page bottom

トップページ > オーディオ関連 > CDプレーヤーのトレイの開閉の不具合の解決

CDプレーヤー(DENON CD Player DCD-755II)のトレイの開閉の不具合の解決

Solution to the Problem of Opening Tray of DENON CD Player DCD-755II


以下に書いてあることは、あくまでも本サイト管理者の場合に壊れてもよいという覚悟で行って、たまたまうまくいったラッキーな例だと思います。それゆえ、それを参考にしてCDプレーヤーのトレイの開閉の不具合の解決をご自身で試そうとされる場合、それによって生じるいかなる結果につきましても本サイト管理者は一切責任を負いません。ここに書いてあることをもとに自分で行われる場合は、くれぐれも自己責任において行っていただきますようよろしくお願い致します。ちょっとしたことで機械的なところで壊れそうな感じはあります。トレイが出てこない症状の場合は、以下の方法はできないかもしれません。いずれにしても基本的にはちゃんとしたところに修理を依頼する方が無難です。

以下に私の方法によるゴムベルト(ONKYO用ゴムベルト 24816038対応)の交換手順を示します。

Repair of CD Player Tray
側面の4カ所のネジをとります。
(2013年7月22日)。


Repair of CD Player Tray
背面上部の2カ所のネジをとります。
(2013年7月22日)。


Repair of CD Player Tray
上部のカバーを左右両側を持って慎重にとります。上記のネジをとっていないとカバーは外れません。
(2013年7月22日)。


Repair of CD Player Tray
磁石のついた板を左右2カ所のネジをとってはずします。この写真の左下に見えているゴムが交換する劣化したゴムです。
(2013年7月22日)。


Repair of CD Player Tray
かなり強力な磁石のついた板です。
(2013年7月22日)。


Repair of CD Player Tray
ここで電源を入れてトレイをOPENボタンで開きます。開いたら電源を抜いておく方が無難です。トレイを開くと写真中央にゴムのついたプーリーが見えます。
(2013年7月22日)。


Repair of CD Player Tray
トレイを前面から抜き取る作業を行います。その前に、トレイ右上のストッパーを慎重に抜き取ります。爪を軽く押して外します。下から押しながら行うとやりやすかったです。
(2013年7月22日)。


Repair of CD Player Tray
これが外したストッパーです。
(2013年7月22日)。


Repair of CD Player Tray
トレイを外すにはあと2カ所外さなければならないところがあります。それは出てきたトレイの左奥と右奥です。最後に抜き取ろうとした時にどうしても引っかかるところがあります。レールに入って固定している形になっています。この写真はわかりやすいようにトレイを外したあとの写真(左奥に相当)ですが、写真中央の穴にピンセットを入れて慎重にトレイの左側にゆっくり動かしてレールから浮かせてひっかかりがない状態でトレイをゆっくり抜き取るように動かします。
(2013年7月22日)。


Repair of CD Player Tray
これは出てきたトレイの右奥のひっかかり箇所の場合です。写真中央の曲がった部分の先の丸いところに穴があります。先ほどと同様の要領で、写真中央の穴にピンセットを入れて慎重にトレイの右側にゆっくり動かしてひっかかりをなくしてトレイをゆっくり抜き取る要領です。左右交互にゆっくり慎重に外します。
(2013年7月22日)。


Repair of CD Player Tray
トレイを無事に前面から抜き取ることができました。この時本体はトレイOPENの状態なので注意!(電源を入れたりしないでください)。
(2013年7月22日)。


Repair of CD Player Tray
これが交換前の劣化して緩んだベルトです。写真中央付近の黒色のカバーの上部だけひっかかりを外して抜き取って軽く外しておきます。そして次の写真のようにピンセットでゴムベルトを外します。
(2013年7月22日)。


Repair of CD Player Tray
ピンセットで小さいプーリーからゴムを外し、大きい白のプーリーからも外します。
(2013年7月22日)。


DENON CD Player DCD-755IIのトレイ開閉用の劣化したゴムベルト
これが伸びて劣化したゴムです。変形しています。
(2013年7月22日)。


Repair of CD Player Tray
ピンセットを使って新しいゴムに交換しました。さすがに新しいだけにピンと張っています。このあと、一時的に外しておいた黒色のカバーの上部の引っかかり部分をしっかり押し込んで元どおりに固定しておきます(写真ではまだ押し込んでいません)。
(2013年7月22日)。


