂直に出てきやすいような気がします。
すべて枯れていました。写真中央辺りがアボカドGが含まれているグループ(写真左下はアボカドCなどの別のグループ)。
底部を7mm切り落としたら芯に1mmほどかかってしまい、その分を切り落としてしまいました。これがどういう風に影響するかはやってみないとわかりません。種のサイズはかなり小さくなりました。発芽してくれるのでしょうか。水栽培は肉眼で変化を観察しやすいメリットがあるので、底面の変化を毎日観察していきます。発根・発芽したら、鉢植えに替える予定です。
2016年12月11日にPETボトルを用いる水栽培に切り替えました。
2017年1月14日現在、冬のせいか、根の生長がかなり遅くなりました。暖かくなれば加速するでしょうか。それとも、種の上部をを切りすぎた影響でしょうか。その分、養分が少ないわけですが・・・
2017年4月27日現在、芽が出てきています。種を切ったから芽が出にくいということはなさそうです。
2017年6月3日現在、順調に伸びています。
2017年7月1日現在、タヌキに掘り起こされて枯れてしまっていました。これであえなく終了。
2018年1月26日現在、寄せ植えの他のアボカドの実生もすべて枯れているのが確認されました。よって、うちの気候ではアボカドの露地栽培は無理そうです。