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熊本地震の時の一週間の身の回りの生物の活動


小魚の大群やザリガニやスッポンやナマズの活動によって地震予知はできないか!?


熊本地震で4月14日の余震からこれを書いている2016年5月5日現在でもう3週間になります。熊本市は余震は減ってきたように感じますが、まだ夜に感じたりします。予断は許さない状況です。何とか地震予知ができないものかと藁にも縋る思いです。



16日の本震のあとに夜が明けてからデジカメを持って出掛けた結果


4月16日01:25の本震(あとで本震とわかった大きな地震で、本震と言われていて余震と訂正された14日21:26の地震よりも大きかったやつ)のあと、夜が明けて人々が活動を始めた日、明るくなって被害状況も明らかになってきました。テレビで放映されている映像は悲惨なものでしたが、うちの近所では小学校の校庭や複数の公園に車が乗り入れ可能になっていて、多くの人が車中泊を始めていました。その日の夕方、みんなの様子を見に行くのも兼ねて、デジカメを持って、いつも行っている用水路に生物の観察に行ってみました。その用水路ではだいたい何か動画が撮れたら随時YouTubeにアップロードしているのですが、そうそう収穫があるものではありません。しかし、この日16日から22日にかけてはちょっと様子が違いました。盆と正月が一緒に来たみたいにいろいろな生物を動画に収めることとなりました。



Red swamp crayfish
用水路に赤い立派なハサミをもったザリガニがいました。動画も撮りました。
(2016年4月16日)


赤いザリガニの動きを動画にも収めました↓




最初の地震から一週間前後の結果


Crayfish
翌日、同じ穴で別の2匹目のザリガニ発見。少しズームして撮影してみました。
(2016年4月17日)



Crayfish
1メートル隣りにある穴に3匹目のザリガニがいました。
(2016年4月22日)



3匹目のザリガニの動きを動画にも収めました↓




泳いできたスッポン↓

Soft-Shelled Turtle





↑用水路をスッポンが泳いで下ってきました。そこにコイも横切って行くのが次の動画に映っています。また、その動画が終わってからナマズを撮影したのですが、録画を失敗してしまいました。つまり、小魚を撮影していたらスッポンがやってきて、そこを真鯉が通り、最後にナマズが通ったというわけです。そのナマズが通る直前に一回録画を停止して、もう一度録画ボタンを押したのですが、そのナマズは5秒ぐらいでトンネルの中に消えていったため、「記録中」が解除されてからすぐに押した(つもりの)時にはすでに遅かったのと、元々押されていなかったことがあとでデータを確認した時にわかり、痛恨の失敗でした。それでも、立て続けに4種類の生物に出くわしたことはこれまでありませんでした。これまでにこの場所で生物を観察してきた上での個人的な勘ですが、熊本地震の余震と無関係とは思えないです。 (2016年4月22日10:59撮影)




弱い地震が来た時の用水路の小魚の群れの動き(2016年4月20日16:01) --- Movement of a school of small fish in irrigation channel when weak quake has struck at around 33-45 sec in the movie.




小魚の大群(2016年4月22日16:58) --- A horde of small fish.




まとめ


ペット類も地震が来るとちょっとおかしくなると聞いたことがあります。人間には聞こえない周波数の電磁波が聞こえるのかもしれません。地震予知の研究費は無駄だとテレビやネットで盛んに言われ始めた昨今、私は化学者なので生物学者でも地震学者でもありませんが、地震予知はもしかしたら生物の能力を借りたらできるのではないかと考えています。それも複数の種類の生物の地震前の挙動を総合的に判断すれば信頼性の高い判断ができるのではないでしょうか。

今回、私が動画に収めた生物達のうち、普段スッポンやコイは見かけることはありますが、これらが一度に現れたのはこれまでにありませんでした。だからこそ地震と関係があるのではないか、むしろあってほしいと思うわけです。なぜならば、関係あるならば差し迫った地震の予知に貢献するかもしれないからです。全く予測できないよりましです。また、アメリカザリガニがいるのは初めて見ました。つまり、この地震の時に普段どこかに隠れているザリガニが姿を現わしたといえます。これだけの数の小魚の大群もそうそうお目にかかれるものではありません。ここでは初めて見ました。何も出来ないと手を拱いているより、生物を使った地震予知に一縷の望みを託しても良いのではないでしょうか。熊本地震を経験して、そういう気持ちです。

この熊本地震を経験して、何とか予知できないものかと心から思いました。いつ大きいのが来るか分からないと夜に寝るのも恐怖だからです。私に機会が与えられるなら、このような宏観異常現象の研究をだめ元でやってみたいと強く思うこの3週間です。






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