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第36章 会話表現の決まり文句

本を読む女子

この章では日常生活における英会話表現について見てみます。会話表現は決まった言い方があり、挨拶、呼びかけ、感謝、わび、紹介、簡単な応答、電話の表現などがあります。これらの表現は習慣化された言い方ですので、決まり文句として覚えるとよいと思います。

第36章 英会話表現の決まり文句

36-1. 挨拶・呼びかけの表現

36-1-1. 呼びかけの表現

36-1-1-1. 名前を直接呼ぶ

36-1-1-2. 道で会った時や、電話など

36-1-1-3. 〜さんですね

36-1-1-4. こっちへ来いと呼び掛ける

36-1-1-5. 見知らぬ人や、相手がはっきりしない場合

36-1-1-6. アナウンスなどで大勢の人に呼び掛ける

36-1-1-7. 遠くにいる人に呼び掛ける

36-1-2. 挨拶の表現

36-1-2-1. 知人に会った時に交わす挨拶

36-1-2-2. 相手の家族のことを尋ねる

36-1-2-3. 別れる時の挨拶

36-2. 感謝や詫びの言葉

36-2-1. 感謝の表現

'That's very kind [nice] of you.'

36-2-2. 詫びの表現

36-3. 紹介の言葉

36-3-1. 自己紹介の表現

36-3-2. 人を紹介する表現

36-4. 簡単な応答

36-4-1. 相づち

36-4-1-1. 相手に尋ねられた時の簡単な受け答え

36-4-1-2. 相手が述べたことに対する単純な相槌

36-4-1-3. 連投は避けたいI see.

36-4-2. 簡単な質問と確認

確認表現

36-5. 電話の表現

36-5-1. 電話を受ける時

36-5-2. 電話をかける時

36-5-3. 他人の電話を受けた時

36-5-3-1. "May I tell him who's calling, please?"

36-5-3-2. "Here he is now." "I'll see if I can get him for you."

36-5-3-3. "He's not available at the moment. May I tell him who's called?"



36-1. 挨拶・呼びかけの表現

挨拶・呼びかけの表現は、英国、米国の生活習慣の中で培われた独特の言い回しであるため、日本語に直訳できないものも多い。


36-1-1. 呼びかけの表現

親しい人に呼びかける時は、John, Paul, George, Ringoなどのように、直接名前を呼び捨てにする。目上の人へ話し掛ける時や、丁寧な呼びかけの時は、家族名(姓)にMr., Mrs., Missなどを付けてMr. Lennon, Mrs. Onoのように言う。Mr. John, Miss Yokoのように名前に付けることはまずないと考えてよい。また、最近はMrs.とMissの区別をせず、Mis [miz]を使おうという動きがある。


36-1-1-1. 名前を直接呼ぶ

Kathy! Kathy!/Carl! Carl!/Hi! (米国人がよく使う)

36-1-1-2. 道で会った時や、電話など

Hello.

36-1-1-3. 〜さんですね

Is that you, 〜 ?

36-1-1-4. こっちへ来いと呼び掛ける

Come on.

36-1-1-5. 見知らぬ人や、相手がはっきりしない場合

Excuse me./Excuse me, but 〜

36-1-1-6. アナウンスなどで大勢の人に呼び掛ける

Attention, please.
May I have your attention, please!

36-1-1-7. 遠くにいる人に呼び掛ける

Is that you, 〜 ?

36-1-2. 挨拶の表現

36-1-2-1. 知人に会った時に交わす挨拶

How are you?
How are you doing?
これらに対してはFine.などと答える。
(It's) Nice to see you again.
これらに対してはFine.などと答える。
Welcome to 〜.
遠くから来た人を迎える時によく用いられる。

36-1-2-2. 相手の家族のことを尋ねる

How's your husband?
How's all your family?
How are all your family?
(Just fine./Everyone'sfine.などが受け答えになる)

36-1-2-3. 別れる時の挨拶

I'll be back later.
I'll see you later.
(あとでまた会う時)
So long.
(Goodbye.と同じくよく使われる)
I hope to see you then.
(ある期日にまた会うと思われる時)
See you.
(ごく親しい間柄や家族関係の中などで)
(It's) Nice to have met you.
(パーティーなどの別れ際に言う)


36-2. 感謝や詫びの言葉

36-2-1. 感謝の表現

感謝の表現を感謝の度合いや丁寧さの順に並べると、だいたい次のようになる。

(a) Thank you ever so much. (b) Thank you very [so] much.
(c) Thanks a lot. (d) Thank you.
(e) Many thanks. (f) Thanks.

※Thanks a lot.とか、Thanks.はくだけた表現で親しい人達の間でよく使われる。


'Thank you.'に対する返事として米国人は'You're welcome.', 英国人は'Not at all.'などを使う。
また、相手の申し出を断る時には、'No, thank you.'または'No, thanks.'などと言えばOK.
'thanks'を使わないで感謝を表すには'appreciate'が、丁寧な表現として多く使われている。


I really appreciate your asking me.(お誘いくださって有り難うございます)
I greatly appreciate your kindness.(ご親切本当に有り難うございます)

'That's very kind [nice] of you.'

