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トップページ > 果樹の栽培記録 > パッションフルーツの花の結実における雨の影響

パッションフルーツの花の受粉における雨の影響

2016年5月10日に3つ目の花が咲いたのですが、ちょうど大雨の時と重なってしまいました。雄しべの花粉が雨で流れてしまったためか、綿棒で受粉しても結実しませんでした。6日後には花柄のところから落花しました。

2016年5月10日9:28

パッションフルーツの蕾

花が咲く直前の蕾。もうすぐ咲くかどうかの判断は難しいですが、先端が若干白っぽくなり、萼が緩んでくるように見えます。3回目にして判断の仕方がわかってきました。

2016年5月10日10:50

パッションフルーツの実

先の写真から1時間20分後には咲き始めていました。生憎の雨天でしたので、花が雨で濡れてしまいました。

2016年5月1o日10:50

パッションフルーツの実

雌しべがY字型になっています。雌しべ黒板消しのような形をしています。花粉が黄色いチョークのような感じなのですが、今日は雨で濡れているせいか、花粉がほとんどありませんでした。

2016年5月10日10:51

パッションフルーツの実

花びら5枚と萼が5枚、交互に並んでいて、合計10枚の花びらに見えます。まだ花びらと萼は開ききっていません。このあと満開になりました。

2016年5月11日7:09

パッションフルーツの実

翌日は閉じてきています。中に見える雌しべの付け根の子房が初期状態からほとんど大きくなっていません。これは、受粉がうまくいかなかったことを示唆しています。

2016年5月12日10:22

パッションフルーツの実

2日後になっても子房が大きくなっていません。

2016年5月15日18:12

パッションフルーツの実

5日後になっても子房が大きくなっていません。全体的に枯れてきたような感じです。

2016年5月16日16:03

パッションフルーツの実

6日後には花柄(果柄)の部分から取れてしまい、葉っぱに載っていました。

2016年5月16日17:23

パッションフルーツの実

やはり、雨天の日に花が雨に濡れると受粉がうまくいかないというのは本当でした。でも、雨の日でも花が濡れないようにしていれば人工授粉できると思います。

まとめ

パッションフルーツは一日花なので、見逃すと人工授粉はできません。自然に受粉するようですが、人工授粉の方がよい実が生ると言われています。人工授粉は綿棒を用いて黒板消しのような形の雄しべの裏側を軽く擦って花粉を採取し、雌しべの先端の裏側に軽くつけてやります。雨の日には(厳密に言うと雨の日でも雨が当たらなければOK)受粉はうまくいかなといわれていますが、実際に自分で検証できました。3つ目の花がちょうど大雨の時に咲いて濡れてしまいました。花粉が流れてしまいました。一応、綿棒で雄しべの花粉をとることを試みました。しかし、綿棒には付きませんでした。それでも2つ目の花の花粉が少し残っていたので、それを雌しべの先端の裏に付けてみました。でも、上で示したように、受粉はうまくいかず、6日後には花柄のところから落ちてしまいました。
ちなみに受粉は一般には午後から夕方にかけて行うとよいようです。この時間帯には雌しべが萎れるような感じで雄しべに接触してきます。これと関係あるのかどうかわかりませんが、だいたい朝9〜10時頃咲くようなので、それから最低3時間は経過した方がようということになります。行います。パッションフルーツの受粉は雨天時には成功しにくいのです。いずれにしても花を見逃さないことが重要となります。咲く直前の蕾の先端を注意深く観察しなければ見逃すと思います。急に咲きます。また、パッションフルーツはイメージでは熱帯地方のトロピカルフルーツなので高温には強そうですが、意外に高温には弱く、高温障害があるといわれています。私のパッションフルーツは、アパートのベランダで鉢植えで育てていますが、真夏にはかなり高温になります。日蔭に入れるなどしないと枯れるかもしれません。今後の課題の一つです。






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