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第19章 不定詞のいろいろな働きと構文

知的美女の読書

不定詞、分詞、動名詞の3つを準動詞といいます。準動詞は、動詞の性質を示しながら、同時に名詞、形容詞、副詞などの働きをします。この章で学ぶ不定詞は、名詞、形容詞、副詞の3つの働きを持っていて、文中で重要な働きをします。この章では、まず不定詞の働き、用法、および不定詞を含む重要構文などについて学びます。


ビートルズなどの洋楽歌詞に特に興味がなく、文法のみをみっちり学習したい方は、下記の引用部分を飛び越えて文法のセクションへ↓



ビートルズの歌詞に出て来るto不定詞の形容詞的用法

Ticket To Ride She's got a ticket to ride(彼女は乗る為のチケットを持っている)

「彼女は乗る為のチケットを持っている」と言っても、「乗る為の」は要らないと思いました。わかりきっていることだからです。
不定詞の副詞的用法としてみた場合は「彼女は乗る為にチケットを持っている」となりますが、「乗る為に」チケットを持っていると言っても、そんなの当たり前だと思うわけです。それゆえ、文法的には「She's got a ticket. (= She has a ticket)」だけでもいいと思います。ただ、歌として収めないといけないので、何かを足さなければならないのはわかります。
それでは、ジョン・レノンはなぜto rideを付けたのかという疑問が生じます。一般には「Ticket to London」などのように「Ticket to 目的地」となります。
実は、Rydeというフェリーの港があり、「Ticket to Ryde」を「Ticket to ride」とかけてある洒落のようです。何となくしっくりこない不自然な英語に感じたのですが、背景にそのような理由があるのであれば納得です。
Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise) We're sorry but it's time to go(残念ですがもう行かなければならない時間です)

ビートルズの歌詞に出て来る「It 〜 for … to不定詞」の構文

What Goes On It's so easy for a girl like you to lie(君みたいな女にとって嘘をつくことはとても簡単なんだ)

ビートルズの歌詞に出て来るwanna

I Want To Hold Your Hand I wanna hold your hand(君の手を握りたい)
I Wanna Be Your Man I wanna be your man(君の彼氏になりたい)
I Don't Wanna Spoil The Party I don't wanna spoil the party, so I'll go(パーティーをぶち壊したくないから行くよ)
Another Girl I don't wanna say that I've been unhappy with you(君と付き合っていてハッピーではなかったなんて言いたくはない)
Drive My Car I wanna be famous(僕は有名になりたい)
Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band I don't really want to stop the show(本当にショーをやめたいわけではありません)
Yer Blues Yes, I'm lonely, wanna die(寂しいんだ。死にたい)
Her Majesty I wanna tell her that I love her a lot(彼女をすごく愛していると彼女に告げたい)

ビートルズの「Dr. Robert」歌詞に出て来る「S+help+O+to不定詞」(Oが意味上の主語)の構文

Dr. Robert He helps you to understand(彼は君が理解するのを助けてくれる)

ビートルズの「Help」歌詞に出て来る「S+help+O+原形不定詞」(Oが意味上の主語)の構文

Help Help me (to) get my feet back on the ground(もう一度きちんとした生活をする手助けをしてくれ)

ビートルズの「All You Need Is Love」における「to不定詞の"to"の省略

All You Need Is Love All you need is (to) love(欲しいのは愛(する事)だけ)

ビートルズの「Sexy Sadie」歌詞に出て来る結果を示す不定詞

Sexy Sadie You laid it down for all to see(君はみんなにわかるように規則を破った)
Sexy Sadie She came along to turn on everyone(彼女は現れるや、みんなの注目の的になった)

ビートルズの歌詞に出て来る知覚動詞+原形不定詞

She's A Woman She hates to see me cry(彼女は僕に泣いている所を見せるのを嫌う)
No Reply I saw you walk in your door(君が扉の中に歩いていくのを見た)
You've Got To Hide Your Love Away I can see them laugh at me and I hear them say〜(僕は彼らがあざ笑うのが見えるし、彼らが〜と言うのが聞こえる)
Dear Prudence won't you let me see you smile(君がほほえむのを見せてくれないか)
Mother Nature's Son see her waters rise(水位が上がるのを見てごらん)

