サッカーと野球の違いについての考察

サッカーと野球の違い

このウェブページは、サッカーと野球の違いについて考えてみた結果を2013年8月22日に書いたものです。一応、野球は経験者ですが、サッカー部には所属したことはありませんので、見た感じで判断しました。気ままに書いていますので、笑い飛ばして読んでください。

サッカーの場合

手を使ってはいけない

フィジカルなコンタクトは野球より多い。しかも保護されていない。

ヒーローになる人はプレーの性質上、限られている

足のけがをしやすい

防具がない

大雨でもプレー可能

普通は得点が野球ほど多くない

好きではない相手にはパスを出さないことが可能(信頼度、人間関係に左右される可能性が高い)。その点、野球の方がほぼ平等に順番通りに機会が訪れる(先発メンバーだった場合)

ベンチ入りの選手を全員使うことはできない。通常は3人まで。しかも、選手交替のタイミングが限られる。野球やラグビーでは、人数制限もないし、いつでも交替できる。

時間が決まっている
試合を終わらせるのはレフェリーの笛
コールドゲームというものがない

野球と違って走りっぱなしでかなり体力を消耗する

イエローカード、レッドカードあり。一発退場の可能性は全員にあり

90分プラスアルファで試合が終わるので、終了時間が予測可能

イニングというものがない。前半と後半のみ。

オフサイドというものがある

アドバンテージがある

ボールの交換が野球の場合ほど多くない

ボールが当たっても野球ほど危険ではない

ユーティリティープレイヤーの観点からは、野球ほどの壁はない(野球の方が各ポジションの専門性が高い)

一般に選手生命は野球より短いようである(一部例外あり)

攻撃と守備が目紛しく変わるので、予断を許さない。(トイレに行きにくい)
サッカーはあるチームでは活躍できても、別のチームで機能するとは限らない。つまり、まわりの人間とのコンビネーションが非常に大きく影響する。これが、移籍後に活躍できない選手に見られる大きな原因の1つである。対して、野球の場合は相手ピッチャーに大きく依存するが、チームを移っても影響を受ける度合いはサッカーほどではない。バッティング技術や守備技術等が本来備わっていれば活躍できる可能性は高い。
サッカーの場合は、最後の2〜3分になると、同点や逆転は非常に難しいので、精神的にも非常に苦しい。なぜならば得点は1点ずつであるから劇的な逆転という可能性がほとんどないから。野球の場合は満塁ホームランその他の可能性もあって、大量得点も不可能ではないが、サッカーの場合は得点が1点ずつであることと、相手チームにボール回しで時間稼ぎされたりして、アディショナルタイム内で勝つのはかなり難しくなる。

ゴールの枠にサッカーボールが当たって跳ね返った時に、ゴールラインを割れば得点になるが、そうでない場合は得点にならないので、サッカーの場合は当たらないことを祈る。あるいはボールが枠に当たるとしても、ボールは枠内に大きく入っていて少し枠に当たる程度であることを祈る。これとは対照的に、野球の場合はレフトポールやライトポールに当たりさえすればそのあとボールがどこに飛んでいってもホームランになる。

野球の場合

手を使ってよい

フィジカルなコンタクトは少ない

大雨ではプレー不可能

9人中、誰でもヒーローになれる可能性がある

サッカーほど足のけがをしやすくはない

防具がある

ルールがサッカーよりかなり複雑(攻撃、守備、走塁)

得点は一般にサッカーよりかなり多くなる

グローブを使用(しかもポジションによって異なる)

キャッチャーはレガース、プロテクター使用

サッカーより道具にお金がかかる

着衣がサッカーよりも複雑で暑苦しい

ベンチ入りの選手全員を交代で使うこと可能

攻めと守りがあるので、サッカーより休憩時間が多い。守備の間でも四六時中動いている必要はないため。

ピッチャーは危険球で一発退場あり。その他の野手は審判に文句を言うと退場の可能性あり。

試合所要時間が予測不可能。試合終了はルール通りに行われるので、サッカーのようにadditional timeを考慮したレフェリーの長い笛で終わることがないので安心感がある。

