梅酒の温州みかん割り

梅酒の温州みかん割り

Ume Liquor Tempered with Satsuma Mandarin Orange (Unshu Mikan)

つくりやすさ ★★★★★
おすすめ度 ★★★☆☆

冬になるとみかんがおいしいです。最も代表的な温州みかんは川を剝きやすくて、食べやすくて、甘くて美味しくて、冬には欠かせないみかんです。2014年に漬けた梅酒に大きめの温州みかん1個分の果肉を入れて味わってみました。見た目もきれいですが、味もいけます。皆さんも試してみてはいかがでしょうか。


Ume Liquor Tempered with Unshu Mikan
お手製梅酒に温州みかんを剝いて、中果皮とじょうのう膜を取り除いて入れてみました。見た目にはとてもおいしそうに見えます。


Ume Liquor Tempered with Unshu Mikan
スプーンでグラスの壁や底に押し付けて砂じょう(砂のう)を潰しました。濁りました。潰さない方が見た目にはきれいですが、そのままだと梅酒を生(き)で飲むのと同じです。

ちなみに、お酒を薄めずに飲むのを生(き)で飲むといいますが、皆さんのところでも通じますか?ちょっと気になりました。

温州みかんの生活習慣病の予防

beta-Cryptoxanthin

2016年3月24日のYahoo!ニュースで、「ミカン、糖尿病予防に効果 生活習慣病のリスク抑制」という記事が出ていました。農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)と浜松医科大の研究成果です。β-クリプトキサンチンというカロテノイドの一種がⅡ型糖尿病、脂質代謝異常症、非アルコール性肝機能異常症の発症リスクを低減させる効果があるというものです。β-クリプトキサンチンはみかんの色の成分です。共役二重結合(単結合と二重結合が交互に繰り返している部分)がβ-カロテン(ニンジンの色)のようにけっこう長いので、いわゆるみかんの色になります。400ナノメートル前後の可視光を吸収して橙色(だいだいいろ)に見えます。

温州みかんを3〜4個食べた場合に、食べない人に比べてⅡ型糖尿病、非アルコール性肝機能異常症、脂質代謝異常症の発症リスクがそれぞれ57%, 49%, 34%低くなったということです。

果物は糖分が多いので、食べ過ぎるとあまりよくないと考えがちですが、予防する植物化学成分が含まれているため、適度の摂取はかえって体に良さそうです。果物が好きで、果樹栽培も行っている私にとっては嬉しい研究結果です。でも、食べ過ぎは良くないと思います。何事もバランスが大事です。







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