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MacBook Pro (MB991J/A 2.53GHz) の修理

思案中の女子

以下に書いてあることは、あくまでも本サイト管理者の場合にデータを失う覚悟で行って、たまたまうまくいったラッキーな例だと思われます。それゆえ、それを参考にしてMacBook Proの修理をご自分で試そうとされる場合、それによって生じるいかなる結果につきましても本サイト管理者は一切責任を負いません。くれぐれも自己責任において行っていただきますようよろしくお願い致します。基本的には修理を依頼されることをお勧めします。



MacBook Proが立ち上がらなくなりました!


2012年11月28日(水)朝、MacBook Pro (MB991J/A 2.53G/Intel Core 2 Duo 13") を立ち上げようと電源ボタンを押し、しばらくして見てみると、青色の画面で止まっていました。フリーズしたのかと思い、再起動をかけたところ、今度は数秒して現れる灰色の画面(アップルマークが現れて、その下で歯車がグルグル回っている画面)から進まなくなってしまいました。それから何度か再起動しても同じでした。そういえば、前日も動作が遅かったりして、違和感を覚えていました。そういう時はバックアップをしっかりとっておくべきでした。まさかまだ大丈夫だろうと思っていると、突然やってきます。教訓にします。

そこで、インストールディスク(Snow Leopard)を光学ドライブに入れた状態で電源ONし、直後から[C]キーを押し続ける方法でディスクから立ち上げ、ディスクユーティリティーで、ハードディスクの検証と修復を行ったところ、修復不能という結果が出てしまいました。結果のリストの中に赤い字で表示されました。しかし、何度か修復をかけると「このディスクは問題ありません」と緑色で出ましたので、一応修復できました。しかし、そのハードディスクで通常の立ち上げを行っても、前述のアップルマークが現れてその下で歯車がグルグル回っている画面から進むことができませんでした。何度やってもだめでした。電源ON直後から[Shift]キーを押し続ける方法でもだめでした。また、電源ON直後から[option]キーを押し続ける方法もだめでした。その時はもうだめかなと一度はあきらめてしまいました。



それでも諦めきれません〜試行錯誤の日々


11月29日(木)、30日(金)にも何とか普通に立ち上がってくれないかと折をみては試してみましたが、前述のようにアップルマークが現れてその下で歯車がグルグル回っている状態の画面から先に進むことができませんでした。挙げ句の果てには、インストールディスクを光学ドライブに入れた状態で電源ON直後から[C]キーを押し続ける方法でも立ち上がらなくなってしまいました。アップルストアーのサポートに0120で電話してお姉さんから30分ほどいろいろ電話口で指示を受け、いろいろ試してみましたが、やっぱりだめでした。ただ、修理を頼むとかかる料金が非常に高かったので(5万円以上はかかるとのことでした)、修理依頼は見送りました。すでに2日以上仕事に支障が出ている、さあ、どうするか・・・・。



インストールディスクから立ち上がりました!


11月30日(金)の夜に仕事から帰ってから、ふとインストールディスクを入れたままで電源ON直後から[option]キーを押し続ける方法で立ち上げようとして、パスワードを聞いてきたので入れたらそこから先に進みました。ハードディスクとインストールディスク(CD)のアイコンが画面に現れました。そこで、インストールディスク(CD)の方から立ち上がることを意図してクリックすると、このところ出来なくなっていたインストールディスクからのシステム立ち上げがうまくいってくれました。インストールディスクを入れたままで電源ON直後から[C]キーを押し続ける方法では立ち上がらなくなっていたのですが、[option]キーを押し続ける方法から入っていくと立ち上がってくれました。



システムを上書きする決心をしました!


一歩前進したと思いました。そこで、この流れに乗って、メールなどのデータが消えるかもしれないけれども覚悟を決めて、システムだけをもう一度入れ直す決心をしました。しかし、まだまだ困難は続きました。肝心の内蔵ハードディスクが認識されず、そのためシステム書き込みをするディスクを選択する画面で何も現れてくれませんでした。もはやここまでかと思いました。しかし、ディスクユーティリティーで、ハードディスクの検証と修復を1回ずつ行ったところ、ラッキーなことについにハードディスクが認識され画面に現れてくれたではありませんか! そこで、画面上の指示に従ってインストールディスクからシステムを上書きしていきました。1時間以上かかりましたが、何とか書き込みを終了することができました。とにかく1回でいいからこれで立ち上がってほしい! 祈るような気持ちでした。


ハードディスクから立ち上がってくれました!


さっそく、内蔵ハードディスクから立ち上げることを試みました。すると、何と!ついに、立ち上がってくれたではありませんか! これは本当に嬉しかったです。少なくとも、ソフトウェアのライセンス解除はできる!そう思いました。そこで、Adobe Illustrator CS5等のライセンスをオンラインで解除したりして、よく使うソフトを別のパソコンにインストールできるようにライセンスを確保しました。次にこの状態をバックアップしようと思い、Time Machineで外付けハードディスクにバックアップをとりました。130GBぐらいでした。長時間かかりましたが、何とかバックアップもうまくいきました。