ビートルズの歌詞に出て来るbe+to不定詞

I Call Your Name Was I to blame for being unfair(僕が不当だと責められるべきだったのか)

ビートルズの歌詞に出て来るbe+dying+to不定詞

Magical Mystery Tour The Magical Mystery Tour is dying to take you away(マジカル・ミステリー・ツアーは君を連れ出したくて仕方がない[うずうずしている])

ビートルズの歌詞に出て来るenough+to不定詞

Cry Baby Cry She's old enough to know better(彼女は分別がある年齢だ)

ビートルズの歌詞に出て来るnot + to 不定詞

Do You Want To Know A Secret Do you promise not to tell(他言しないと約束してくれるかい)

第19章 不定詞のいろいろな働きと構文

19-1. 不定詞の種類と性質

19-1-1. 不定詞の種類

19-1-1-1. to不定詞(to+原形動詞)

19-1-1-2. 原形不定詞(toなし不定詞)

19-1-2. 不定詞の性質

19-1-2-1. 動詞としての性格

19-1-2-2. 動詞としての性格を失っている面

19-2. 不定詞の基本的用法

19-2-1. 名詞的用法

19-2-2. 形容詞的用法

叙述用法

19-2-3. 副詞的用法 (動詞・形容詞・副詞・分全体を修飾する)

19-3. 不定詞の注意すべき用法

19-3-1. 意味上の主語

19-3-1-1. for+意味上の主語+to〜

ビートルズの歌詞に出て来る「It 〜 for … to不定詞」の構文

19-3-1-2. 「It is+形容詞+of+意味上の主語+to〜」

19-3-1-3. 「S+V+O+to do」(Oが意味上の主語)

ビートルズの「Dr. Robert」歌詞に出て来る「S+help+O+to不定詞」(Oが意味上の主語)の構文

I promised him to pay the money.のときは

形容詞用法の不定詞と、それが修飾する名詞との関係

19-3-2. 完了形不定詞(to have +過去分詞)

「希望・意図」などを示す動詞+完了形不定詞

19-3-3. 受動態の不定詞(to be+過去分詞)

19-3-4. 不定詞の否定

笑った?笑わない?

19-4. 重要な不定詞構文

19-4-1. 「be+形容詞+to不定詞」

19-4-1-1. 「It is+形容詞〜」で書き直せる型

19-4-1-2. 書き直しのできない型

19-4-2. too…to〜「あまりに…で〜できない」(程度);…enough to〜「〜(できる)ほど〜」(程度);so…as to〜「〜するほど…な」(程度・結果)

ビートルズの歌詞に出て来るenough+to不定詞

19-4-3. 目的・意図を示す不定詞

19-4-4. 結果を示す不定詞

ビートルズの「Sexy Sadie」歌詞に出て来る結果を示す不定詞

19-4-5. why以外の疑問詞と、whetherにto不定詞

19-4-6. be to〜

19-4-7. 独立不定詞

19-4-8. 代不定詞(toだけの不定詞)

ビートルズの歌詞に出て来る省略

19-5. 原形不定詞の用法

19-5-1. 知覚動詞・使役動詞とともに

KISSの曲「I Was Made For Loving」の歌詞の変換

19-5-2. 慣用表現として



19-1. 不定詞の種類と性質

19-1-1. 不定詞の種類

不定詞にはto不定詞と原形不定詞の2種類がある。


19-1-1-1. to不定詞(to+原形動詞)

He wants to go there alone.(彼はそこへ1人で行きたがっている)

want toは書き言葉として標準的でないwannaの形で口語でよく使われる。


ビートルズの歌詞に出て来るwanna

I Want To Hold Your Hand I wanna hold your hand
I Wanna Be Your Man I wanna be your man
I Don't Wanna Spoil The Party I don't wanna spoil the party, so I'll go
Another Girl I don't wanna say that I've been unhappy with you
Drive My Car I wanna be famous, a star of the screen
Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band I don't really want to stop the show
Yer Blues Yes, I'm lonely, wanna die
Her Majesty I wanna tell her that I love her a lot

19-1-1-2. 原形不定詞(toなし不定詞)

I heard her sing Auld Lang Syne.(私は彼女がオールドラングザイン(蛍の光)を歌うのを聞いた)

