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多点相互作用を利用するステープラー(ホチキス)
Stapler that utilizes multipoint interaction.
とても弱い力でもたくさん集まると大きな力になる多点相互作用という概念の導入は、分子と分子の相互作用を設計する際に不可欠になります。実際にヤモリの手足はその原理を利用できるナノ構造を有していて、そこで作用している相互作用の種類は、最もエネルギー的に小さいといわれているファンデルワールス力であるにもかかわらず、無数に足し算することにより、壁の上を落ちずに移動することができます。これが、もし吸盤だったら、脱着が非常に困難なことでしょう。
2014年12月22日(月)の「月曜から夜ふかし」で紹介されたホチキス(英語ではステープラーと言わないと通じません)ハリナックスプレス SLN-MPH105は、まさに多点相互作用を利用していると思いました。
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