攻撃と守備の時間帯がはっきり区別されている。(よってトイレに行きやすい)

サッカーより機会が均等。

野球はチームスポーツでありながら個人競技の側面がある。

サッカーと違って表と裏があり、普通は9回まである。

プレー時間が決まっていない。

オフサイドというものがない。

アウトにする機会が複数現れる(アウトにするチャンスが周期的に現れるので、守備は自分のエラーの帳消しが可能。最短時間で打球を処理できなくてもアウトにする機会が複数回現れることが可能。この点はサッカーと根本的に異なる。例えば、外野手がフェンスに当たったボールを処理する時間について考えると、最短時間で処理した場合はランナーは普通はセカンドで止まるが、処理を誤るとサードまで走る可能性がある。しかし、送球次第ではサードでアウトにできる可能性もある。さらに、サードまで達しても、ランナーが欲張れば本塁でアウトにできる可能性もある。このように周期性がある)

バッターが打ってから守備がボールを処理するまでの時間を数えておけばランナーを見なくてもどの塁に送球すればよいか予想がつく。つまり、自分でカウントして何塁に投げるか計算できる(もちろんランナーの足の速さも考慮して)。
アウトにするタイミングが様々(足の速さに応じて打球の処理に変化を与えることが可能)。
外野手はレフトとライトではライトの方が強肩である必要がある。なぜならば、ランナーは1塁から3塁へ走るから、レフトはそこに比較的近いが、ライトから見ればランナーは遠ざかっていくからである。

野球ではアドバンテージを見られることがない。

ボールの交換がサッカーよりかなり多い。

ボールが当たると命に関わる。

サッカーよりも野球の方がポジションの専門性が高い。

一般に選手生命はサッカーより長い。

(今ではないかもしれないが)けつバット(穴バット、尻バット)がとても痛い。

攻撃と守備の時間帯は明確に分かれており、ある程度落ち着いて見ることができる。

インフィールドフライというものがある。
塁間の距離が緻密に計算されている。少し長くなっても短くなっても野球が面白くなくなるくらい記録が違ってくるであろう。

ピッチャーとホームベースの距離18.44mが絶妙。もしこの距離より長かったら打者有利、短かったら投手有利になるであろう(速球の場合)。変化球を投げた場合は、ホームベース上を通過する時の曲がり方が違ってくるはず。つまり、短かったら変化する前に打てるかもしれないし、長かったら急速が遅くなり変化が大きくなるような気がする。
レフトとライトではライトの方が強肩である方が良い。なぜならば、レフト前に落ちたボールでファーストゴロで終わることはないが、ライト前に落ちたヒットでセカンドからサードに走っているランナーをアウトにすることは必要であるからである。遠投の距離はレフトからファーストベースまでと、ライトからサードベースまでの距離はほぼ同じであるが、投げる機会は圧倒的にライトが多い。

自分だったらどちらを選ぶか

自分だったらどちらを選ぶか考えると、私は高校の時野球部でしたが、もう一度戻れるとしたら、やっぱり野球を選ぶような気がします。私は自分の子供には(もしいたとして、しかも親が決められるものであれば)野球をやってほしいと思います。実際に自分が野球をやっていて思ったことですが、野球の方が体格の不利さや技術不足があったとしても、適材適所で試合に出させてもらえれば、バッターボックスではある程度平等にチャンスが与えられるからです。自分の居場所をうまく探し当てれば、食い扶持は見つかると思います。例えば、足が速ければ代走屋とか。でももし体格が良くてサッカーがとてもうまいのであれば一度サッカー選手になってみたいとは思いますが・・・。観戦するのはどちらもとても好きです。

以上、思いつきで書いたものですので、笑い飛ばして読んでいただければ幸甚です。







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