ふつう不定詞という時はto不定詞をさす。このto不定詞が一般に使われる形で、原形不定詞は知覚動詞や使役動詞の補語になるなど、限られた時にのみ使われる。


19-1-2. 不定詞の性質

不定詞は、動詞としての性格を持つ面と、動詞としての性格を失っている面とがある。


19-1-2-1. 動詞としての性格

1. 意味上の主語を持つ。
2. 目的語補語修飾語を持つ。
3. 完了形・進行形・受動態
がある。

He wants her to go there.<意味上の主語を持つ>(彼は彼女にそこに行ってもらいたいと思っている)
I went to Vienna to study music.<目的語を持つ>(音楽を勉強しにウィーンに行った)
She decided to become a nurse.<補語を持つ>(彼女は看護婦になろうと決心した)
He had to sneeze once again.<修飾語句を持つ>(彼はもう1回くしゃみをしなければならなかった)
I am very sorry to have kept you waiting for a long time.<完了形不定詞>(長らくお待たせしてすみませんでした)
There remained nothing to be hoped.<受動態の不定詞>(望まれるべきことは何も残っていなかった)

19-1-2-2. 動詞としての性格を失っている面

人称・数・時制で語形変化をしない。上の例の最初の文のherは3人称単数だが、to goesにならず、第2文のwentは過去だがto studiedにはならない。


19-2. 不定詞の基本的用法

不定詞は文中で、名詞・形容詞・副詞の働きをする。


19-2-1. 名詞的用法

To master English is not so easy.<主語>
(英語をものにすることは容易ではない)
His job is to teach English.<補語>
(彼の仕事は英語を教えることだ)
He started to eat.<目的語>
(彼は食べ始めた)
It is difficult to do the job alone.<itが仮主語>
(その仕事を1人でやるのは難しい)
I found it easy to feed the beast.<itが仮目的語>
(その獣に餌をやることは容易だということがわかった)

19-2-2. 形容詞的用法

I want something to drink.(私は何か飲み物が欲しい)
He had no time to read the long letter.(彼はその長い手紙を読む時間がなかった)

名詞を修飾する形容詞用法の不定詞は必ず名詞のあとにくる。


ビートルズの歌詞に出て来るto不定詞の形容詞的用法

Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise) We're sorry but it's time to go


叙述用法

形容詞の叙述用法に相当する形容詞的用法がある。

He seems to be honest.(彼は正直そうだ)
The ESS is to meet every Friday.(英会話クラブは毎週金曜日にミーティングをするものとする)

be+to不定詞は「予定・義務・可能」などを表す。


19-2-3. 副詞的用法 (動詞・形容詞・副詞・分全体を修飾する)

He goes to school to study art.<動詞を修飾>
(彼は美術の勉強をしに学校に行く)
She is sure to stay at home.<形容詞を修飾>
(彼女が家にとどまることは確実だ)
You are old enough to play baseball.<副詞を修飾>
(あなたはもう野球ができる年頃です)
To begin with, he is too tall.<文全体を修飾>
(まず第一に、彼は身長がでかすぎる)

副詞的用法の不定詞は、「目的・原因・理由・結果」など、いろいろな意味を表すが、実際は「〜するため」という「目的・意図」を表すものが多い。


19-3. 不定詞の注意すべき用法

19-3-1. 意味上の主語

不定詞の意味上の主語は次のようにして表す。


19-3-1-1. for+意味上の主語+to〜

(a) It is almost impossible to move such a big stone.(そんな大きな石を動かすことはほとんど不可能だ)
(b) It is almost impossible for me to solve the problem.(その問題を解くことは不可能に近い)

(a)のようにto move の意味上の主語が「一般の人」、「だれでも」の時にはこれを特に言い表さない。(b)ではfor me(for+目的語)で、「問題を解く」のは「私」であることを示している。このように、特に意味上の主語を明らかにする時は、「for+目的語」で表す。
意味上の主語を文全体の主語にしては言えない。
(誤)I am almost impossible to solve the problem.


