↑上のアイキャッチ画像は2020年4月16日18:08に近所の公園の隣りの大きなため池の枯れた草に止まったよくわからない小鳥。ぱっと見にはコヨシキリやゴジュウカラやチゴモズやオオヨシキリやハクセキレイの幼鳥やウグイスやオオジュリンにも似ていますが、それらのいずれでもないようです。2年3ヶ月以上経った2022年7月29日の午後、紀伊国屋書店で購入した鳥の本で「ツリスガラ(吊巣雀)」という鳥だということがわかりました。
2020年4月15日の夕方に近所の公園に隣接するため池の葦原にコヨシキリの小さな群れがメジロのような鳴き声を発しながら飛んできました。私の持っている鳥の本2冊には該当する鳥が見当たりませんでした。それでずっとpendingあるいはsuspendedになっていたのですが、2年以上経った2022年7月29日に、紀伊国屋書店で開いた鳥の図鑑に「あっ、これだ!」という小鳥が載っていました。その本は「叶内拓哉著 日本の鳥300 改訂版 文一総合出版 1200円+税 ISBN978-4-8299-8304-1」で、購入して帰りました。以下にいろいろな考察の経過を示しています。それらは今後何かの参考になりそうなので、そのまま残しておくことにします。最後に結論として「ツリスガラ(吊巣雀)」だとわかった旨を記しておきます。なお、漢字では「吊巣雀」ですが、書店に置いてある本の中で1冊だけ「釣巣雀」となっているのがありました。ツリスガラ自体を扱っていない本が半数ぐらいありました。
CONTENTS
夕方に公園の葦原の枯草に飛んで来た枯れ草に同化した小鳥の小さな群れ(2020年4月15日)
夕方に公園の葦原の枯草に飛んで来たよくわからない小鳥の小さな群れ。体色が枯れ草と同化してしまうので見つけにくいですが、この写真の中には6羽確認できました。この写真の右側の枠外にさらに2羽ぐらいいたのが飛んで逃げる時に確認できました。(2020年4月15日17:50撮影)
この写真の中に写っている6羽を赤い円で囲みました。(2020年4月15日17:50撮影)
上の写真の左から2番目の丸で囲んだ1羽を切り取って拡大しました。(2020年4月15日17:50撮影)
上の写真の左から4番目、5番目の丸で囲んだ2羽目、3羽目を切り取って拡大しました。(2020年4月15日17:50撮影)
上の写真の左から3番目の丸で囲んだ4羽目を切り取って拡大しました。(2020年4月15日17:50撮影)
上の写真の右端の丸で囲んだ5羽目を切り取って拡大しました。(2020年4月15日17:50撮影)
上の写真の左端の丸で囲んだ6羽目を切り取って拡大しました。(2020年4月15日17:50撮影)
6枚前の写真に引き続き2枚連続で撮った全体写真。(2020年4月15日17:50撮影)
この写真の中に写っている6羽を赤い円で囲みました。(2020年4月15日17:50撮影)
1枚前の写真の中から切り取って拡大した1羽目(順番は既述のものと同じ)。(2020年4月15日17:50撮影)
2枚前の写真の中から切り取って拡大した2羽目、3羽目(順番は既述のものと同じ)。(2020年4月15日17:50撮影)
3枚前の写真の中から切り取って拡大した4羽目(順番は既述のものと同じ)。(2020年4月15日17:50撮影)
4枚前の写真の中から切り取って拡大した5羽目(順番は既述のものと同じ)。(2020年4月15日17:50撮影)
5枚前の写真の中から切り取って拡大した6羽目(順番は既述のものと同じ)。(2020年4月15日17:50撮影)
夕方に公園の葦原の枯草に飛んで来た名前がわからない小鳥の小さな群れがを動画に収めました。ため池の上をメジロのような鳴き声で飛んできて、枯れ草に止まってエサを探しているようでした。この動画の中には6羽確認できます。(2020年4月15日17:51撮影)(2020年4月15日公開)
結果と考察(2020年4月15日現在)
上の動画の中では6羽確認できますが、さらに2羽ほどいました。10羽前後の小さな群れで活動していました。この小鳥の名前はコヨシキリではないかと今のところは考えています。眉斑(びはん)の感じはハクセキレイの幼鳥、あるいはウグイス、あるいはオオジュリン、オオヨシキリにも似ていますが、全体の羽の色を見ると、それらのいずれでもなさそうです。だからといってコヨシキリで納得できているわけでもありませんが。引き続き検討します。
夕方に公園の枯れた葦に止まって餌を探している小鳥(2020年4月16日)
