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ミネラルとはどんなものか

Mineral



ミネラルと聞くと、どんなイメージを持つでしょうか。三大栄養素は、脂質、炭水化物、タンパク質ですが、さらにビタミンと無機質(ミネラル)の2つを加えると五大栄養素になります。ミネラル(mineral) は、一般的な有機物に含まれる4元素である炭素C, 水素H, 窒素N, 酸素O以外に、生体にとって欠かせない元素です。我々の体を構成する化合物は、水を除くと主にタンパク質と脂肪です。ミネラルは多種の元素にわたり、また日々、新たな研究により考えが変わってきていることから、一般には、現在ミネラルとして最も重要とされる14元素のみがミネラルとして分類されています。その14元素の内訳は、カルシウム、リン、硫黄、カリウム、ナトリウム、マグネシウム、塩素が多量に必要な主要ミネラルであり、微量ミネラルとして亜鉛、クロム、セレン、鉄、銅、マンガン、ヨウ素があります(すべて合わせて60種類元素がミネラルとして知られています)。ミネラルは、ビタミンと同様に、体内で合成することはできません(ホルモンは体内で合成することができます)。よって、体の外側から摂り込むしかないのですが、通常は食事で摂取します。足りない場合はサプリメントとして摂取します。しかし、サプリメントで補う場合、過剰摂取に気をつけなければなりません。

我々の体を構成する化合物は、水約65%を除くと残り約35%は主にタンパク質と脂肪と、その他にもエネルギー源となる炭水化物や、生命の維持には欠かせないビタミンやミネラルも含まれます。野菜や果物は、ビタミンやミネラルをバランスよく摂取するのに不可欠です。例えば、人参やトマト・ホウレンソウなどの緑黄色野菜は、ビタミンB2, ビタミンC, ビタミンEなどを豊富に含みます。また、野菜や果物にはカリウムKが多く、一般にリンP, 硫黄Sが少ないといわれています。

ファストフード店やファミリーレストラン、コンビニエンスストアで出されている加工食品は亜鉛ZnやクロムCr、鉄Feなどの重要なミネラルがほとんど含まれていないといわれています。その場合は、サプリメントか何かで補充しないと憂慮すべき事態といえます。

アンバランスな食生活によって亜鉛Znが不足すると 味覚が鈍くなるといわれています。その他に、免疫機能の賦活作用や、生殖機能への関与(不足するとEDになるそうです)など重要な役割を担っていますが、最も自覚しやすいであろう症状が味覚障害です。亜鉛は補酵素の構成成分であったり、インスリンの生成や機能への関与もしられており、蛋白質の合成にも関わっているので、不足すると生命に関わる重要なミネラルといえます。亜鉛は生体中に約 1.4~2.3 g 存在しているといわれています。1日あたりの必要量は 10~15 mg とそれほど多くありません。しかし、必要量が微量であっても、それは優先順位が低いということではありません。カキフライなどに含まれています。その他、レバー、ウナギ、カシューナッツ、たらこ、ホタテ、アーモンドなどに含まれているとのこと。サプリメントに頼らず、バランスの良い食事をとることが最も重要であるといえます。






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