ビートルズの歌詞に出て来る「It 〜 for … to不定詞」の構文

What Goes On It's so easy for a girl like you to lie

19-3-1-2. 「It is+形容詞+of+意味上の主語+to〜」

「of+意味上の主語」の形は、good, kind, clever, wise, foolish, silly, stupid(愚かな), brave(勇敢な), careless(不注意な), considerate(思いやりがある), など、人の行為について判断を下す形容詞のとき用いる。

It is very nice of you to say so.(そういってくれてありがとう)

この型は、意味上の主語を文全体の主語にして言える。You are very nice to say so.
It was foolish of him to quarrel with her.= He was foolish to quarrel with her.(彼が彼女と口論するなんてばかげたことだった)


19-3-1-3. 「S+V+O+to do」(Oが意味上の主語)

want, like, urge(促す)などの動詞は、目的語が不定詞の意味上の主語になることがある。

We want him to do the job.(我々は彼にこそその仕事をさせたい)

ビートルズの「Dr. Robert」歌詞に出て来る「S+help+O+to不定詞」(Oが意味上の主語)の構文

Dr. Robert He helps you to understand(= He helps you understand)

※ 「help+O+to不定詞」の構文は、最近では上記の括弧の中の言い方のようにtoを省略して、「help+O+原形不定詞」の形で用いることが主流になってきています。


ビートルズの「Help」の歌詞にはtoが省略されている例が見られます(第25章 省略 参照) 。

Help Help me get my feet back on the ground.
(= Help me to get my feet back on the ground.)


次のような文は、全文の主語が不定詞の意味上の主語でもある。
We want to do the job.(我々はその仕事をしたい)


I promised him to pay the money.のときは

この文で、pay the money(金を支払う)の意味上の主語はIで、him (he)ではない。him=IO, to pay…=DO, である。動詞によってこのように意味が異なる場合がある。


形容詞用法の不定詞と、それが修飾する名詞との関係

I have no friend to help me.<意味上のS+V関係>(私を助けてくれる友人は1人もいない)
Would you like something to drink?.<意味上の目的語>(何か飲む物はいかがですか)
He lost a house to live in.<前置詞の目的語>(彼は住む家を失った)
I got an idea to solve the problem.<同格関係>(その問題を解くアイデアが浮かんだ)

19-3-2. 完了形不定詞(to have +過去分詞)

完了不定詞は、述語動詞より前の「時」を表す。

I am sorry to have kept you waiting so long.= I am sorry that I have kept you waiting so long.(長らくお待たせしてすみません)
He seems to have bought a new car.(彼は新しい車を買ったようだ)
He seemed to have bought a new car.(彼は新しい車を買ったようだった)
上の文は次のように書き換えられる。
It seems that he (has) bought a new car.
It seemed that he had bought a new car.
過去と完了を表す不定詞は共に完了形不定詞になるので、どちらであるかは文脈から判断する。
He seems to have been ill.→It seems that he was ill.またはIt seems that he has been ill.

不定詞と不定詞の表す「時」との関係をまとめてみると次のようになる。

(1) He seems to be ill. → It seems that he is ill.
(2) He seemed to be ill. → It seemed that he was ill.
(3) He seems to have been ill. → It seems that he was ill.まはたIt seems that he has been ill.
(4) He seemed to have been ill. → It seemed that he had been ill.

「希望・意図」などを示す動詞+完了形不定詞

完了形不定詞が、hope, expect, want, intend, meanなど「希望」や「意図」を示す動詞の過去形のあとにくると、その希望などが実現されなかったことを示す。
I intended to have written to you.(お手紙をさしあげるつもりでしたが書かなかった)
口語では、同じ意味をこれらの動詞の過去完了形にふつうの不定詞を続けて表すことがある。
I had intended to write to you (but I didn't).


19-3-3. 受動態の不定詞(to be+過去分詞)

He did not want to be defeated by his friends.(彼は友人に打ち負かされたくなかった)


19-3-4. 不定詞の否定

不定詞を打ち消すには、その直前にnotかnever(強い否定)を置く。

He decided not to go.(彼は行かないことに決めた)
She told me never to do that again.(二度とあんなことをしてはいけないと彼女は私に言った)

笑った?笑わない?

