
家に植えていた頃のサワーポメロ
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Pearl-kan is another name of sour pomelo.
サワーポメロというみかんを2000年代初頭まで実家の畑で1本だけ栽培していたのですが、結局枯れてしまいました。とても多産だったので、間引きせずに果実を収穫していたのが悪かったのでしょうか。枯れた原因はわかっていません。とても美味しい柑橘類だったので、惜しいことをしました。パール柑をおみやげに買って帰って母親に食べさせたら、種が多くてサワーポメロに似ていると言っていました。そこで調べてみたらサワーポメロであることが判明しました。せっかく種がたくさん入っていたので、蒔いてみることにしました。一般には種から育てても親と同じものはできないと言われています。でも育ててみたくなる味です。
家に植えていた頃のサワーポメロ
家に植えていた多産だったサワーポメロ。負担が大きかったのか、枯れてしまいました。(2000年代初頭)
実家で鉢植え栽培しているグァバの鉢に種を8個ぐらい蒔きました。軽く土をかぶせました。(2017年4月2日)
晩白柚よりは小さいですが、八朔よりは大きいです。(2017年4月2日)
土佐文旦とサワーポメロは同じだそうです。パール柑は熊本県だけが使っていいそうです。天草パールラインからとってあります。(2017年4月2日)
皮と外装は捨てましたが、種だけは回収して植えてみることにしました。(2017年4月2日)
種は一晩水に浸けておきました。それを野菜と花の培養土に蒔きました。数は優に10個以上ありますが、数えてはいません。(2017年4月4日)
赤いポリポットに蒔きました。(2017年4月4日)
発芽は見られません。(2017年4月28日)
DCMブランドの「花と野菜のかる〜い培養土」をかぶせました。(2017年4月28日)
水を遣りました。(2017年4月28日)
芽が出て来ました。(2017年5月15日)
よく見ると3本ありそうです。(2017年5月15日)
かなり出てきました。(2017年5月21日)
かなり密集してきました。(2017年6月14日)
葉っぱも大きくなっています。サワーポメロ(パール柑)は発芽率が高いようです。でも、このまま間引きして育てたとしても、いつ実が生るかわからないので、ここまでにしておきます。(2017年5月21日)
熊本で売っているパール柑は実はサワーポメロと同じものだったのですね。熊本だけはパール柑と言ってよいことになっています。元を辿れば薩摩で栽培されていた文旦(ぼんたん)が高知県に渡って土佐文旦(とさぶんたん)と呼ばれるようになり、それがサワーポメロだという話もあります。温和な気候でないと育たないのでしょうか。
もし発芽したら、しばらく育てながら様子を見ることにします。実生苗から実が生ったとしても、まず、いつになるかわかりません。柚子などはとても長い年月がかかるので、生きているうちには見れないかもという話もあります。それと、寒さに弱いことも問題です。まずは発芽するかどうかです。いろいろな問題については発芽してから考えることにします。
2017年4月28日、市販の培養土をかぶせてみました。
2017年5月15日、発芽していました。確認できたのはひとまず3本ですが、続々と発芽しそうです。
2017年5月21日現在、かなり発芽しました。
2017年6月14日現在、かなり生長してきました。発芽が確認できたので目的は達成しています。よって、これ以上育てるのはやめます。柑橘類の実生は実が付くまで数十年かかるともいわれています。