Repair of CD Player Tray
外していたトレイを元に戻します。本体はOPENの状態で止まっていることに注意。
(2013年7月22日)。


Repair of CD Player Tray
外す時と逆の要領で、ひっかかりを折らないようにゆっくりとトレイを奥に押して収納し、電源を抜く前のトレイOPENの状態に戻します。写真はトレイの右側ですが、左側の場合も同じ要領です。当然ほぼ同時進行です。
(2013年7月22日)。


Repair of CD Player Tray
トレイを元のOPEN状態に戻したら最初に外しておいた右上部にあったストッパーを元に戻します。
(2013年7月22日)。


Repair of CD Player Tray
この写真のようにセットし、最後に軽く押すとカチッと固定されます。上から7枚目の写真のように原状回復となります。あとは上から4枚目の写真のように磁石のついた板を元に戻してネジで固定します。ここまできたら電源を入れてトレイをCLOSEボタンを押して閉めてよいと思います。
(2013年7月22日)。


Repair of CD Player Tray
CLOSEボタンを押すと無事に閉まりました。もう大丈夫だろうと思ってフライングで本体の上部カバーを元に戻しましたが、最後でいいと思います。
(2013年7月22日)。


Repair of CD Player Tray
OPENボタンを押すとトレイがちゃんと出てくるようになりました。修理完了です。とにかく機械の動きを観察しながら慎重に慎重に行ったこともあり、また、説明書もなかったため、作業は4〜5時間かかりました。2回目もあるなら次はもっとスムーズにできると思います。真夏のため汗がCDプレーヤー本体の基盤の上に落ちそうになり危なっかったです。冷や汗ものでした。
(2013年7月22日)。


Repair of CD Player Tray
これでオーディオがすっきりしました。今回修理したCDプレーヤーは下から3台目です。
(2013年7月22日)。


Repair of CD Player Tray
結局、CDプレーヤーは2台は要らないと思い、
今回修理したCDプレーヤーはしまいました。
(2013年8月2日)。


私は今でもオーディオはミニコンポよりひとまわり大きいものを使っています。2003年8月17日に買ったDENONのDCD-755II COMPACT DISK PLAYERがトレイの開閉がうまくいかなくなったので、その後、解決法を見つけきれないまま、2010年(平成22年)12月17日にDENONのCOMPACT DISK PLAYER DCD-755SE-SP(プレミアムシルバー)を35,800円で買って現在はもっぱらそっちの方を使っています。しかし、2013年7月18日にインターネットでたまたま調べていたら、解決事例のウェブサイトに出会いました。詳しくは書かれていませんでしたが、原因はゴムベルトにあるようです。そこで、その日の夜にCDパーツマンにネット通販でゴムベルト(ONKYO用ゴムベルト 24816038対応2本入り)を注文しました。商品は静岡からの郵便で、九州ですので到着は3日後の21日(日)でした。代引きで受け取りました。

7月22日(月)の昼間の明るい時に修理に着手しました。機械の内部までよく見えるように窓の近くの明るいところで作業しました。やってみてわかったのですが、夜は暗いので無理だと思います。4〜5時間の作業後、ついに原状回復に成功しました。もっと早くわかっていたら2台目のDENONのCOMPACT DISK PLAYER DCD-755SE-SP(プレミアムシルバー)を買わずに済んだのにと思いましたが、しかしながら2台目は新しい分、USB端子がついているので、それはそれで貴重です。DENONのCOMPACT DISK PLAYER DCD-755SE-SP(プレミアムシルバー)YAMAHAのAVX-590 DSPに接続して使っていますが、今回修理したDCD-755II COMPACT DISK PLAYERはDENON AVアンプ AVR-2113 AVサラウンドレシーバー(黒)に接続して楽しんでいます。

10年後の2023年11月6日に2回目のゴムベルトの交換を行いました。









Tweet
< このエントリーをはてなブックマークに追加

Page Top