ハードディスクを250GBから500GBへ


今回のトラブルの原因は状況からみて(少なくとも)ハードディスクだと思われました。そこで、次に、ノートパソコンの内蔵ハードディスクを交換することにしました。代わりに入れる2.5インチハードディスクは、プラスチックケースから中身を比較的容易に取り出せそうに見えたI・O DATA社製の2.5インチ外付けハードディスク(500GB)にしようと思い、あらかじめ買っておいたものを使いました。上下2枚合わせてあるプラスティックケースを、合わせてあるところに出来ている溝から親指の爪で開くように入念にはずし(かなり力が要りますがドライバーなどは使いませんでした)、中から2.5インチハードディスクを取り出しました。そしてSATAの電源と信号部分のコネクタが一体となっている基盤を壊さないようにゆっくりと取りはずしました。
次に、MacBook Proの底面のネジ10個を精密ドライバー+00(ホームセンターで購入)で外しました。底面の蓋をとって、ハードディスクを固定している黒色のマウンター上の2個のネジを精密ドライバー+00でゆるめて、黒色のマウンターを外しました(ねじは完全には外さないでおくとあとで助かります)。これによりハードディスクを取り出すことができました。ケーブルが付いているので慎重に取り扱いました。ケーブル先端のSATAの電源と信号部分のコネクタをハードディスクからゆっくりはずしました。先に用意していた500GBの2.5インチハードディスクをかわりに取り付けました。その時に、取り出した250GBハードディスクの側面についた4個の金具(六画レンチで回すような星形に似た形をしています)をヘックスローブドライバーT6(ホームセンターで購入、トルクスドライバーT6でもOK)で取り外し、500GBの2.5インチハードディスクの方に付けました。そのあと、黒色のマウンターでパソコン本体に取り付けました(ゆるめていた2個のねじを締めて黒色のマウンターを本体に取り付けて500GBハードディスクを固定しました)。MacBook Proの底面の蓋をして精密ドライバー+00で10個のネジを締めると交換は無事に終わりました(この時点ではまだ立ち上がるかどうかは当然不明ですが、気を遣う手作業はここで終了!)。取り出した250GBハードディスクの方はSATAの電源と信号部分のコネクタが一体となっている基盤を取り付けて、前述のプラスチックケースを慎重に合わせて収納しました。これは外付けのハードディスクとしても使用できますが、MacBook Proのシステムのバックアップ(オンラインアップデート実施前の状態です)として保管しておくことにしました。このハードディスクが今回のトラブルの主原因とみていますので、いつまでもつかわかりませんが、バックアップの役割は果たせるかもしれないと思い、使わずに外付けハードディスクの元箱に保管しておくことにしました。



500GBハードディスクへバックアップ内容を復元


作業を終えたMacBook Pro本体に電源を繋ぎ、上で書いたように光学ドライブにインストールディスク(私の場合はSnow Leopard)を入れて[option]キーを押し続ける方法で起動しました。パスワードを聞いてきたので入れて先に進み、ハードディスクとインストールディスク(CD)が画面に現れてから、CDの方から立ち上げるようにクリックすると、インストールディスクからシステムが立ち上がってくれました。日本語を選択する画面から1つ進み、そこでメニューバーからディスクユーティリティーを起動し、新しい500GBのハードディスクをMac OS 拡張(ジャーナリング)でフォーマットしました。上述したTime Machineでバックアップをとっていた外付けハードディスクをUSBで繋いで、バックアップ内容を新しい500GBのハードディスクに復元しました。けっこう長時間かかりました。深夜だったので私は寝ている時間にそれをあてました。



500GBハードディスクから立ち上がりました!


翌朝(2012年12月1日(土))、復元が終了していました。MacBook Proを新しく内蔵した500GBハードディスクからさっそく再起動してみると、うまく立ち上がってくれました。これまでの苦労が報われた瞬間です。感慨も一入です。私はAirMac Extremeを使っているのですが、念のためにLANケーブルを繋いで、そちらを経由してソフトウェア・アップデートを実施しました。11項目ほどありましたので3回ほどで終わりましたが、1時間以上かかりました。一応これでこのMacBook Proが復活しました。しばらく使ってみないとわかりませんが、ひとまず仕事に復帰できるはず!長かったですが終わりです。ひとまず無事復活しました。これで仕事ができます。諦めなくて本当に良かったです。



羹(あつもの)に懲りて膾(なます)を吹く?


MacBook Proは今ではもうすっかり私の秘書、いや私の一部と言っても過言ではなく、なくてはならない存在です。ここ1週間ほど、すっかり仕事が滞ってしまっていましたので、また、修理代を何とか節約したいという一心で、火事場の馬鹿力ともいうべき驚異的な粘りで試行錯誤の末、5日間もかかりましたけれども、最終的に何とか復活させることができました。ハードディスクは250GBから500GBになり、気分的にも快適になりました。仕事関係のデータのバックアップはこれまで2重どころか3重に行ってきましたが、システム関係のバックアップはとっていませんでした。今回の経験を教訓に、これからはTime Machineで時折システム関係のバックアップをとっていきたいと思います。少しでも作動に異常を感じたらシャットダウンする前に対策をとりたいと思います。二度と立ち上がらないかも、と考えて・・・・。



総括


今回のMacBook Pro復活においてラッキーだったポイントは、CPU関係には問題がなくてハードディスクが問題だったと思われること、及び、試行錯誤の末、とにかく1回内蔵ハードディスクから立ち上げることができたのでTime Machineでバックアップがとれたこと、に尽きると思います。その他にもいろいろな点で小さなラッキーが重なったと思います。しかしながら、今回の方法が他の人の場合にも適用できるかというとそれは自信ありません。また、もっと良い方法があるかも知れません。あくまでも一例とお考えください。
最も確実なのはアップルストアーに修理を依頼することだと思います。

最後に、上記のことを参考にされる場合は、くれぐれも自己責任でされるようお願い致します。






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