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あいかの香りの種まき

Sowing of Apple Seeds:
Aikna No Kaori Apple.



栽培しやすさ ★☆☆☆☆
おすすめ度 ★☆☆☆☆


リンゴは日本には明治時代に導入された、バラ科リンゴ属の樹木になる果実です。日本の気候に合わせた品種改良が功を奏し、様々な品種が生まれています。

あいかの香りは信州で生まれたりんごで、「ふじ」と「つがる」から生まれた新品種です。甘味が強いが酸味と甘味のバランスが良く、 蜜が霜降り肉みたいに入っていておいしい品種です。香りも良く、大玉で日持ちもします。りんごの酸味が苦手な人はぜひ食べてみたらいかがでしょうか。私は、買ってきて3日以内には食べてしまいましたが、とてもおいしく、イメージとしてはふじに近いかなと思いました。酸味と甘味のバランスが良いふじとつがるから生まれた新品種のあいかの香りというりんごです。


Aika No Kaori Apple
2個目のあいかの香り
(2014年12月4日)


Aika No Kaori Apple
通算2個目のあいかの香り(横から撮影)。
(2014年12月4日)


Aika No Kaori Apple
半分に割りました。蜜が霜降り状に入っています。
(2014年12月4日)


Aika No Kaori Apple
さらに半分に割りました。皮ごと食べます。
(2014年12月4日)


Aika No Kaori Apple
あいかの香りを食べたあとの芯の部分と種。
(2014年12月4日)


Aika No Kaori Apple
通算2個目のあいかの香りの芯の部分と種は、
黒いポリポットに土を入れてそこに置きました。(2014年12月4日)

この黒いポリポットの中身を銀寄の鉢
ラ・フランスの鉢に分けて移しました。
(2014年12月26日夕方)



2014年11月22日頃食べた1個目のあいかの香りは印象としては普通でした。今回食べた2個目のあいかの香りは、これまで食べたりんごの中では北斗と1,2位を争う美味しさでした。とても甘かったです。3個目は、2個目よりもやや蜜の量は少なかったですが、おいしかったです。そして、12月8日に通算4個目を食べましたが、蜜は入っていませんでした。よって、個体差はけっこうあるという印象です。でも、おいしかったです。1,2位を争うほどおいしいりんごであることは間違いありません。


Aika No Kaori Apple
通算5個目のあいかの香りのお尻は色づいていました。(2014年12月16日)


Aika No Kaori Apple
通算5個目のあいかの香りは蜜がたっぷりでした。(2014年12月16日)


最近、テレビ(ZIPだったと思います)でやっていたのを見ましたが、蜜がたくさん入っているかどうかの見分け方は、お尻の部分(果柄がついている方の反対側)のくぼみが緑色よりも白に近いかどうかを見るというものでした。2014年12月16日に買ってきた5個目のあいかの香りは、果実の下の方は赤っぽく色づいていましたが、中はめちゃくちゃ蜜が入っていました。いろいろ食べてみて、結論がでました。私が食べた11種類の中では、あいかの香りを1番にしたいと思います。皆さんも試してみてはいかがでしょう。

リンゴは果実の成熟を促すホルモンであるエチレンガスを出すので、一緒に保存していると他の果物が早く熟してしまうことになります。収穫したての固いキウイなどと一緒に保存しておくと、キウイが軟らかくなってきます。
りんごを食べたあとの芯と種は捨てるのはもったいないので、プランターか鉢で芽が出るか試してみます。
10日後、2014年12月26日(金)に、あいかの香りの種(10個分)を約半分ずつ銀寄の鉢ラ・フランスの鉢に移しました。また、赤いアップルキウイの種まきをした鉢にもあいかの香りの芯の部分を置いていたら、2015年2月19日(木)に、発芽しそうな割れた種を発見しました。2015年2月28日(土)に、ラ・フランスの鉢植えに蒔いていた分が発芽していました。これで、ふじと交配してある品種はすべて発芽しました。種から発芽させるにはふじ系(ふじ北斗星の金貨あいかの香り)が適しているようです。


Aika No Kaori Apple
膨れて割れた種がありました。発芽しそうです。(2015年2月19日)


Aika No Kaori Apple
ラ・フランスの鉢植えに蒔いていたあいかの香りが4本発芽していました。そのうちの3本。
(2015年2月28日)


Aika No Kaori Apple
もっと近くから撮影。
(2015年2月28日)


Aika No Kaori Apple
4本育っていました。このままではいけないので、アケビの鉢に一緒に植えて様子を見ることにしました。
(2015年5月4日)


Aika No Kaori Apple
3本をアケビの鉢に移植しました。結局、ベランダで育てた分は1本もなく、庭で育てた3本を残しました。
(2015年5月4日)


2014年冬から2015年春にかけて行った14品種の発芽実験で、発芽したのはサンふじ、およびサンふじと交配してある4品種(北斗星の金貨あいかの香りトキ)、そして、サンジョナゴールド紅玉サン陸奥金星の合計9品種でした。金星に至っては2015年5月21日現在、発芽本数は20本にもなりました。
現在、処分せずに残っている実生は、あいかの香り、星の金貨、サンジョナゴールド、そして金星です。あいかの香りと金星は食べ比べてみた結果において私の好きなりんごベスト3に入るので、たとえ実生では同じ果実が生らないにしても、育ててみたい品種です。


Aika No Kaori Apple
3本のうち1本だけ伸びていました。あとの2本は淘汰されていくようです。
(2015年7月5日)


Aika No Kaori Apple
幹を切ってもらっていたことにより、横から枝が出て来ています。葉っぱに毛虫もついていたので、駆除しました。
(2015年7月5日)



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