夕方に公園の葦原の枯草で餌を探している風の名前のわからない小鳥をけっこう近いところから動画撮影できました。近いにもかかわらず小さく映っているので、実物は小鳥の中でもかなり小さい部類に入ると考えられます。この動画には映っていませんが、数メートル先ではもう1羽が同様に餌を探していました。つがいで行動していると思われます。図鑑で調べても該当する小鳥は見つけられません。チゴモズ に見た目はかなり似ていると言えますが、そもそも大きさが違いすぎるし、背中の色合いが違うので、別の小鳥だと思われます。何かの亜種ということはあり得ると思います。(2020年4月16日17:57撮影)(2020年4月17日公開)
前の動画の続きです。枯れた葦を次々と移りながら餌を探しています。お腹や背中の色を確認することができます。(2020年4月16日18:00撮影)(2020年4月17日公開)
2羽が別の場所の枯れ草に移動して止まったところの写真。(2020年4月16日18:07撮影)
左端にスズメがやってきました。2羽の名前のわからない鳥(真ん中の少し上と右下)は大きさはスズメと同じくらいか、少し小さく見えるくらいです。(2020年4月16日18:07撮影)
左端にスズメが1羽だけ同じ写真内に映っています。2羽の名前のわからない鳥(左上と右下)は背中だけはスズメと似ていますが頭はジョウビタキのオスにそっくりです。(2020年4月16日18:07撮影)
スズメ1羽と名前のわからない鳥2羽が映っている写真をもう1枚挙げておきます。スズメは左下、名前のわからない鳥2羽は左上と右下に写っています。(2020年4月16日18:07撮影)
スズメ1羽と名前のわからない鳥2羽の大きさの比較ができる写真をもう1枚紹介します。名前のわからない鳥はスズメより少し小さいことがわかります。(2020年4月16日18:07撮影)
名前のわからない鳥の背中がよくわかる写真。(2020年4月16日18:08撮影)
チゴモズによく似ていますが、大きさが違いずぎるので、別の鳥だと思います。(2020年4月16日18:08撮影)
スズメの胴体とジョウビタキのオスの頭部をくっつけるとこんな感じになるような気がします。(2020年4月16日18:08撮影)
背中の色合いがよくわかる写真。(2020年4月16日18:08撮影)
アイシャドウが黒いです。(2020年4月16日18:08撮影)
茶色の首輪がかかっているかのように見える背中。(2020年4月16日18:08撮影)
横から見ても頭部と胴体が茶色のところで境目になっている感じです。(2020年4月16日18:08撮影)
枯れ草と同化しています。(2020年4月16日18:09撮影)
結果と考察(2020年4月16日現在)
昨日(2020年4月15日)よりは近くで動画と写真が撮れました。全体的にはチゴモズに似ていますが、大きさが合わないのでチゴモズではないと思います。頭部はジョウビタキの頭部にそっくりで、背中の色合いはスズメに少し似ています。大きさはスズメやメジロより少し小さく、鳴き声はメジロに似ているというのが私の受けた印象です。最初、鳴きながら飛んできたのを見た時はてっきりメジロかと思ってあまり気にも留めていなかったからです。現在のところ、この小鳥の特定はできていません。既存の小鳥の亜種なのかもしれませんし、まだ発見されていない新種の小鳥かもしれませんし。後者であったらいいのにな〜。見た目にはスズメの胴体とジョウビタキのオスの頭部をくっつけたような感じです。
結果と考察(2020年9月18日現在)
ドイツ語で投稿されているInstagramの写真によく似た感じのものがあります。写真は3枚あります。
腹部や背中の色が違うし、くちばしの長さも違うみたいなので、やはり私が出会ったこの鳥の名前がわかりません。
2021年7月17日現在、twitterでよく似た鳥の写真を見つけました。チゴモズ(稚児百舌)かもしれません。
チゴモズ
6月中頃から何度か
撮っていましたが
希少種なので巣立ちまで
アップを控えていました
4枚目だけ雌です#チゴモズ #野鳥 #野鳥撮影 pic.twitter.com/NOcxCTkX3O— yoshiki (@yoshiki62603307) July 17, 2021
初めて目撃してから2年3ヶ月後にツリスガラ(吊巣雀)と確定(2022年7月29日現在)
ツリスガラ(吊巣雀)が群れで飛んできたのは葦原でした。また、鳴き声は「チー」または「ツィー」とのこと。私が初めて見た時は一瞬メジロかと思ったくらいなので、鳴き声もツリスガラの特徴とよく一致します。見た目といた場所と鳴き声の特徴から、ツリスガラであることはほぼ間違いないと思います。
自然の一発撮り動画の包括的な解釈 このミニサイトは私が趣味でデジカメで録った個別の動画をトピック(ジャンル)ごとにまとめたものです。それによって断片的な動画であっても包括的な解釈に役立ちます。動画はこれからも随時追加していきます。 録画の日時に基づいて時系列で並べたリスト...