2019年に保護した赤ちゃんスッポン4匹の特徴(現在生きている4匹)

↑上のアイキャッチ画像は5匹の用水路で保護した赤ちゃんスッポンのうち、生きている4匹からいちばん大きい1匹を除いた3匹がタオルの上で寄り添っているところを撮影したものです。(2019年11月13日8:53に撮影)

2019年8月21日に用水路で保護した1匹目の赤ちゃんスッポンは10月2日に動物病院に連れて行って10月11日にもう一度診てもらって注射も打ってもらって様子を見たのですが、10月13日夕方に残念なことになってしまいました。そのあと、9月3日、10月16日、10月17日、11月12日に1匹ずつ、合計4匹を保護しました。このように2019年に保護した赤ちゃんスッポンは本来5匹なのですが、現在生きているのは4匹です。それらはそのまま2匹目、3匹目、4匹目、5匹目として取り扱います。

用水路で保護した4匹の赤ちゃんスッポンの甲羅(2019年11月19日)

赤ちゃんスッポンの甲羅
9月3日に保護した2匹目の赤ちゃんスッポンの甲羅。今日現在で日齢76日プラス1週間以内ぐらいです。現在の甲長は約3.8cm。個体判別は甲羅が現在いちばん大きいことと、尾根の部分に眉毛のような2個の斑点があることで総合的に判断します。(2019年11月19日9:30撮影)

赤ちゃんスッポンの甲羅
10月16日に保護した3匹目の赤ちゃんスッポンの甲羅。現在の甲長は約3.3cm。判別の決め手は甲羅の尾根の部分に人間の眉毛のような2個の斑点があることです。(2019年11月19日9:31撮影)

赤ちゃんスッポンの甲羅
10月17日に保護した4匹目の赤ちゃんスッポンの甲羅。現在の甲長は約3.3cm。判別の決め手は甲羅の尾根の部分に上記2匹は人間の眉毛のような2個の斑点がありましたが、この3匹目は1個しかないことです。(2019年11月19日9:33撮影)

赤ちゃんスッポンの甲羅
11月12日に保護した5匹目の赤ちゃんスッポンの甲羅。現在の甲長は約3.0cm。個体判別は甲羅が現在いちばん小さいことと、尾根の部分に上記の3匹のような斑点がなく、尾根の左右両側に斑点が1個ずつ少し離れて存在することで行います。見ようによってはオスのライオンの顔に見えます。(2019年11月19日9:35撮影)

用水路で保護した4匹の赤ちゃんスッポンのお腹(2019年11月19日)

上の4匹の赤ちゃんスッポンの甲羅の写真と同じ順番で以下にお腹の写真を示します。

赤ちゃんスッポンのお腹
9月3日に保護した2匹目の赤ちゃんスッポンのお腹。捕獲時にへその緒があったので、今日現在で日齢76日プラス1週間以内ぐらいです。(2019年11月19日9:30撮影)

赤ちゃんスッポンのお腹
10月16日に保護した3匹目の赤ちゃんスッポンのお腹。捕獲時にへその緒はすでにありませんでした。(2019年11月19日9:31撮影)

赤ちゃんスッポンのお腹
10月17日に保護した4匹目の赤ちゃんスッポンのお腹。捕獲時にへその緒はすでにありませんでした。(2019年11月19日9:34撮影)

赤ちゃんスッポンのお腹
11月12日に保護した5匹目の赤ちゃんスッポンのお腹。捕獲時にへその緒はすでにありませんでした。(2019年11月19日9:35撮影)

結果と考察(2018年11月19日現在)

2019年10月16日、10月17日、11月12日に捕獲した2019年の3匹目、4匹目、5匹目に相当する3匹の赤ちゃんスッポンは同じ親から産み落とされた卵から孵ったものと思われます。用水路の同じ場所で保護したのがその理由ですが、2つ目の根拠として実際に甲羅の大きさ、形、柄、色合いなどの身体的特徴も酷似しているということが挙げられるからです。その用水路(厳密に言うと住宅地の側溝)は小さくて、稲作も終わったここ2ヶ月は水もなくなってきているので、魚やスッポンなどの生き物は濃縮されている状態です。そのような場所ではスッポンがいればすぐにわかります。そこでこれら3匹が異なる親から生まれたものだとすると、他にも孵化した赤ちゃんスッポンが多数いるはずだからです。一般に親スッポンの1回の産卵で最低でも10個は産みますし、多い場合は数十個産むらしいです。そこから赤ちゃんスッポンが孵化するとけっこうな数になります。しかし、実際にはこの小さな用水路にはそのようなたくさんの赤ちゃんスッポンはいませんでした。

2匹目の赤ちゃんスッポンが4匹の中では最も私に馴れているといえます。残りの3匹(3匹目、4匹目、5匹目)はエサをピンセットで与えても直接食べたことはほとんどありません。私の勘では捕獲時にへその緒があった2匹目は生まれて間もない時期だったので、私に懐いたのだと思います。3匹目、4匹目、5匹目は捕獲時にすでにへその緒がなかったので1ヶ月以上自然の厳しさの中で生き抜いてきた分、警戒心が強いのだと思います。これはあくまでもこれまで飼ってきた経験に基づく私の勘です。2019年8月21日に保護した1匹目も捕獲時にへその緒がありましたが、これまで捕獲してきて飼った中では1, 2位を争うほど懐いていました。一方、卵から孵化した7匹の赤ちゃんスッポンはとても懐いていて、とてもかわいいです。最初が肝心なのかもしれません。

2019年10月16日に保護した同年3匹目の赤ちゃんスッポンが7ヶ月で息を引き取った(2020年5月9日深夜〜10日2時の間)

2020年5月9日の朝にひどい皮膚病が現れているのに気づきました。呼吸も苦しそうでした。感染症の肺炎のようでした。すぐに動物病院に連れていきました。注射を打ってもらいました。しかし、容体は悪化していき、同日の深夜にはかなり苦しそうでした。それでも様子を見るしかなく、私は23時過ぎに就寝しました。翌日5月10日の午前2時頃気になって起きて見てみたところ、水槽の中でひっくり返っていました。手足と頭を引っ込めた自然な形で死後硬直していました。日付が変わる頃か、変わってから間もなく力尽きたと思われます。もっと早く症状に気づいて前のスッポンの時に処方してもらった抗生物質を経口投与してやればよかったと後悔しました。注射という選択は間違っていたと後悔しました。なぜならばあとで聞いたのですがその注射が効果が現れるのは3日後ぐらいからだったらしいです。それをあらかじめわかっていたら、そんな選択はしませんでした。助けられた命と思ってとても後悔しました。結局、2019年10月16日に保護した同年3匹目の赤ちゃんスッポンは7ヶ月で短い一生を終えてしまいました。せめて苦しまずに逝ければよかったのですが、注射の後から容体がどんどん悪化していったのでかわいそうなことをしました。亡き骸は2019年10月16日に保護した場所の上の公園の片隅に穴を掘ってタオルにくるんだまま埋葬しました。7ヶ月前にポツンといた場所と埋葬場所は直線距離で2メートル未満です。このシリーズの赤ちゃんスッポンは残り3匹になりました。







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