ビートルズの曲のタイトルを和訳してアルバム単位で見てみた感想

こんにちは。熊の実です。

時代背景を考察する一助になるかもしれないと思い、英国オリジナルアルバムごとに時系列で見てみました。ただし、オリジナル曲だけで、カバー曲は含んでいません。

Please Please Me
I Saw Her Standing There
僕はそこに立っている彼女を見た
Misery
惨めさ
Ask Me Why
理由を訊いて
Please Please Me
どうか僕を喜ばせて
Love Me Do
僕を好きになってくれ
P.S. I Love You
追伸 あなたを愛しています
Do You Want To Know A Secret
秘密を知りたいかい
There’s A Place
場所がある
With The Beatles
It Won’t Be Long
そう長くはかからないだろう
All I’ve Got To Do
ただ僕がすべきこと
All My Loving
僕の愛を全部
Don’t Bother Me
僕にかまわないでくれ
Little Child
かわいい子
Hold Me Tight
僕を強く抱きしめて
I Wanna Be Your Man
君の彼氏になりたい
Not A Second Time
二度とだめだよ
A Hard Day’s Night
A Hard Day’s Night
とてもきつかった日の夜
I Should Have Known Better
僕としたことが(もっと分別があるべきだった)
If I Fell
もし僕が(恋に)落ちたら
I’m Happy Just To Dance With You
君と踊れるだけで嬉しい
And I Love Her
そして僕は彼女を愛している
Tell Me Why
訳を訊かせて
Can’t Buy Me Love
愛はお金では買えない
Any Time At All
いつでもいいよ
I’ll Cry Instead
仕方ないから僕は泣く
Things We Said Today
僕たちが今日話したこと
When I Get Home
家に着いたら
You Can’t Do That
君は何てことをするんだ(あんまりだよ)
I’ll Be Back
僕は戻ってくる
Beatles For Sale
No Reply
返事なし
I’m A Loser
僕は敗北者
Baby’s In Black
恋人が黒い服を着ている
I’ll Follow The Sun
僕は太陽を追っていく
Eight Days A Week
週に8日
Every Little Thing
どんなに小さなことも
I Don’t Wanna Spoil The Party
パーティーを台無しにしたくない
What You’re Doing
君がしていること
Help
Help
助けて!
The Night Before
前の日の夜
You’ve Got To Hide Your Love Away
君は恋人を隠さなければならない
I Need You
君が必要だ
Another Girl
別の彼女
You’re Going To Lose That Girl
君はその娘を失うだろう
Ticket To Ride
Ryde行きの乗車券
Act Naturally(カバー曲)
自然に演じろ
It’s Only Love
たかが恋
You Like Me Too Much
君は僕に夢中
Tell Me What You See
君が見えるものを言ってみて
I’ve Just Seen A Face
顔を見た
Yesterday
昨日
Rubber Soul
Drive My Car
私の運転手にしてあげるわ
Norwegian Wood (This Bird Has Flown)
ノルウェー製の家具
You Won’t See Me
君が会ってくれない
Nowhere Man
居場所のない男
Think For Yourself
自分で考えろ
The Word
愛の言葉
Michelle
ミッシェル
What Goes On
何が起こったの
Girl
少女
I’m Lookin Through You
君が透明に見える
In My Life
僕の人生で
Wait
待って
If I Needed Someone
もし誰かが必要になったら
Run For Your Life
命懸けで逃げろ
Revolver
Taxman
税務署員
Eleanor Rigby
エリナー・リグビー
I’m Only Sleeping
僕はただ眠っているだけ
Love You To
—–
Here, There, and Everywhere
ここでも、あそこでも、どこでも
Yellow Submarine
黄色い潜水艦
She Said She Said
彼女は言った、彼女は言った
Good Day Sunshine
陽光の降り注ぐ気持ちのいい日
And Your Bird Can Sing
そして君の小鳥は歌うことができる
For No One
誰の為でもなく
Dr. Robert
ロバート先生
I Want To Tell You
僕は君に伝えたい
Got To Get You Into My Life
僕の人生に君を取り入れなければならない
Tomorrow Never Knows
明日のことはわからない
Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band
Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band
ペッパー軍曹の寂しい心のクラブ・バンド
With A Little Help From My Friends
僕の友達の助けがちょっとあれば
Lucy In The Sky With Diamonds
ダイヤモンドと一緒に空に浮かぶルーシー
Getting Better
だんだんよくなってきている
Fixing A Hole
穴を修理している
She’s Leaving Home
彼女は家を出て行く
Being For The Benefit Of Mr. Kite!
カイト氏のために
Within You Without You
君の中で、君なしで
When I’m Sixty-Four
僕が64歳になったら
Lovely Rita
素敵なリタ
Good Morning Good Morning
おはよう、おはよう
Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band (Reprise)
ペッパー軍曹の寂しい心のクラブバンド(反復)
A Day In The Life
人生のある1日
Magical Mystery Tour
Magical Mystery Tour
不思議なミステリー・ツアー
The Fool On The Hill
丘の上の愚か者
Flying
飛行
Blue Jay Way
ブルー・ジェイ通り
Your Mother Should Know
