↑上のアイキャッチ画像は日齢1日の7匹の赤ちゃんスッポンが橋のオーナメントに載っているところです。(2019年9月30日9:10に撮影)
2019年8月13日に親スッポンから取り出された10個の卵が9月29日未明に7匹孵化しました。これら7匹に名前をつけるにしてもそれぞれの個体の特徴を把握しないと判別できません。しかし、甲羅は明るい背景では写真が暗く写るという欠点があります。そこで、暗めの背景にするために青色の鉢の受け皿に赤ちゃんスッポンを入れて撮影してみたところ、甲羅の色合いが少し明るくなるように撮ることができました。
以下に主な写真を示します。なお、写真の順番は卵に付けていた番号とは関係なく、へその緒が何日で消えるか検討した時の番号と一致させています。
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日齢50日の赤ちゃんスッポンの甲羅の特徴(2019年11月19日)
1匹目の赤ちゃんスッポン(名前はチャレンジャー)を上から見た写真。(2019年11月19日8:40撮影)
1匹目の赤ちゃんスッポンを暗い色のカーペットを背景にして撮った写真。1匹目はこれといった特徴がありません。(2019年11月20日8:49撮影)
2匹目の赤ちゃんスッポン(名前はタケちゃん)を上から見た写真。甲羅の頂上付近に黒い点が2個あるのが特徴です。わりとおとなしい赤ちゃんスッポンです。(2019年11月19日8:39撮影)
2匹目の赤ちゃんスッポンを暗い色のカーペットを背景にして撮った写真。ここにいる7匹に限っては甲羅の頂上付近にある黒い点2個だけで判別が可能です。(2019年11月20日8:49撮影)
3匹目の赤ちゃんスッポンを上から見た写真。甲羅の淵のところを少し齧られています。甲羅の頂上付近にある2個の黒い点の右側の1個が大きいのが特徴です。(2019年11月19日8:34撮影)
3匹目の赤ちゃんスッポン(名前はたまちゃん)を暗い色のカーペットを背景にして撮った写真。甲羅の頂上付近に黒い点があり、2匹目より間隔が若干広いのが特徴です。(2019年11月20日8:49撮影)
4匹目の赤ちゃんスッポンを上から見た写真。このスッポンの甲羅は正円に近いです。(2019年11月19日8:33撮影)
4匹目の赤ちゃんスッポン(名前はペンタ)を暗い色のカーペットを背景にして撮った写真。これといった特徴がありませんが、甲羅の右端付近に黒い三角形(◀︎)があり、その下に学術記号の⊂(真部分集合、含む、含まれる)の記号が重なったような柄があります。(2019年11月20日8:49撮影)
5匹目の赤ちゃんスッポン(名前はベランダ)を上から見た写真。あまり模様に特徴がありませんが、あえて挙げるとすれば、甲羅の輪郭付近に学術記号の⊂(真部分集合、含む、含まれる)の記号がたくさん重なったような柄があることです。(2019年11月19日8:36撮影)
5匹目の赤ちゃんスッポンを暗い色のカーペットを背景にして撮った写真。特徴が把握しにくい甲羅の柄です。甲羅の尾根の右側の面の下の方に黒い斑点が垂直に並んでいます。甲羅の上から3分の1ぐらいのところに横線が横断しているのが判別の決め手になるかもしれません。(2019年11月20日8:49撮影)
6匹目の赤ちゃんスッポン(名前は扁平)を上から見た写真。あまり模様がわかりません。(2019年11月19日8:35撮影)
6匹目の赤ちゃんスッポンを暗い色のカーペットを背景にして撮った写真。特徴が把握しにくい甲羅の柄です。あえて挙げるとすれば、甲羅の尾根の右側で尾根に近いところに黒い斑点が2個あります。7匹の中ではいちばんおとなしいです。手のひらの上に載せてもじっとしています。(2019年11月20日8:49撮影)
7匹目の赤ちゃんスッポン(名前は右手)を上から見た写真。(2019年11月19日8:37撮影)
7匹目の赤ちゃんスッポンを暗い色のカーペットを背景にして撮った写真。最も特徴がないと言っても過言ではない甲羅の柄です。他の6匹のスッポンの甲羅と比べると少し凸凹しtれいますが、それは今後太ってくるとわからなくなるので暫定的な決め手にしかなりません。敢えて挙げるとすれば、右前足のところの甲羅に右上と左下の方向を向いた短い線があります。縦に入っているスジが他のスッポンより若干目立っているように見えます。痩せているといえるかもしれません。(2019年11月20日8:49撮影)
結果と考察(2018年11月19日現在)
甲羅の特徴を把握するためにタオルの上で乾いた状態の甲羅の写真を青い受け皿の中で撮りましたが、写真ではあまりはっきり見えません。肉眼で実物を見るともっといろいろはっきりとわかるのですが、写真では写り方が違ってくるので細かいところの判別には限界があることがわかりました。ただ、写真では難しいといっても、観察している本人が実物を見てわかっていればよい問題ではあります。
また、肉眼での観察においても、濡れた状態の甲羅と乾いた状態の甲羅では前者の方が模様が鮮明に見えます。よって、皮膚病の白い箇所を見つけたい時などは水の中にいるスッポンを観察するのがベストです。
用水路で保護した4匹の赤ちゃんスッポンの甲羅の形は丸いですが、卵から孵化した7匹の甲羅の形は楕円形が多いです。これは親スッポンの特徴を受け継いだもので、遺伝によるところが大きいと考えられます。生息地域の違いや、野生だからとか、卵から孵化したからといったことは関係ありません。
日齢56日の7匹の赤ちゃんスッポンの甲長(2018年11月25日現在)
卵から孵化した7匹の赤ちゃんスッポンの57日目の朝の甲長

↑上のアイキャッチ画像は2019年9月29日6:52に撮影した順調に育っていると思われた8個のスッポンの卵うち、7匹の赤ちゃんスッポンが出てきた一方で、1個だけ出てこなかった卵です。No.5としていました。 あまりにもかわいそうな結果になったので、この記事は当初は書くつもりはなかったの...

↑上のアイキャッチ画像は2020年7月8日14:53に撮影したアルビノシナスッポン。2020年2月生まれで2020年6月20日に購入した飼育19日目の赤ちゃんスッポン。購入時は甲長5.1cmで月齢4ヶ月。 下記のリンクにて、なぜか相対パスではアクセスできなくなっています(プラグインのせいかもし...