He tried not to laugh.と、He didn't try to laugh.は、同じ意味になるかについて考えてみる。
この2つの文は明らかに違う。前者は、「彼は笑うまい(笑わないことをしよう)とした」、後者は、「彼は笑おうと(笑うことをしようと)しなかった」となる。前者は不定詞の否定、後者は文の否定(全体否定)である。

19-4. 重要な不定詞構文

19-4-1. 「be+形容詞+to不定詞」

この場合の不定詞は形容詞を修飾する副詞的用法。


19-4-1-1. 「It is+形容詞〜」で書き直せる型

He is bold to ride down such a rapid stream.= It is bold of him to ride down such a rapid stream.(あんな急流を船で下るとは彼も大胆だ)<「理由」を表す不定詞>
The letter is difficult to understand.= It is difficult to understand the letter.(その手紙は理解し難い)
He was considerate not to make any mention of my past.= It was considerate of him not to make any mention of my past.(彼は私の過去について触れないよう心遣いした)

19-4-1-2. 書き直しのできない型

I am glad [happy] to meet you.(お会いできてうれしいです)<「理由」を表す不定詞>
This water is good to drink.(この水は飲料水に適している)
We are ready to start the parade.(行列を出発させる準備ができています)
She is eager [anxious] to help her mother.(彼女は母親を手伝うことを切望している)

19-4-2. too…to〜「あまりに…で〜できない」(程度);…enough to〜「〜(できる)ほど〜」(程度);so…as to〜「〜するほど…な」(程度・結果)

He arrived too late to catch the bus.= He arrived so late that he could not catch the bus.(着いたのが遅すぎてバスに乗り遅れた)<「理由」を表す不定詞>
He is old enough to go to school.= He is so old as to go to school.(彼は就学年齢に達している)
注)19-4-3.のso as to〜と混同しないこと。
He was not so stupid as to do such a thing.= He was not so stupid that he did such a thing.(彼はそんなことをするほどばかではなかった)

ビートルズの歌詞に出て来るenough+to不定詞

Cry Baby Cry She's old enough to know better

19-4-3. 目的・意図を示す不定詞

My sister went to France to study fine art.(美術を勉強するために姉はフランスへ行った)
in order (not) to〜,so as (not) to〜の形で目的の意味を強めることがある。

In order to play the piano well, you must practice every day.(ピアノを上手に弾くためには毎日練習しなkyてはならない)
We were careful so as not to hurt him.(彼の気持ちを傷つけないように私達は気を配った)
They are electrifying the main lines so as to improve the railway service.(鉄道のサービス向上のため、主要道路を電化している)

ビートルズの歌詞に出て来る目的を表す不定詞

Magical Mystery Tour The Magical Mystery Tour is dying to take you away(マジカル・ミステリー・ツアーは君を連れ出したくてうずうずしている)

19-4-4. 結果を示す不定詞

grow up to〜, live to〜, only to〜, never to〜のように、特別な形をしていることが多いが、形の上で何の特徴もないものもある。その場合は文脈で判断する。

Hideo Noguchi grew up to be a great physician.(野口英世は大きくなって(その結果)偉大な内科医になった)
He hurried home only to find that his house was empty.= He hurried home, but found that his house was empty.(彼は急遽帰宅したが(その結果)家がからっぽなことを知った)
The good old days have gone, never to return.= The good old days have gone, and they will never to return.(古き良き時代は去って(その結果)その結果二度と戻っては来ない)
I'm afraid the winter has come to stay.(冬がやって来て(その結果)そのまま居座るのではなかろうか)

ビートルズの「Sexy Sadie」歌詞に出て来る結果を示す不定詞

Sexy Sadie You laid it down for all to see
Sexy Sadie She came along to turn on everyone

19-4-5. why以外の疑問詞と、whetherにto不定詞

why以外の疑問詞と、whetherにto不定詞を付けて、一般に「〜すればよいか(を)」の意味を表す。これらは名詞句となる。

I didn't know what to say.= I didn't know what I should say.(何と言っていいかわからなかった)
He told me where to go.= He told me where I should go.(彼はどこへ行けばいいのか教えてくれた)
Whether to start at once or not became a big problem.= Whether I (we) should start at once or not became a big problem.(すぐ始めたものかどうかが大問題となった)

