こんにちは。熊の実です。
今日は、英検準1級と英検1級との間にある壁は単に英語の知識の上積みだけではないというお話です。ひいては、それがブログやサイトの運営にも共通するのではないかというお話です。
私は英検1級が不合格Aまで来ています。英検準1級は一発合格したのですが、そのあとの英検1級はかなり手強いです。やっと不合格Aまで漕ぎ着けても、合格点まで1〜2点不足で数年伸び悩む人もいるとのこと。それってすごくわかります。下りのエスカレーターを上っていくような感じです。一気にやってしまわなければ到達できない感覚です。
単に語彙を増やしたりしただけではだめだということは感覚的にはわかっていたのですが、ある本を読んで、それが明確になりました。
その本は「植田一三 著、英検1級100時間大特訓、ベレ出版」です。
英語力をアップするための10の要素というのがあって、そのうちの2つ、3つは単に英語力だけではないということです。下の表に簡単にまとめました。6番、7番、9番あたりです。
英語力をアップするための10の要素
(参考:植田一三 著、英検1級100時間大特訓、ベレ出版)
これら10個のファクターのうち、4, 5は英語のセンスに関連しており、これらが乏しいとある程度まで行けても伸び悩むといわれています。
6以降からは英語以外のファクターになってくるといいます。つまり、単純に教材を用いて英語の勉強しているだけではだめです。
英検準1級と比べると
英検準1級は勉強して1回で受かりました。その時の勉強法は、準1級の単語を覚えることと、作文のパートの対策に電子メールの書き方を勉強するくらいでした。二次試験は4コマ漫画を所定時間(短時間)見て、英語で説明するというもので、英語の知識以外のものは特に必要だとは感じませんでした。
しかし、1級はそうではありません。日本人としての日頃からの努力も問われるように感じます。社会人としてと言ってもいいかもしれません。
これが、単に語彙の数を増やしただけでは通らないところだと思います。準1級に合格して、次は1級だとなった時に、1級の単語を覚えて、1級のテキストを使って対策をとっても、それだけではダメだということです。さらに必要なものとして、上記の6番の背景知識と、7番の哲学力、9番の比較文化的洞察力などがあります。もちろん8番の問題解決力も必要です。
特に、背景知識と哲学力は一次試験の作文や二次試験のスピーチに大きく関わってくるので、1級突破に必要な技能の中で最も身につけるのが大変なところだと思います。一朝一夕にはいきません。
でも、これってネットの世界(特にアフィリエイト)にも言えませんか。
ネット記事作成における背景知識と哲学力と問題解決力
ブログやサイトでオリジナリティーを出さないと、他のサイトとの差別化ができなくて、埋もれてしまうばかりでなく、ペナルティーも受けかねません。アフィリエイト商材を扱うにしても、どこにでも書いてあるような二次情報だけでは他と同じになってしまうので差別化できません。
そこで必要となるのが、背景知識、哲学力、問題解決力などです。でも、これはみんなが持っているとは限りません。ブログやサイトで成功している人たちはこういったところも備わっている可能性が高いと思います。だから成功している人はほんの一握りなのだと思います。もちろん、先行者利益や運もあると思いますが、運だけではやっていけないのは明らかです。
ということは、例えばアフィリエイトのやり方を人から教わっても、肝心な記事が書けなければ無理ではないでしょうか。アフィリエイト塾に通っても、結局はそのあとのアフィリエイトサイトの作成が自分でできるかどうかになります。そこは他力本願でなく自力で切り開かない限り、誰も教えてくれない(教えられない)と思うわけです。一通りやり方をお金を出して学んでも、そのあとに背景知識、哲学力、問題解決力などをもとに自分でサイト運営できないとちょっと難しいのではないでしょうか。まあ、外注すれば済むと言われるかもしれませんが・・・。いつどうなるかわからない状態では、とても不安だと思います。
まとめ
何にしてもあるレベルまでいくと頭打ちになってきて、そこを打開するにはその人の生きてきた軌跡というか、人間としての深みというか、そういったプラスαのものが必要になってくる気がします。
結局、できる人はできるし、できない人はできないのかな〜と思うこの頃(もちろん私は後者です)。だから一部の人たちの一人勝ち状態なのかなと思いますね。
それでは、また。