君のお母さんは知っているはずさ
I Am The Walrus
僕はセイウチ
Hello Goodbye
こんにちは、さようなら
Strawberry Fields Forever
イチゴ畑よ、永遠に
Penny Lane
ペニー通り
Baby You’re A Rich Man
ベイビー、君は金持ちだ
The Beatles (White Album)
Back In The U.S.S.R.
ソ連に戻ってきた
Dear Prudence
親愛なるプルーデンス
Glass Onion
ガラスの玉ねぎ
Ob-la-di, Ob-la-da
オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ
Wild Honey Pie
ワイルドなハニー・パイ
The Continuing Story of Bangalow Bill
バンガロウ・ビルの話の続き
While My Guitar Gently Weeps
僕のギターが静かにすすり泣いている間に
Happiness Is A Warm Gun
幸せは温かい銃
Martha My Dear
マーサ、愛しい人(愛犬)
I’m So Tired
僕はとっても疲れた
Blackbird
つぐみ
Piggies
子豚たち
Rocky Raccoon
ロッキー・ラックーン
Don’t Pass Me By
僕を無視しないで
Why Don’t We Do It In The Road
道路でやろうぜ
I Will
僕はそうするよ
Julia
ジュリア
Birthday
誕生日
Yer Blues
君のブルース
Mother Nature’s Son
母なる自然の息子
Everybody’s Got Something To Hide Except Me And My Monkey
みんな僕とモンキー(ヨーコ)以外に何か隠していることがある
Sexy Sadie
セクシーなセディー
Helter Skelter
しっちゃかめっちゃか
Long Long Long
長い、長い、長い
Revolution
革命
Honey Pie
ハニー・パイ
Savoy Truffle
サヴォイのトリュフ
Cry Baby Cry
泣け、赤ちゃん、泣け
Revolution 9
革命9
Good Night
おやすみなさい
Yellow Submarine
Only A Northern Song
ただのノーザン・ソング
All Together Now
皆さん、ご一緒に
Hey Bulldog
おい、ブルドッグ
It’s All Too Much
とてもじゃないが無理
All You Need Is Love
必要なのは愛だけ
Abbey Road
Come Together
まとまろう
Something
何か
Maxwell’s Silver Hammer
マックスウェルの銀のハンマー
Oh! Darling
ああ!ダーリン
Octopus’s Garden
蛸の庭
I Want You (She’s So Heavy)
君が欲しい(彼女はいかしてる)
Here Comes The Sun
太陽がやってくる
Because
なぜなら
You Never Give Me Your Money
君は決して僕にお金をくれない
Sun King
太陽王
Mean Mr. Mustard
卑しいマスタード氏
Polythene Pam
ポリエチレンの服を着たパム
She Came In Through The Bathroom Window
彼女は浴室の窓から入ってきた
Golden Slumbers
黄金の眠り
Carry That Weight
その重荷を背負っていく
The End
結局は
Her Majesty
女王陛下
Let It Be
Two Of Us
僕たち2人
Dig A Pony
ポニーが好き
Across The Universe
全宇宙に
I Me Mine
僕が、僕に、僕のもの
Dig It
わかるだろ
Let It Be
あるがままに
Maggie Mae
マギー・メイ
I’ve Got A Feeling
ある感情を抱いている
One After 909
909の次の列車
The Long And Winding Road
長くて曲がりくねった道
For You Blue
君のためのブルース
Get Back
戻れ
Past Masters
From Me To You
僕から君へ
Thank You Girl
ありがとう、ガール
She Loves You
彼女は君を愛している
I’ll Get You
僕は君をゲットするつもり
I Want To Hold Your Hand
僕は君の手を握りたい
This Boy
この男子
I Call Your Name
僕は君の名前を呼ぶ
I Feel Fine
僕はいい気分
She’s A Woman
彼女は女性
Yes It Is
そうなんだ
I’m Down
僕が落ち込んでいる時
Day Tripper
日帰り旅行者
We Can Work It Out
僕たちはきっとうまくいくよ
Paperback Writer
ペイパーバックの作家
Rain
Lady Madonna
マドンナ婦人
The Inner Light
内なる光
Hey Jude
なあ、ジュード
Don’t Let Me Down
僕を落ち込ませないでくれ
The Ballad of John and Yoko
ジョンとヨーコのバラード
Old Brown Shoe
古い茶色の靴
You Know My Name (Look Up The Number)
僕の名前を知っているなら(勝手に電話番号を調べろよ)

まとめ

曲の題名を和訳して日本人でも感覚的にわかるようにしておいて、英国オリジナルアルバム順に時系列で見てみました。アルバムが発表された頃の時代背景も考えると、そのアルバム発表当時のビートルズの「流れ」がわかるかもしれないと思ったからです。結論としては、ざっくりといえば初期はほとんどがラブソングで、ラバー・ソウルあたりから後期にかけては哲学的な歌詞も見受けられる感じです。Let It Beとか、Across The UniverseとかCarry That WeightとかThe Endとかです。I Me Mineはジョージがポールのことを歌った曲と言われています。ビートルズにも上下関係があるんだなということと、人間関係はいつの世も難しいんだなと思いました。また、ビートルズも大人になってしまったんだなと思いました。とは言っても当時まだ20代ですけどね。すべてのことを悟ったように劣化(失礼!)しているように当時の写真は見えます。ホワイトアルバムのあたりでは、本当にいろいろな曲が作られていて、グループの状態が垣間見えます。曲のタイトルの付け方は全体的にわりと自由な感じがしますが、特に後期が顕著な感じです。以上が私の個人的な見解でした。

それでは、また。







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