'That's very kind [nice] of you.'も、相手の親切に感謝する表現で、'Thank you very much.'のあとに付け加えて使うことができる。また、'Thank you just the same.'は相手にものを頼んで、相手にそれをすることができないと断られてしまった時などに使います。

36-2-2. 詫びの表現

'I'm sorry.'が最も一般的な詫びの表現である。深いお詫びの気持ちを表すには、次のような表現が使われている。


I'm very sorry. I'm really sorry. I'm terribly sorry.

36-3. 紹介の言葉

36-3-1. 自己紹介の表現

My name is Freddie.(I am Freddie.の方が一般的)
How do you do? I'm John Lennon.

見知らぬ人同士がどこかで待ち合わせた時には次のように挨拶する。


Are you Mr. Lennon?
Yes, I am. You must be Mr. McCartney.

36-3-2. 人を紹介する表現

May I introduce Mrs. Tanaka.(田中夫人を紹介させていただきます)
Let me introduce you to some of the other members.(他のメンバーを紹介させてください)
This is Sarah Green.(こちらがセイラ・グリーンです)
I'd like you to meet George Harrison.(ジョージ・ハリスンを紹介いたします)

※紹介はまず目下の人を目上の人に、男性を女性に紹介する。


英国人と違って、米国人は初対面でも「あなたにお目にかかれてうれしいです」という意味の次のような挨拶をする。


I'm very pleased [glad] to meet you.
Pleased [Nice] to meet you.
It's so wonderful to meet you.
It's a pleasure to meet you, too.

※'It's'または'I'm'を省略した表現は、くだけたもので、年長者に対しては使わない。


36-4. 簡単な応答

英会話の習いたてでも簡単な受け答えができれば、けっこう話が盛り上がることがしばしばある。


36-4-1. 相づち

36-4-1-1. 相手に尋ねられた時の簡単な受け答え

Not yet.(いいえ、まだ)/No./Sure.(そうです、そうです)/Yes./A little.(少しはね)/Right.(そういうこと)/Oh, yes./That's right.(その通りです)/I don't know./So am I.(私もです)/So I hope.(そうだといいですね)

※以上のように簡単に受けてから、必要があれば言いたいことを言う。


36-4-1-2. 相手が述べたことに対する単純な相槌

I see./I did, too./Fine./Really?(本当?)/No kidding.(まさか)/It certainly is.(そうなんだ)

36-4-1-3. 連投は避けたいI see.

英語の相槌では'I see.'が日本人によく知られている。この'see'は'comprehend'や'understand'(理解する、了解する)の意味で、'I see you.'や'I see it.'や'Don't you see what I mean?'(僕の言っていることが解らないのかい)のように使われている。'I see.'は確かに英語の相槌の表現であるが、頻発すると相手に奇異に思われるので注意。


36-4-2. 簡単な質問と確認

聞き手が話題の発展を助けたり、話し手を牽制したりするためにする短い質問には次のようなものがある。

Why not?(いいじゃないか)/How come?(どうして?)/What is it? What happened?(どうしたの、どうなったの?)/What, for instance?(たとえば何が[を]?)/How's that?(どういうこと?)


確認表現

短い質問の中には、相手の言った言葉をそのまま、または類語や確認を表す言葉によって、相手の言ったことを確認する表現もある。

Is that correct?/Is that right?/Are you sure?
"I went there yesterday." "Oh, did you?"(おや、そうですか)


36-5. 電話の表現

36-5-1. 電話を受ける時

電話がかかってきて受話器を取り上げたら、自分の名前(会社の名前)か、自分の番号を直ちに相手に伝える。

Hello? John Smith speaking.(Smith & Brown Ltd.)
Hello? This is 723-1394 (seven two three, one three nine four).(Lennon & McCartney Ltd.)

36-5-2. 電話をかける時

友人にかける場合と会社にかける場合とでは次のように違う。

友人に ー Hello, John. This is Mary.
会社に ー Hello, Smith & Brown Ltd.
I want to inquire about 〜(お尋ねしますが…)

※英国ではふつうHulloとeのかわりにuが使われている。



36-5-3. 他人の電話を受けた時

36-5-3-1. "May I tell him who's calling, please?"

日本語の「どちら様でしょうか」にあたる。相手の名前を確かめてから電話を取り次ぐ場合に用いる表現。


36-5-3-2. "Here he is now." "I'll see if I can get him for you."

日本語では「すぐに出ますから」とか、「今すぐかわりますから」、「お呼びいたしますから」などの表現になる。


36-5-3-3. "He's not available at the moment. May I tell him who's called?"

日本語ならば、「席を外しております」とか、「外出しております」になる。このあと、「どちら様ですか。お電話のあったことを伝えておきます」といった流れになる。
また、「お名前と電話番号を伺っておいて、あとから折り返し電話するように伝えましょうか」にあたる英語は"If you will let me have your name and (tele)phone number, I'll ask him to call you back."といった感じになる。






次は英会話表現の特徴について見てみましょう。

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