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鉢植えイエローストロベリーグァバを地植えにして耐寒性の検討
2015年に鉢を一回り大きくした通算2本目のイエローストロベリーグァバの苗木が2017年にはあまり実をつけませんでした。鉢の下から根が出てきていました。根詰まり気味になっていると判断して、耐寒性の検討も兼ねて畑に植えました。
2017年8月14日
鉢の下から根がかなり出て来ています。これが、木の生長が止まっている原因です。
2017年8月14日
根鉢を抜き取ろうとしたら抜けなかったので、下からはみ出している根を取り外しました。意外に多かったです。
2017年8月14日
ムベの木2本の間に少し空き地があるので、そこに穴を掘りました。そして、根鉢を抜き取ってそこに置きました。
2017年8月14日
土を充塡して水をたっぷりやりました。
2017年8月14日
両側にムベのツルの壁があるので、冬の北風を少しは防いでくれるのではないかと期待しています。あるいは、グァバの木を何かでカバーする時に役立ってくれるかもしれません。
2017年9月23日
地植えすると実が割れやすいように感じます。鉢植えでは実が割れることはほとんどありませんでした。雨の水分を吸い上げ過ぎると割れるのだと考えています。
2017年9月23日
でも、割れていない実もあります。
2017年9月23日
木自体は安定しています。問題は冬の寒さでどうなるかです。
2017年9月23日
割れた実は収穫しました。有効利用するために、種を蒔いて実生苗を育てます。
2017年11月4日
新芽が出て蕾が多数できていました。
2017年11月4日
花も咲いています。今から実が生るでしょうか。
2017年11月5日
草刈り機で切られないように目印の紐を張りました。
2018年3月4日
今年の冬は大寒波が来たので枯れるかもしれないと思っていたのですが、上部は枯れていて、下の方は緑の葉っぱがあります。
2018年3月4日
上部は枯れています。
2018年3月4日
下の方は生きているようです。完全に枯れるのではないかと思っていたのですが、予想以上に強かったです。
これまでのまとめと今後の予定
2017年8月14日に試しに畑に植えてみました。6月時点で生長が今ひとつだったのは根詰まりのせいだと思われるからです。さらに一回り大きな鉢にする方法もあるのですが、どちらかというとある程度育った木が冬の寒さでどうなるかについて興味があるので、できるだけ北風の当たらない場所に地植えしてみました。その場所はムベの木2本に挟まれた場所です。ムベの葉っぱは冬にも落ちないので、防風林的な役割が期待できるからです。また、例えば防寒材をかぶせるにしても、ムベの木が支えになってくれることも期待できるからです。正直、うまくいかない可能性が高いと思います。その時は、またひこばえから鉢植え栽培します。
2017年9月23日現在、畑に移植した影響としては割れた実が見られたことが挙げられます。鉢植えの時にはあまり見られなかった現象です。冬の寒さを避けるためには鉢植えが良いですが、きれいな実を収穫するためにも鉢植えの方が良いようです。ただし、大きくなってくると管理が難しくなります。一長一短ありますね。
2017年11月4日現在、新芽が出て蕾が多数できていました。花も咲いていました。季節はずれですが、実が生るかどうか楽しみです。そして、木が寒い冬を越えられるか心配です。
2018年3月4日現在、1月, 2月の大寒波の影響か、上部が枯れていました。しかし、下部は枯れていませんでした。この春からどのくらい復活するか期待しています。順調にいけば秋には実が収穫できると思っています。
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