19-4-6. be to〜

主語の意思に関係なくあることが将来に定められていることを示す。大体、「予定・計画・取り決め・運命」などを表す。

We are to be married in June.(6月に結婚する予定です)<予定>
I'm to return the corrected proof to you by Monday.(月曜日までには校正済みの原稿をお返しすることになっています)<計画>
Aunt Susan is to meet us at the station.(スーザンはおばさんが駅まで私達を迎えに来ることになっています)<取り決め>
He was never to see his home again.(彼は二度と再び故郷を見ない運命だった)<運命>
You are to report back to me tomorrow morning.(あなたがが明朝私に報告をしなさい)<命令>
Not a soul was to be seen there.(そこにはひとっ子ひとり見えなかった)<可能>
If you are really to succeed in business, you must make a good start.(本当に仕事に成功しようと思うなら、スタートをよくすることだ)<欲求>

if節の中では上例のように「〜しようと思うなら」の意味になることが多い。


be to〜はいずれも「未来」を示すが、かなり特殊な状況で使われるもので、ふつうはこれらの多用は避けた方がよい。


19-4-7. 独立不定詞

文中の他の部分から独立して、文全体を修飾する。慣用句になっており、必ずコンマ(,)で区切る。

Strange to say, this beast likes to wash his food.(奇妙な話だが(面白いことに)この獣は餌を洗いたがるのです)
To do him justice, he is a good-natured man.(公平に言って、彼は気のいい男だ)
He knows German, not to mention English.(英語は言うに及ばず、ドイツ語だって知っている)

他に、to tell the truth (実を言うと), to be frank (打ち明けて言えば), so to speak (いわば), needless to say (いうまでもなく), to put it mildly (穏やかな言い方をすれば), to make matters worse (さらに悪いことには), to begin with (まず初めに)などがある。


19-4-8. 代不定詞(toだけの不定詞)

同じ動詞の反復を避けるために、toのあとを省略することがある。主にwant, wish, like, have, askなどの動詞のあとに起きる用法で口語に多い表現である。

You may come with me if you want to (come).(来たければ一緒に来なさい)
I'll do anything you ask me to (do).(やれと言われたことを何でもするよ)

ビートルズの歌詞に出て来る省略

I Will Will I wait a lonely lifetime
If you want me to, I will

19-5. 原形不定詞の用法

原形不定詞(toなし不定詞)は次のような場合に使われる。


19-5-1. 知覚動詞・使役動詞とともに

S+V+O+C(原形不定詞)

see [= look at), hear (= listen to), smell (〜のにおいがする), feel, watchなど「見る」「聞く」「感じる」といった知覚動詞、make, let, haveなど「〜させる」「〜してもらう」といった使役動詞の目的格補語に原形(toなし)不定詞が使われます。ビートルズの曲"What Goes On"の中にも"Did you mean to break my heart and watch me die"という歌詞が見られます。

I saw an old woman enter the room.(おばあさんが部屋に入るのが見えた)
She felt her knees tremble.(彼女はひざがガクガク震えるのを感じた)
I'll let him know what has happened.(何が起こったか彼に知らせよう)
They made me do it.(彼らは私にそれをさせた)
Have him paint the wall.(彼に壁を塗ってもらいなさい)

注意)原形不定詞の文が受動態になるとto不定詞になるので、うっかりして原形不定詞のままにしないこと。ただし、haveは受動態にならない。

An old woman was seen to enter the room.(老婆はその部屋に入るのを見られた)
I was made to do it.(私はそれをさせられた)


アメリカのロックグループKISSの曲「I Was Made For Loving」の歌詞は次のように元をたどることができます(第21章 動名詞 参照)。


KISSの曲「I Was Made For Loving」の歌詞の変換

能動態 You made me love you
受動態 I was made to love you (by youは省略)
to不定詞を前置詞 + 動名詞に変えると
「I Was Made For Loving」
I was made for loving you

19-5-2. 慣用表現として

I can't but feel sorry for her.(彼女を気の毒に思わないではいられない)
※ 米口語ではcan't help but 〜を用いる。
He does nothing but complain from morning till night.(彼は朝から晩まで不平を並べることしかしない)
We'd better say it this way.(こう言った方がよいようだ)
I'd rather die.(むしろ死んだ方がましだ)
Why ask me? Why not go yourself?(どうして私に頼むの。どうして自分で行かないの)
Come what may, we shall stick to it.(何事が起ころうと、我々はそれを遵守する)<譲歩>(文語)




次は分詞について見てみましょう。

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